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学習目標(到達目標) |
株式・債券の価格評価の分析の理論を学びます。また, 金融データ分析で利用される統計・計量分析手法を学びます。特に, 統計学や計量経済学で学んだ計量分析手法がどのように金融分析に応用されるか理解できることを目標としています。
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授業概要(教育目的) |
基本的な株式・債券の分析手法の考え方,ポートフォリオ選択や資本資産価格モデル(CAPM)について詳しく解説していきます。問題演習を広く取り入れ、問題を解くことにより, より深く理解できるよう授業を進めていきます。
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 金融工学の羅針盤 | 金融工学では何を学ぶのかを説明する。これまで履修してきた科目や数学・統計学の問題を解くなどの簡単なアンケート調査を行ないます。 | 第2回 | 株式入門 | 株式の基本的な事項に関して解説を行なう。 | 第3回 | 債券入門 | 債券の基本的な事項に関して解説を行なう。 | 第4回 | 現在価値と利子率 | 単利・複利の計算方法, 割引現在価値に関して解説を行なう。 | 第5回 | 株価の評価法 | 配当割引モデルを中心に解説を行なう。 | 第6回 | 債券価格の評価法 | 債券価格の分析を中心に解説を行なう。 | 第7回 | DVD視聴(1) | 金融工学の理解を深めるために, 関連DVDを視聴します。 | 第8回 | リスクと収益率 | リスクとリターンの概念・分析方法に関して解説を行なう。 | 第9回 | 確率変数と確率分布 | 確率変数と確率分布に関して復習を行なう。また, 金融分析に対してどのように確率の概念を応用するのかを解説する。 | 第10回 | 統計学の復習(1)<平均と分散> | 平均・期待値・標準偏差・分散に関して復習を行なう。また, 金融データ分析への応用に関して解説を行なう。 | 第11回 | 統計学の復習(2)<共分散と相関係数> | 共分散と相関係数に関して復習を行なう。また, 金融データ分析への応用に関して解説を行なう。 | 第12回 | 統計学の復習(3)<正規分布とt分布> | 正規分布とt分布, 歪度と尖度に関して復習を行なう。また, 金融データ分析への応用に関して解説を行なう。 | 第13回 | 問題演習 | 問題演習を行なう。 | 第14回 | 第1回小テスト | 前期の講義内容に関する小テストを行います。教科書・ノート・計算機の持ち込みは可とする。 | 第15回 | 前期のまとめ | これまでの要点のまとめ。 | 第16回 | ポートフォリオ理論(1) | 2資産のリスク資産に関するポートフォリオ分析に関して解説を行なう。 | 第17回 | ポートフォリオ理論(2) | 2資産のリスク資産に関するポートフォリオ分析に関して解説を行なう。 | 第18回 | ポートフォリオ理論(3) | 3資産以上のリスク資産についてのポートフォリオ分析に関して解説を行なう。また, 効率的ポートフォリオに関して解説を行なう | 第19回 | ポートフォリオ理論(4) | 無リスク資産を含めた場合のポートフォリオ分析に関して解説を行なう。また, 分離定理に関して解説を行なう。 | 第20回 | ポートフォリオ理論(5) | ポートフォリオ理論のまとめを行なう。 | 第21回 | DVD視聴(2) | 金融工学の理解を深めるために, 関連DVDを視聴します。
| 第22回 | 統計学の復習(4)<推定と検定>
| 推定と検定に関して復習を行なう。また, 金融データ分析への応用に関して解説を行なう。 | 第23回 | 統計学の復習(5)<最小2乗法>
| 最小2乗法(単回帰分析)関して復習を行なう。また, 金融データ分析への応用に関して解説を行なう。 | 第24回 | CAPM | CAPMに関して解説を行なう。 | 第25回 | マーケット・モデル(1) | マーケット・モデルに関して解説を行なう。 | 第26回 | マーケット・モデル(2) | マーケット・モデルに関して解説を行なう。 | 第27回 | 問題演習 | 問題演習を行なう。 | 第28回 | 第2回小テスト | 後期の講義内容に関する小テストを行います。教科書・ノート・計算機の持ち込みは可とする。 | 第29回 | 後期のまとめ | これまでの要点のまとめ。 | 第30回 | 学年末試験(B試験) | 前期・後期の講義内容に関して, 学年末試験を行なう。教科書・ノートの持ち込みは不可とする。計算機の持ち込みは可とする。 |
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授業形式 |
講義形式で行ないます。板書しながら講義を進めていきます。問題演習を適宜行っていきます。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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30% |
20% |
20% |
30% |
0% |
100% |
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評価の特記事項 |
小テストは必ず受け,課題レポートは必ず提出すること。レポート・小テストは前期一回, 後期一回行う予定です。出席は, 講義内容のまとめなど書いて頂きます。 |
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テキスト |
久保田敬一『よくわかるファイナンス』, 東洋経済新報社,3024円. |
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参考文献 |
木島正明・他『ファイナンス理論入門: 金融工学へのプロローグ』朝倉書店, 3132円.
加納悟・浅子和美・竹内明香『入門 経済のための統計学』(第3版)日本評論社, 3672円.
三井秀俊『ARCH型モデルによる金融資産分析』税務経理教会, 4320円.
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オフィスアワー(授業相談) |
火曜日17:00-19:00 事前にメールでアポイントを取ること。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
予習・復習を必ずすること。授業中のノートの取り方など工夫して下さい。授業中に配布する資料などは、きちんと整理して下さい。また,問題演習は独力で解けなくても,自分で考える努力を怠らないようにして下さい。できる限りテキストだけでなく参考文献にも目を通すようにして下さい. |
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