講義名 経済思想史Ⅱ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 水2
単位数 2

担当教員
氏名
齋藤 宏之

学習目標(到達目標)  「経済思想史Ⅰ」の研究内容を踏まえ,定評のあるテキストであるスタンリー・L・ブルー(Stanley L. Brue)の著『経済思想の進化』(The Evolution of Economic Thought)のなかで取り上げられたジョン・M・ケインズ(John Maynard Keynes),ソースタイン・B・ヴェブレン(Thorstein Bunde Veblen)に関する所説を輪読していくことによって,経済学の考え方を学び,その多様性を習得することができます。
授業概要(教育目的)  論理の整合性の完全化の要因,歴史的要因,および知性史の要因を考慮に入れて,ジョン・M・ケインズとソースタイン・B・ヴェブレンの経済思想を考察し,それぞれの経済学の考え方が,現代経済学に対していかなる意義を有するか解明します。
授業計画表
 
項目内容
第1回経済思想史とは講義計画
経済思想史の研究方法,経済思想史を学ぶ意味
【準備学習】
テキストの1~11ページをあらかじめ読んでおいてください。
第2回ジョン・M・ケインズ(1)生涯と業績
【準備学習】
テキストの446~467ページをあらかじめ読んでおいてください。
第3回ジョン・M・ケインズ(2)古典派とケインズ
【準備学習】
テキストの446~467ページをあらかじめ読んでおいてください。
第4回ジョン・M・ケインズ(3)有効需要の原理
【準備学習】
テキストの446~467ページをあらかじめ読んでおいてください。
第5回ジョン・M・ケインズ(4)乗数理論
【準備学習】
テキストの446~467ページをあらかじめ読んでおいてください。
第6回ジョン・M・ケインズ(5)利子率と資本の限界効率
【準備学習】
テキストの446~467ページをあらかじめ読んでおいてください。
第7回ジョン・M・ケインズ(6)ケインズ経済学の意義
【準備学習】
テキストの446~467ページをあらかじめ読んでおいてください。
第8回ソースタイン・ヴェブレン(1)新古典派経済学批判
【準備学習】
テキストの392~409ページをあらかじめ読んでおいてください。
第9回ソースタイン・ヴェブレン(2)制度論
【準備学習】
テキストの392~409ページをあらかじめ読んでおいてください。
第10回ソースタイン・ヴェブレン(3)過程の概念
【準備学習】
テキストの392~409ページをあらかじめ読んでおいてください。
第11回ソースタイン・ヴェブレン(4)社会心理学
【準備学習】
テキストの392~409ページをあらかじめ読んでおいてください。
第12回ソースタイン・ヴェブレン(5)進化論的経済学
【準備学習】
テキストの392~409ページをあらかじめ読んでおいてください。
第13回ソースタイン・ヴェブレン(6)資本と営利企業
【準備学習】
テキストの392~409ページをあらかじめ読んでおいてください。
第14回ソースタイン・ヴェブレン(7)ヴェブレンの制度経済学の意義
【準備学習】
テキストの392~409ページをあらかじめ読んでおいてください。
第15回まとめまとめ
授業形式 ゼミナール形式で行い,適宜提出されたレポートの添削指導をします。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 50% 0% 50% 0% 100%
テキスト Stanley L. Brue, The Evolution of Economic Thought (Fort Worth: The Dryden Press, 2000).
参考文献 Henry William Spiegel, The Growth of Economic Thought (Durham: Duke University Press, 1991).
オフィスアワー(授業相談) 毎週火曜日2時限後,20分間は本館2階講師室にいます。事前連絡をしてから指定された時間に講師室に来てください。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ  学部レベルの「経済思想史」ならびに「経済学史」はいうに及ばず,さらに「経済史」や「理論経済学」の基本的な知識を持ち合わせていることが望まれます。一定程度の英語の読解力を有していることも必要です。経済思想に強い関心をもって,積極的かつ自主的に講義に参加してください。