講義名 マクロ経済分析　≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日･時限 土１
単位数 2

担当教員
氏名
甲斐　亜弥子

学習目標(到達目標) 「マクロ経済分析」では，1年次の「マクロ経済学Ⅰ」をベースとして，マクロ経済理論の基礎力と応用力を習得し，現実のマクロ経済を読み解く目と力をさらに深めることを目標とする。
授業概要(教育目的) 共通テキストを用いる。「マクロ経済学Ⅰの講義範囲」を対象とし，簡単な数値例や実際の統計資料などを用いた学習を行う。具体的には，問題を考えたり，解いたりすることによって，マクロ経済学の考え方や分析手法を学習し，現実のマクロ経済を理解する上での基礎的な力を養う。また，この学習を通じて，2年次の「マクロ経済学Ⅱ」の理解度を上げることにもつながる。
授業計画表
 
回項目内容
第1回ガイダンス授業の学習目標を確認し、授業計画を説明する。

【準備学習】
本授業のシラバスを読む。マクロ経済学Ⅰの共通テキスト第1章を復習する。
第2回国民所得統計①主要なマクロ経済データの検索、見方および処理について解説し、課題を出題する。

【準備学習】
吉川（2009）の第1章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第2章を復習する。
第3回国民所得統計②課題発表後、世界経済および日本経済の現状について考察する。

【準備学習】
吉川（2009）の第1章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第3章を復習する。
第4回国民所得統計③国民経済計算に係る演習問題を出題する。解説・解答後、補足説明を行う。

【準備学習】
第2、3回の授業内容を復習する。
第5回GDPの決定①各国・地域のGDPの時系列データを考察する。各国のGDP比較に係る課題を出題する。

【準備学習】
吉川（2009）の第2章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第4章を復習する。
第6回GDPの決定②課題発表後、近年の金融危機および財政危機について考察する。

【準備学習】
吉川（2009）の第2章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第4章を復習する。
第7回GDPの決定③GDPの決定に係る演習問題を出題する。解説・解答後、補足説明を行う。

【準備学習】
第5、6回の授業内容を復習する。
第8回資産市場①主要なマクロデータの検索と見方、および処理について解説し、課題を出題する。

【準備学習】
吉川（2009）の第3章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第5章を復習する。
第9回資産市場②課題発表後、近年の金融危機および財政危機について考察する。

【準備学習】
吉川（2009）の第3章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第5章を復習する。
第10回資産市場③資産市場に係る演習問題を出題する。解説・解答後、補足説明を行う。

【準備学習】
第8、9回の授業内容を復習する。
第11回IS/LMモデル①IS/LMモデルの導出を復習する。開放経済下のIS/LMモデルを解説する。

【準備学習】
吉川（2009）の第4章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第6章を復習する。
第12回IS/LMモデル②閉鎖経済下のIS/LM分析に係る演習問題を出題する。解説・解答後、補足説明を行う。

【準備学習】
吉川（2009）の第4章を読む、もしくはマクロ経済学Ⅰの共通テキスト第6章を復習する。
第13回IS/LMモデル③開放経済下のIS/LM分析に係る演習問題を出題する。解説・解答後、補足説明を行う。

【準備学習】
第11、12回の授業内容を復習する。
第14回総復習これまでの授業内容を確認する。

【準備学習】
第1～13回の授業内容を復習し、質問事項をまとめておく。
第15回まとめ授業で扱った内容の総合問題を出題する。

【準備学習】
第1～14回の授業内容を復習する。
授業形式 講義・演習形式，小テスト
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
（出席） 		その他 合計
50% 0% 0% 20% 30% 100%
評価の特記事項 演習問題の解説・解答に積極的に参加することが望ましい。最終授業日に試験を行う。
参考文献 吉川洋著『マクロ経済学』第3版，岩波書店，2009年.
中谷巌著『入門マクロ経済学』第5版，日本評論社，2007年．
N・グレゴリー・マンキュー著『マンキュー経済学Ⅱマクロ編』第3版，東洋経済新報社，2014年．
ポール・クルーグマン、ロビン・ウェルス著『クルーグマン　マクロ経済学』東洋経済新報社，2009年．
伊藤元重著『入門経済学』第4版，日本評論社，2015年.
事前学習の内容など，学生へのメッセージ 「マクロ経済学Ⅰ」の内容を前提とする。