回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス | シラバス等を配布して講義の進め方と評価方法について説明します。
本講義では、特に会社(企業)に焦点を当てますが、それがなぜなのかを解説します。
[準備学習]
シラバスとテキストの序章を予め読んでおくこと。 |
第2回 | 戦後日本の経済成長 (1) | 戦後の混乱期から高度経済成長期までを振り返ります。高い成長率が実現したり、日本型の経営システムが成立したりした背景を概観します。
[準備学習]
テキストの第14章を予め読んでおくこと。 |
第3回 | 戦後日本の経済成長 (2) | 石油ショックと高度経済成長の終了、バブルの発生とその後の低迷から現在にいたる日本経済の状況について振り返ります。
[準備学習]
テキストの第15章を予め読んでおくこと。 |
第4回 | 現代日本経済の諸課題 (1) | 長い間、低い経済成長率が続いている状況をみた上で、そこから抜け出す必要について考えます。
[準備学習]
テキストの第12章1を予め読んでおくこと。 |
第5回 | 現代日本経済の諸課題 (2) | 少子高齢化が進む状況とそれが経済に与える影響を社会保障制度をめぐる課題について考察します。
[準備学習]
テキストの第12章2を予め読んでおくこと。 |
第6回 | 現代日本経済の諸課題 (3) | 政府の財政状況が悪化している状況をみた上で、財政の持続可能性と経済成長の関係について考察します。
[準備学習]
テキストの第12章3を予め読んでおくこと。 |
第7回 | 会社とはなにか | まず、市場経済一般における法人・会社の起源、会社の特徴と諸形態をみたあとで、日本における会社の発展と現状について議論します。
[準備学習]
テキストの第1章を予め読んでおくこと。 |
第8回 | 会社はだれのものか | 企業の所有に関して2つの企業観を紹介した上で、東京スタイルと村上ファンドの対立という実例を通して、この2つの企業観を対比して考察します。
[準備学習]
テキストの第2章を予め読んでおくこと。 |
第9回 | 日本的経営 (1) | 日本的経営システムの基本的構成要素である終身雇用、年功序列、企業内組合が高度経済成長期に持っていた経済合理性とバブル崩壊後に変革を迫られている状況について議論します。
[準備学習]
テキストの第3章1を予め読んでおくこと。 |
第10回 | 日本的経営 (2) | 前回に続き、株式の持ち合い、現場主義、メインバンクシステムについて議論し、まとめとして日本的経営システムの評価を試みます。
[準備学習]
テキストの第3章2~5を予め読んでおくこと。 |
第11回 | 企業統治 | 経営者の規律付けの仕組みとしての企業統治が働きにくいことが日本的経営の弱点であることをみた上で、いくつかの問題例をケーススターディとして取り上げます。
[準備学習]
テキストの第4章を予め読んでおくこと。 |
第12回 | 日本企業の収益構造(1) | 近年、日本企業の株式保有構造や資本構造に生じている変化についてみていきます。
[準備学習]
テキストの第5章1を予め読んでおくこと。 |
第13回 | 日本企業の収益構造(2) | 国際的にみて日本企業の収益率が低いことを踏まえて、それが何を意味するのか、また、日本企業と英米企業の経営の間にみられる二極化傾向について議論します。
[準備学習]
テキストの第5章2~4を予め読んでおくこと。 |
第14回 | 理解度の確認 | これまでの要点のまとめ |
第15回 | 中間まとめ | まとめ |
第16回 | マクロ経済の統計‐GDP (1) | マクロ経済の基本的統計であるGDP統計の概要について解説します。
[準備学習]
テキストの第7章1を予め読んでおくこと。 |
第17回 | マクロ経済の統計‐GDP (2) | GDP統計を用いて支出・生産・分配の三面から日本経済の特徴について学習したのち、GDPが大きいことが必ずしも経済厚生が高いことを意味しないことについて議論します。
[準備学習]
テキストの第7章2、コラムを予め読んでおくこと。 |
第18回 | 景気循環 (1) | 景気循環とその要因を考察したあと、1990年代、2000年代の日本の景気循環の特徴、景気動向指数について学習します。
[準備学習]
テキストの第8章1~3を予め読んでおくこと。 |
第19回 | 景気循環 (2) | 景気循環の下で、物価と失業がどのような関係を示しつつ変動するか学習します。
[準備学習]
テキストの第8章4を予め読んでおくこと。 |
第20回 | 経済成長の諸要因 (1) | 長年にわたる経済成長が人々の経済的豊かさをいかに高めるかをみます。
[準備学習]
テキストの第9章1を予め読んでおくこと。 |
第21回 | 経済成長の諸要因 (2) | 経済成長を労働と資本という生産要素の投入で説明するソロー型成長モデルの基本的な枠組みを解説します。
[準備学習]
テキストの第9章2を予め読んでおくこと。 |
第22回 | 経済成長の諸要因 (3) | 経済成長の要因を分解して全要素生産性(TFP)を求めるための成長会計の方法について学習します。
[準備学習]
テキストの第9章3を予め読んでおくこと。 |
第23回 | 生産性の規定要因 (1) | 全要素生産性計測(TFP)が技術進歩以外の要因からも影響を受けるという計測上の問題があることに留意しながら、産業別に成長会計を適用した結果に基づいて日本の産業のどこに主な課題があるか議論します。
[準備学習]
テキストの第10章1~2を予め読んでおくこと。 |
第24回 | 生産性の規定要因 (2) | 内生的成長論の立場から生産性上昇に研究開発が果たす役割の重要性について学習します。
[準備学習]
テキストの第10章3を予め読んでおくこと。 |
第25回 | 経済成長と政府の役割 (1) | この回を含め3回を通して、政府が果たす市場環境の整備による経済成長促進の役割について考えます。まず、金融の発展が経済成長を高める可能性について議論します。
[準備学習]
テキストの第13章1~2を予め読んでおくこと。 |
第26回 | 経済成長と政府の役割 (2) | 輸出入や直接投資を通ずる経済の国際化が生産性を高める可能性について議論します。
[準備学習]
テキストの第13章3を予め読んでおくこと。 |
第27回 | 経済成長と政府の役割 (3) | 競争の状況が企業の生産性向上努力に与える影響について議論します。
[準備学習]
テキストの第13章4を予め読んでおくこと。 |
第28回 | 成長の制約 | 持続可能な発展、資源とエネルギー問題、地球環境問題等について議論します。
[準備学習]
テキストの第11章を予め読んでおくこと。 |
第29回 | 理解度の確認 | 16回以降の要点のまとめ |
第30回 | まとめ | 16回以降の要点のまとめ |