回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 租税法通則(1) | 憲法と租税法、租税法と他の法規との関係及び租税法の法源という視点から日本の法体系における租税法の具体的な位置付けを明らかにし、それをもって租税法解釈の基礎とする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第2回 | 租税法通則(2) | 期限、書類の提出、年齢・利率の計算、端数処理、納税管理人などといった実務上不可欠な各税共通的な事項についてこれらの事項の内容及び基本的な考え方を確認する。
【学習準備】
あらかじめ配付した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと |
第3回 | 租税債権の確定手続(1) | 私人による公法行為といわれる納税申告―納税申告書の提出ーの法律要件・法律効果を確認し、現行制度における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第4回 | 租税債権の確定手続(2) | 申告行為についての通則的な国税通則法の規定と所得税法等の各個別税法に定める申告行為(青色申告制度を含む。)に関する規定との関係・構造を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第5回 | 租税債権の確定手続(3) | 税務署長のする租税債権確定手続である更正、決定及び賦課決定といった各処分の税目共通的な事項につき処分要件及びその法律効果を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配付した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第6回 | 租税債権の確定手続(4) | 税務署長のする租税債権確定手続に関する所得税法等の各税法に規定する更正・決定の処分要件及びその法律効果を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第7回 | 租税債権の確定手続(5) | 同族会社の行為計算否認、税務職員の質問検査権、税務職員の守秘義務、更正の請求、加算税などといった租税債権確定手続に関連する租税法特有の制度を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第8回 | 租税の納付及び還付(1) | 租税納付について、納付手段及び納期限等の意義並びに税務署長のする処分である納税の告知及び督促等の意義並びにこれらの処分要件や法律効果を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第9回 | 租税の納付及び還付(2) | 納税の緩和措置としての納税の猶予、延納及び物納制度の意義とその手続要件及び法律効果を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第10回 | 租税の納付及び還付(3) | 納付に係る附帯税(延滞税、利子税及び不納付加算税)及び過怠税が課される要件を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配付した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第11回 | 租税の納付及び還付(4) | 納税者が債権者となる還付金、過誤納金及び還付加算金につきその手続要件及び法律効果を確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を読んでおくこと。 |
第12回 | 租税事件における不服申立制度 | 租税事件についての不服申立は例外を除き行政不服審査法ではなく、国税通則法の管轄になることから、国税通則法における不服申立制度の基本的な枠組みを行政不服審査法との相違を踏まえつつ確認し、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第13回 | 租税事件における訴訟制度 | 租税事件の訴訟は若干の規定が国税通則法に置かれているにすぎず基本的には行政事件訴訟法の管轄になるが、租税事件の特殊性もあることから、行政事件訴訟法の基本的な枠組みを理解しながら租税事件の特殊性を確認しつつ、現状における問題点を明らかにする。
【学習準備】
あらかじめ配布した講義資料の該当箇所を事前に読んでおくこと。 |
第14回 | 判例研究(1) | 連帯納付責任、更正の請求、加算税、詐害行為取消など国税通則法の規定についての裁判例を紹介し、取上げた裁判例を基に国税通則法の理解を一層深め、同法の規定を解釈する力を付ける。具体的にどの裁判例を取上げるかは講義の理解度を踏まえ決めることとする。
【学習準備】
事前に裁判例を配布するので、事件の概要及び関係法令の下調べをしておくこと。 |
第15回 | 判例研究(2) | 前回に同じ。 |