講義名 中国経済論Ⅱ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 土2
単位数 2

担当教員
氏名
小島 淑男

学習目標(到達目標) 改革開放から現在までの中国経済,とくに民営経済について学習する。
授業概要(教育目的) 改革開放後の中国経済を,対外開放による外資の導入と対外貿易の拡大,経済体制の改革としての国有企業の経営改革と個人経営・私営企業の容認,なかんずく私営企業の発展と民間資本の役割について学習する。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス国有企業の改革と民営企業の発展を中心に授業を行うことを説明する
第2回改革開放の開始改革開放はどのようにはじまったか
第3回対外開放の意義外資企業のさまざまな形での協力企業および合弁企業の誕生
第4回民間企業の誕生と成長個人経営企業の増大と私営企業の誕生
第5回天安門事件の発生経済成長にともなう民主化要求の高まり(1989年)
第6回鄧小平の南巡講和改革開放の大胆な推進を呼びかける-経済成長の再起動,社会主義市場経済
第7回証券取引所の創設広州・上海に相次いで証券取引所創設-民間資本の吸収
第8回民生銀行の創立民間資本85%の「民営銀行」誕生と成長-中小企業の育成をめざす
第9回純粋民営銀行の夢5大民営銀行創設プランの提起と挫折
第10回金融機関への外資の導入中国の各種金融機関への外資の参入を承認
第11回金融機関への国内民間資本の参加中国の各種金融機関への民間資本の参加と増大
第12回ソウシャルビジネス村鎮銀行と小額貸款公司の創設と増大
第13回民営企業の現状拡大し続ける民営企業と富裕層の増大-貧富の拡大
第14回理解度の確認要点のまとめ
第15回まとめまとめ
授業形式 講義の質疑・討論を通じて理解を深める
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 60% 0% 40% 0% 100%
評価の特記事項 授業中の受講態度を重視する
テキスト 授業時に指示する
参考文献 柴田聰 長谷川貴弘『中国共産党の経済政策』
日本経済新聞社3200円 2012年12月

津上俊哉『中国台頭の終焉』日経プレミアシリーズ 2013年1月
オフィスアワー(授業相談) 講師室または空いている大学院専用の教室で行う
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 普段から中国経済に強い関心を持つようにしてください