講義名 比較宗教文化論 ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 月1
単位数 2

担当教員
氏名
イーリャ ムスリン

学習目標(到達目標) 諸宗教と宗教学の基礎知識、そして宗教関連の諸問題を様々な視点から考える能力を身につけることが本コースの達成目標です。
授業概要(教育目的) 本コースでは具体的な宗教の事例を紹介しながら学者と思想家が宗教をどう見てきたかを分析します。心理学、社会学、文化人類学といった諸分野の宗教に関する議論について学びながら、宗教とは何か、何故人間に必要なのか、宗教はどのように成立し、社会においてどのような役割を果たし、どのような位置を占めるのか、などを考えていきます。
授業計画表
 
項目内容
第1回古代ヨーロッパ思想における宗教論
第2回中世・近代ヨーロッパにおける宗教と宗教学の創立
第3回宗教と知性 ― H. スペンサー、B. タイラー、J. G. フレーザー
第4回宗教と感情 ― R. R. マレットとB. マリノヴスキの宗教論
第5回行動としての宗教 ― 儀礼や供儀に関する諸説(W. ローバトソン=スミスとA. ファン・ヘネップ)
第6回宗教と社会 ― E. デュルケムを中心に
第7回宗教と個人 ― W. ジェームズとクラーク学派の宗教心理学
第8回精神分析における宗教 ― S. フロイトの宗教論とその批判
第9回フロイト宗教論への批判 ― C. G. ユングを中心に
第10回宗教的な考え方、認識に関する論争(L. レヴィ=ブリュール、C. レヴィ=ストロースとE. E. エヴァンズ=プリチャード)
第11回象徴体系としての宗教 ― C. ギアツを中心に
第12回経済と宗教I ― M. ヴェバーの思想
第13回宗教と経済II ― 宗教の合理的選択理論
第14回近年の宗教理論 ― 認知科学と進化論
第15回授業総括
授業形式 講義
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 70% 0% 30% 0% 100%
テキスト 授業ごとにプリントを配布する。
参考文献 授業ごとに指示する。