講義名 教育実践指導 ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 金5
単位数 1

担当教員
氏名
根村 直美

学習目標(到達目標) 1.教科に関する科目などを通じて得た知識,また,得つつある知識を「中学校・公民」の教育目標のもとで理解し直し,位置づけ直すことができる。
2.「中学校・公民」の教育目標に示された人間観・社会観に立脚した授業とはいかなるものなのかを理解し,その理解に基づく授業ができる。
授業概要(教育目的) 本授業では,「中学校・公民」の教育目標の深い理解と,その目標に基づいた授業のあり方の探究を目的とする。具体的には,「中学校・公民」の教育目標を実現するためにはどのような授業を行えばよいのかを,学習指導案の作成と模擬授業の実施,および,履修者間の議論を通じて探ってもらう。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス-授業のねらいと進め方,および,「中学校・公民」のカリキュラムの概要

本授業のねらいと進め方について説明する。また,「中学校・公民」のカリキュラムを概観し,模擬授業の担当分野と日程を履修者間の話合いにより決定する。
【準備学習】
社会科・公民科教育法において学習した内容をよく復習しておくこと。また,関連の教科に関する科目の学習内容もよく復習しておくこと。
第2回中学校・公民科の教育目標,および,教育実習生の授業例
    
「中学校・公民」の教育目標と内容を学習指導要領を用いつつ説明する。また,教育実習生の授業例を見て,授業のあり方について具体的に検討してもらう。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』の内容の全体的構成を予め学習しておくこと。
第3回学習指導案作成の仕方
学習指導案の形式を説明し,その後,実際に指導案作成に取り組んでもらう。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じて,自身の担当分野について十分に学習しておくこと。
第4回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第5回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第6回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標等を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第7回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「中学校・公民』の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第8回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第9回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第10回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等に【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。ついて検討を行う。
第11回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が『中学校・公民』の教育目標,そして,単元の目標等を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書「新しい社会 公民」等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第12回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について検討を行う。
【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。
第13回履修者による模擬授業の実施とその検討決定された日程にしたがって履修者に模擬授業を実施してもらう。実施後,履修者全体で,その授業が「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について【準備学習】
教科書『新しい社会 公民』等を通じ,模擬授業において取り扱われる分野について十分に学習しておくこと。検討を行う。
第14回理解度の確認ここまでの学習内容に関する要点の確認を行う。
第15回まとめ学習内容のまとめ。
授業形式 「中学校・公民」の教育目標などの説明後,各履修者に,他の履修者を生徒に見立て模擬授業を行ってもらう。また,模擬授業の実施後は,履修者全体で,その授業が「中学校・公民」の教育目標,そして,単元の目標を実現するものであったか等について検討を行う。 なお,各回の内容は,履修者数・進行状況によって変更・調整を行うものとする。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 30% 0% 50% 20% 100%
評価の特記事項 「レポート」は学習指導案等の提出物,「講義態度」は模擬授業の実施状況・出席の状況等、「その他」は最終課題等に該当。それらを総合して評価を行う。ただし,履修者数やその状況により変更・調整を行う。
テキスト 『新編 新しい社会 公民』東京書籍,1000円+税.
『新しい公民』浜島書店,680円+税.
文部科学省『中学校学習指導要領 解説 社会編』日本文教出版,175円+税.
参考文献 適宜,指示する。
オフィスアワー(授業相談) 水曜日11:10-12:40の間に8号館研究室にて対応する。
事前に(授業終了時)アポイントを取り,指定の時間に8号館研究室に来ること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 1.履修者による模擬授業,および,討論が中心となるため,無断欠席や無断の遅刻は厳禁とする。無断欠席が2回になった場合にはその時点で不可とし、その後の受講を認めない。30分を超える無断の遅刻が4回になった場合も同様の措置を取る。また,3/2以上の出席がない場合にも不可とする。
2.この授業では,「中学校・公民」の教師が身につけるべき考え方を培おうとする真摯な努力を求める。そうした努力が足りないと判断される場合には厳しく対処する。
3.社会問題に対して平素より強い関心をもってもらいたい。