講義名 映像文化論 ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水6
単位数 2

担当教員
氏名
小林 義寛

学習目標(到達目標) マンガ、アニメを通して日本における映像文化の問題点を認識する。
マンガ、アニメといったポピュラー・カルチャーのコンテンツの、世界での受け取られ方と日本でのあり方の違いを認識する。
身近なものを通して主体的に考えることができる。
授業概要(教育目的) マンガ、アニメは、今や世界に冠たるものとなり、海外からも大きく注目されている。また、それらはコンテンツ立国を目指す日本にとってはキラー・コンテンツとなってもいる。そのマンガやアニメの大きな特徴や史的な変遷をみることで、日本産コンテンツの意義と問題点を考える。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス授業の特徴や成績評価方法など
第2回マンガの構造①日本の現代マンガを構成する基本的な要素とその構成①
第3回マンガの構造②日本の現代マンガを構成する基本的な要素とその構成②
第4回マンガの構造③日本の現代マンガを構成する基本的な要素とその構成③
第5回少年マンガの連続と断絶①戦中マンガの特徴~野球~ジャンプ①戦前から戦中期までの日本の少年マンガの特徴
第6回少年マンガの連続と断絶②戦中マンガの特徴〜野球〜ジャンプ②戦後の日本の少年マンガ、とりわけ野球マンガの発達から少年ジャンプを中心にみられる特徴
第7回少女マンガ表現の革新①週刊マーガレット~24年組~それ以後①日本の少女マンガの原型成立と展開
第8回少女マンガ表現の革新②週刊マーガレット24年組〜それ以後②24年組とそれ以後における日本の少女マンガにおける表現の革新
第9回シミュラークルとしてのマンガやキャラクター大友マンガについて:大友マンガにおける表現の特徴と80年代的な日本の消費社会
第10回物語消費とキャラクターキャラクター表現と物語消費にみられる80年代末から90年代における日本の消費社会
第11回アニメの誕生手塚治虫による日本のテレビ・アニメーション制作における画期的な方法
第12回物語分析をしてみましょう①物語の構造分析①マンガ表現の分析方法の1つとしての物語分析①
第13回物語分析をしてみましょう②物語の構造分析②マンガ表現の分析方法の1つとしての物語分析②
第14回分析事例①『美少女戦士セーラー・ムーン』について考える
第15回まとめと課題課題レポートについて
授業形式 講義形式で授業を展開する。
授業資料は毎時エコリンク上に事前にアップしておく。
授業時には資料を手元に参照しながら進める。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 60% 0% 0% 40% 100%
評価の特記事項 最終レポート(60%)を提出しない場合には評価しない。
授業時に2~3回、小レポート(計40%)を指定する。
テキスト なし
授業時に事前にエコリンク上に資料をアップロードしておくので、授業に際してはダウンロードしておくこと。
参考文献 授業時に適時指示する。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 授業資料を確認し、題材となるコンテンツなどを確認しておく。
日本の近現代史を背景に授業の題材となるコンテンツを考えていくので、近現代史を資料を基に確認しておくとよい。