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学習目標(到達目標) |
-経営学の基礎を英語文献(入門的な教科書)を通じて理解し、体系・理論的に説明できる。
-入門的な英語教科書の参考文献をベースに自分で先行研究レビューができる。
-先行研究レビューを整理して、発表ができる。
-国際学会発表(英語)ができる。
-グローバリゼーションに対応できる「自主創造型研究者」になるためのスキルを身につける。 |
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授業概要(教育目的) |
本講義では、世界中の大学のマネジメント科目で教科書として使われているアメリカの教科書を使用して、マネジメントの4つの基本機能(「基礎経営学I」には「計画する」と「組織する」、そして「基礎経営学II」には「リーダーシップを発揮する」、「コントロールする」)を紹介しながら、各院生が興味のあるテーマ(できるだけ修士論文の関係のある)を選んで、先行研究レビューを行って、いつでも簡単な発表(「ミニ発表」と呼ぶ)する。他の院生とのディスカッションしながら、次回の発表の改善のためのフィードバックをもらう。そして、そいう「ミニ発表」を土台にして、期末には充実性と完成度の高い「期末発表」(英語)をする。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | オリエンテーション
Orientation | - 教員の自己紹介。
- 学習目的と授業概要。
- 教育方法と授業の流れの説明。
- 評価方法と採点の説明。
- テキストと参考文献の紹介。 | 第2回 | 「基礎経営学I」の概要 | 「基礎経営学I」(前期)内容の復習:
- イントロダクション
- 計画する
- 組織する | 第3回 | 個人行動
Individual Behavior | - 組織行動(OB)
- 態度を構成する3つの要素:認識、感情、行動
- 性格:MBTIとビッグファイブ・モデル
- 認識と帰属理論
- 学習理論 | 第4回 | グループとチーム
Groups & Work Teams | - グループとグループの発展過程
- グループ行動
- グループ有効性:背景、構成、業務設計、仕事の取り組み方 | 第5回 | モチベーション
Motivation | - 初期の理論:マズロー、マグレガー、ハーズバーグ、マクレランド
- 現代の理論:目標設定理論、職務特性モデル、衡平理論、期待理論 | 第6回 | ラップアップとディスカッション | パート4「リーダーシップを発揮する」前半の復習:
- 個人行動
- グループとチーム
- モチベーション | 第7回 | リーダーシップと信頼
Leadership & Trust | - リーダーとリーダーシップ
- 初期の理論:リーダーシップ特性理論、リーダーシップの行動理論
- リーダーシップの条件適応理論 | 第8回 | マネジメント・コミュニケーションと情報
Communication & Information | - マネジャーにとって効果的なコミュニケーションとは
- テクノロジーがマネジメント・コミュニケーションに与える影響
- コミュニケーションの現代的課題 | 第9回 | ラップアップとディスカッション | パート4「リーダーシップを発揮する」後半の復習:
- リーダーシップと信頼
- マネジメント・コミュニケーションと情報 | 第10回 | コントロール
Control | - コントロールノ本質と重要性
- マネジャーによるコントロールがもたらすもの
- マネジャーは何をコントロールすべきか
- コントロールの現代的課題 | 第11回 | オペレーション・マネジメント
Operations Management | - なぜオペレーション・マネジメントは組織にとって重要なのか
- バリューチェーン・マネジメントの特性と目的
- バリューチェーン・マネジメントの手法
- オペレーション・マネジメントの現代的課題 | 第12回 | ラップアップとディスカッション | パート5「コントロールする」の復習:
- コントロール
- オペレーション・マネジメント | 第13回 | プレ発表とフィードバック | 次の週の「本番」発表のリハーサル。
発表に基づいてのディスカッション。
教員と他の院生からのフィードバック(改善のため)。 | 第14回 | 期末発表 | 学生による発表(個人)。
Q&A 。 | 第15回 | まとめ | まとめ |
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授業形式 |
講義の構造:『Fundamentals of Management』という英語の定番の教科書をベースにする。
院生が「自主創造型研究者」として先行研究(テキストの参考文献から)のレビューを基に関心のあるテーマについて発表する。
発表は2つの種類がある:
-いつでも(毎週)できる簡単な、短い「ミニ発表」(英語又は日本語)
-充実性と完成度の高い「期末発表」(英語)
どちらにしても、(国際)学会発表の練習となる。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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0% |
40% |
0% |
20% |
40% |
100% |
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評価の特記事項 |
40%:期末発表(内容と形)
40%:ディスカッションへの参加度と「ミニ発表」
20%:出席と講義態度 |
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テキスト |
Robbins, De Cenzo, Coulter
Fundamentals of Management
Prentice Hall
30,000円. |
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参考文献 |
スティーブン P. ロビンス , デービッド A. ディチェンゾ, メアリー・コールター , 髙木 晴夫 (翻訳)
『マネジメント入門 ― グローバル経営のための理論と実践』
ダイヤモンド社 2014年7月
ISBN-13: 978-4478028162
3,000円. |
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オフィスアワー(授業相談) |
講義後又はメールで予約。
授業初回にメール・アドレスを紹介する。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
- 英語が読める院生(文献を読むため)
- 英語で話せる院生(発表をするため)
- ディスカッションへの積極な参加のできる院生
- 私の「現代企業論」を事前に受講すると本講義が理解しやすくなる |
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参考URL 1 |
http://www.pearsonhighered.com/educator/product/Fundamentals-Management-Essential-Concepts-and-Applications-Plus-2014-MyManagementLab-Pearson-eText-Access-Card-Package/9780133773217.page |
参考URL 2 |
http://www.diamond.co.jp/book/itemcontents/9784478028162.html |