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学習目標(到達目標) |
環境経済論の多様な方法論のうち、「持続可能な発展」の概念と理論に焦点をあてる。特に、「持続可能性指標」や「グリーンGDP」などのマクロ的なデータによる「持続可能な発展」に関する理解を得る。指定されたテキストの輪読に加え、受講者自身による問題設定による具体的な指標の検討という課題を課す。これにより、現実のデータによる問題の把握や実証研究の基礎的な準備を行うことができる。 |
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授業概要(教育目的) |
前半は、「持続可能な発展」に関するテキスト(英文)を使用し、受講生が事前にテキストの各節のレジメを作成、輪読しながら学習するという形で進める。テキストで扱う分野は、1. Classical GDP issues、2. Quality of Life、3. Sustainable Development and Environmentである。後半はこれらをもとに、各自が日本あるいは他国における「持続可能性指標」、「グリーンGDP」、「人間開発指数(HDI)」などを取り上げ、それをもとに、持続可能な発展と指標のあり方・課題について学ぶ。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス | テキストの紹介、受講者の経済学および環境問題の知識の確認 | 第2回 | テキスト輪読と解説① | 1. Classical GDP issues① | 第3回 | テキスト輪読と解説② | 1. Classical GDP issues② | 第4回 | テキスト輪読と解説③ | 2. Quality of Life① | 第5回 | テキスト輪読と解説④ | 2. Quality of Life② | 第6回 | テキスト輪読と解説⑤ | 2. Quality of Life③ | 第7回 | テキスト輪読と解説⑥ | 3. Sustainable Development and Environment① | 第8回 | テキスト輪読と解説⑦ | 3. Sustainable Development and Environment② | 第9回 | テキスト輪読と解説⑧ | 3. Sustainable Development and Environment③ | 第10回 | 受講生による課題発表と討議① | 受講生による課題発表と討議 | 第11回 | 受講生による課題発表と討議② | 受講生による課題発表と討議 | 第12回 | 受講生による課題発表と討議③ | 受講生による課題発表と討議 | 第13回 | 受講生による課題発表と討議④ | 受講生による課題発表と討議 | 第14回 | 受講生による課題発表と討議⑤ | 受講生による課題発表と討議 | 第15回 | 授業のまとめ | 後期のまとめ |
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授業形式 |
前半は、指定されたテキストを使用し、受講生が事前にテキストをもとにレジメを作成し、輪読しながら学習するという形で進める。
後半は、テキストで学んだトピックスをもとに、各自でテーマを決め、データ等を用いた実証レポートの発表と討議を行う。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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0% |
0% |
0% |
20% |
80% |
100% |
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評価の特記事項 |
出席点、その他(レジメおよび発表、授業時の発言)にて評価する |
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テキスト |
Stiglitz,Sen, and Fitoussi(2010),Mismeasuring Our Lives - Why GDP Doesn't Add Up, The New Press |
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参考文献 |
Daly(1996), Beyond Growth - The Economics of Sustainable Development
Jackson(1998), Prosperity without Growth -Economics for a Finite Planet
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オフィスアワー(授業相談) |
月曜6限(必ず事前予約のこと) |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
前半は、テキストを読んで内容をある程度理解し、事前にレジメを作成することが求められる。その際には、理解を助けるために、指定の英文テキストの他に参考文献に挙げられたテキストも参照すること。
後半は、テキストで学んだトピックスをもとに、各自がデータ分析などの発表レジメを用意することが求められる。授業時にはそれをもとに質疑応答・討議をするので、発言すること。
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