講義名 国際理解のための英語A ≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 土2
単位数 2

担当教員
氏名
八木 悦子

学習目標(到達目標) 異文化理解を基本テーマとして,言語,社会,文化について書かれた英文を読み,読解力を向上させ,異文化・日本文化についての理解を深めることを目標とします。
The goal of this class is for students to develop reading skills in English, and to extend their knowledge of intercultural communication and multicultural society.
授業概要(教育目的) 異文化との接触,多文化社会について学習を進めます。読解力を向上させるとともに,授業中に取り上げた話題に関して,自分自身の考えを発展させることを目的とします。
This class focuses on topics related to contacts between different cultures and to multicultural societies. Students are expected to improve reading skills and develop ideas about the topics dealt with in class.
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンスシラバスとテキストの「はしがき」を参照しつつ、授業の目的・進め方・準備の仕方・出席票の書き方・授業内小テスト・成績の付け方等について説明する。
第2回Chapter 1 The Ancient Egypt-1エジプト文明とナイル川の恵みについての一節を読む。
[準備学習:初回なので教員が英文を訳し内容の説明をし、注意すべき点を指摘するが、受講者は本文に目を通し、分からない単語句を辞書で調べてくること。理解困難な箇所は質問できるよう準備をしてくること]
第3回Chapter 1 The Ancient Egypt-2ナイル川を下っているという想定のもとに、遺跡群についての説明がなされる。
[準備学習:担当者が和訳するが、全員が本文に目を通してきて、授業で発表者や教員に質問できるように準備してくること。練習問題のプリントを宿題とする。]
第4回Chapter 1 The Ancient Egypt-3前もって渡された練習問題の答え合わせをする。
[準備学習:練習問題は授業内小テストの準備コースとなっているので、本文を参照しながら全員がやってくること。]
第5回Chapter 2 Pharaohs・Hieroglyphics・Mesopotamia・Gilgamesh-1古代エジプトのファラオの権力、エジプト人が建造した巨大なファラオ像、象形文字などについての文を読む。
[準備学習:英語を母語とする人々が使う発音表記の方法にも注目しつつ、辞書を参照して本文を読んでくること。]
第6回Chapter 2 Pharaohs・Hieroglyphics・Mesopotamia・Gilgamesh-2メソポタミア文明とチグリス川・ユーフラテス川・楔文字・ギルガメシュ叙事詩・ハムラビ法典などについて書かれた文を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:世界史年表や世界地図を参照しながら本文を読むことをお勧めする。練習問題は全員がやってくること。]
第7回Chapter 3
Myths from Ancient Greece (1)-1
古代ギリシャの神話に登場する英雄や怪物、男女の神々についての逸話を読む。
[準備学習:担当者以外の受講者も辞書を参照しつつ本文を読んでくること。]
第8回Chapter 3
Myths from Ancient Greece (1)-2
有名なプロメテウス、オイデプス、スフィンクス等の話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:想像力を働かせて現実と想像の世界の間の境界線をひとたび超えてみよう。様々な神話の中に、本当の意味での「真実」が語られていることを知ることができる。]
第9回Chapter 4
Myths from Ancient Greece (2)-1
前章に続けて古代ギリシャの神話から、ヘラクレス(ラテン名)にまつわる話を読む。
[準備学習:担当者以外の受講者も辞書を参照しつつ本文を読んでくること。]
第10回Chapter 4
Myths from Ancient Greece (2)-2
その他の神々や不思議な形をした生き物についての話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:前もって渡されたプリントの練習問題を全員がやってくること。]
第11回Chapter 5
Myths from Ancient Greece (3)-1
穀物の神デメテルと娘ペルセポネにまつわる悲話を読む。
[準備学習:担当者以外の受講者も辞書を参照しつつ本文を読んでくること。]
第12回Chapter 5
Myths from Ancient Greece (3)-2
前回に続いてデメテルとペルセポネにまつわる話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:本文を参照しつつ、前もって渡されたプリントの練習問題を全員がやってくること。]
第13回まとめ(1)到達度の確認・前期末授業内小テスト
第14回まとめ(2)答案返却・解説
第15回まとめ(3)前期学習内容のまとめ
