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学習目標(到達目標) |
・金融取引の意義を理解する。
・金融取引の基礎概念を理解する。
・金融システムの仕組みと役割を理解する。
・金融取引で犯しがちな失敗の原因と対処法を理解する。
・金融危機の仕組みを理解する。
・金融との賢いつきあい方を理解する。 |
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授業概要(教育目的) |
金融リテラシーの重要性が叫ばれている。
産業革命以降の資本主義経済の発展は金融によって支えられたと言っても過言ではない。金融には社会を豊かにする力がある。しかし、金融に関する知識がなければ、その力を十分に活用することはできない。一方、借金地獄や金融危機など金融に対するマイナスのイメージが社会に蔓延しているのも事実である。こうしたマイナスのイメージの原因となっている金融取引での失敗と金融市場の混乱の原因を科学的に解明し、失敗をせず、混乱から身を守る方法学ぶことも重要な金融リテラシーである。金融の正しい知識を持ち、賢く金融とつきあう方法を学ぶ。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | イントロダクション | 講義概要、特にLTD話し合い学習法の進め方について説明します。 | 第2回 | Dialogueの方法について
| 話し合い学習法での対話の仕方について学びます | 第3回 | 第1章 金融取引とは何か?
| 金融取引の基本的な仕組みを学びます | 第4回 | 第2章 資本と投資
| 金融取引の裏側にある資本と投資について学びます | 第5回 | 第3章 投資の収益率と利子率
| 投資とその収益率について学びます | 第6回 | 第4章 金融取引が生み出す利益 前半 第1・2節
| 金融取引によってどのようにして社会が豊かになるのか。そのメカニズムを学びます。 | 第7回 | 第4章 金融取引が生み出す利益 後半 第3・4節
| 金融取引の裏側で起こっている経済活動についても考えます。 | 第8回 | ショートストーリー1 社会を豊かにしてきた金融取引 - 5つの事例
| 歴史的な事例から金融取引の役割を考えます。 | 第9回 | 第5章 2つの金融システム
| 2種類の金融取引の基本的な違いについて学びます。 | 第10回 | 第6章 金融取引の阻害要因:もしも金融システムがなかったら | 金融システムの役割を理解するために、金融システムのない社会を考えます。 | 第11回 | 第7章 銀行システムの役割 前半 第1節
| 銀行システムの仕組みと役割を深く理解します。 | 第12回 | 第7章 銀行システムの役割 後半 第2節
| 銀行システムの仕組みと役割をさらに深く理解します。 | 第13回 | 第8章 市場システムの役割 前半 p.141の(3)の前まで
| 市場システムの仕組みと役割を理解します。 | 第14回 | 第8章 市場システムの役割 後半 p.141の(3)から最後まで | 市場システムの役割をさらに深く理解します。 | 第15回 | 授業の振り返り | 授業全体で学んだことを振り返ります。 |
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授業形式 |
重要:この講義は学生参加型の協同学習の形態で行われます。授業前に予習した内容に関してノートを作成(要提出)し、そのノートに基づいて5人グループで話し合います(グループ分けは教員が行います)。このため予習と出席、ディスカッションへの積極的な参加ができない学生は単位の修得が困難となります。履修の判断の際は留意してください。座席もグループごとに指定します。
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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0% |
80% |
20% |
0% |
0% |
100% |
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評価の特記事項 |
レポートとは予習ノートのことを指す。
資料の誤字脱字の指摘や建設的なコメントにはボーナス得点を与えることがある。講義態度が悪い場合は減点することがある。 |
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テキスト |
川西 諭, 山崎 福寿著『金融のエッセンス』有斐閣,1900円. |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
授業外学習を前提とした反転授業です。
また教員が指定したグループでのグループディスカッションを行います。
そのことを理解した上で履修をしてください。
初回の授業で詳しく説明します。 |
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授業用URL |
http://pweb.cc.sophia.ac.jp/kawanishi/financialsystem.html |