第16回Chapter 6
Ancient Greeks and the Persian Wars-1
デモクラシーという思想の発祥の地である都市国家ギリシャと、地理的には近いが国としての理念が対照的な別の都市国家スパルタについての話を読む。
[準備学習:現代人にもなじみ深い話であり、基礎的知識はほとんどの受講者がもっているはずなので、さらなる知識が得られるよう、丁寧に読んでくること。]
第17回Chapter 6
Ancient Greeks and the Persian Wars-2
古代ギリシャと古代ペルシャの戦いの話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:本文を参照しつつ、前もって渡されたプリントの練習問題を全員がやってくること。]
第18回Chapter 7 World Religions (1)-1ユダヤ教についての話と旧約聖書からモーゼの話の一部(過ぎ越しの祭りの逸話・出エジプト記)を読む。
[準備学習:旧約聖書を参照すると本文の理解が容易になります。出エジプト記をぜひ読んでみて下さい。]
第19回Chapter 7 World Religions (1)-2前回に続きモーゼの話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:本文を参照しつつ、前もって渡されたプリントの練習問題を全員がやってくること。]
第20回Chapter 8 World Religions (2)-1イエスの誕生にまつわる話・クリスマスについての話を読む。
[準備学習:ユダヤ教とキリスト教の違いを考えながら本文を読んでくること。]
第21回Chapter 8 World Religions (2)-2成人したイエスと「よきサマリア人」のたとえ話、復活祭の話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:本文をよく読み、それを参照しつつ前もって渡されたプリントの練習問題を全員がやってくること。]
第22回Chapter 9 World Religions (3)-1イエスの時代から500年余り後に生まれたムハンマドと彼が創始した一神教「イスラム教」についての話を読む。
[準備学習:今日ほどイスラム教についての正しい知識の必要性が求められている時代はない。丁寧に読み、他者の立場に立って考える想像力と知性を養ってほしい。]
第23回Chapter 9 World Religions (3)-2インダス川流域の文明・ガンジス川流域の文明とヒンドゥー教についての話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:本文をよく読み、全員が練習問題をやってくること。]
第24回Chapter 10 Buddhism and Confucianism仏教の創始者釈迦、布教に熱心だった古代インド・マウリヤ朝のアショーカ王、孔子についての話を読み練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:なすべき課題が多いので予習が特に大切。担当者以外の受講者も本文をきちんと読み、練習問題をやってくること。]
第25回Chapter 11 The Americasヨーロッパ人渡来以前と渡来以降のアメリカ大陸の話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:なすべき課題が多いので予習が特に大切。年表や地図を参照しながら、担当者以外の受講者も本文をきちんと読み、練習問題をやってくること。]
第26回Chapter 12 English Colonies in North America-1北アメリカのイギリス人植民地についての話を読む。
[準備学習:アメリカの地図を参照しながら、丁寧に本文を読んでくること。]
第27回Chapter 12 English Colonies in North America-2イギリス人が北アメリカでの定住に成功して最初に作った町・ジェイムズタウンについての話を読み、練習問題の実践演習を行う。
[準備学習:読むべき量は多いが、学年の集大成として丁寧に本文を読み練習問題をやってくること。]
第28回まとめ(1)到達度の確認(後期授業内小テスト)
第29回まとめ(2)到達度の確認(小テスト結果の返却と解説)
第30回まとめ(3)後期学習内容のまとめ
授業形式 演習形式を中心として授業を進めます。内容理解を確認するための小テストや課題提出等を随時課します。
This class attaches importance to practical training. Comprehension quizzes and assignments will be given as needed.
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 0% 60% 20% 20% 100%
評価の特記事項 出席を重視します。欠席が全授業数の三分の一を超えた受講者に対し、学年末に課題を出すなどの救済手段はありません。
テキスト 村田薫編注 Back to the Basics 『英語で学ぶ知の原点』
(株)音羽書房鶴見書店, 1500円+税.
参考文献 特になし。必要な場合は授業時に指示する。
オフィスアワー(授業相談) 質問や意見がある場合は、毎授業時に配布・回収するこのクラス独自の出席票(My Record)の備考欄に書いて下さい。授業時に必ず質問時間を設けますので、
口頭で質問することが望ましい。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 授業計画内で、あるいは、毎時間の終わりに指示する。