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学習目標(到達目標) |
この授業では,ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱとマクロ経済学Ⅰ・Ⅱの復習をしながら,近代経済学全体の構造が見通せるように説明します。 |
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授業概要(教育目的) |
この授業では,まず科学における経済学の位置づけを説明し,これまでの経済理論が,ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱとマクロ経済学Ⅰ・Ⅱに到達するまでに,どのような変遷があり,どのような取捨選択があったのかを説明します。
ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱとマクロ経済学Ⅰ・Ⅱがそれぞればらばらの科目ではなく,相互に繋がり合った一つの構造であることを味わってもらいたいと思っています。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | はじめに | 科学における経済学の位置づけについて
| 第2回 | ケネーと重農主義 | 生産・分配・消費の循環という考え方について | 第3回 | アダム・スミスと経済学の曙 | 価値とは何か、価格はどのように決まるかについて | 第4回 | リカードと古典派の体系 | 差額地代論と比較生産費説について | 第5回 | まとめ(小テスト) | 重農主義と古典派のまとめ | 第6回 | ジェヴォンズとメンガー | 限界効用理論について
| 第7回 | ワルラスと一般均衡理論 | 部分均衡理論と一般均衡理論について
| 第8回 | ベーム・バヴェルクと迂回生産 | 資本と利潤について | 第9回 | 限界生産力説の導入とヴィクセル | 限界生産力説について | 第10回 | パレート最適とエッジワースの箱 | 一般均衡解階の存在について
| 第11回 | マーシャルとケンブリッジ学派 | 限界効用と限界費用について | 第12回 | ピグーの厚生経済学 | 外部効果について | 第13回 | フィッシャーの利子論 | アメリカの経済学について | 第14回 | ヒックスと消費者理論の拡充 | 所得効果と代替効果について | 第15回 | まとめ(小テスト) | 完全競争理論のまとめ | 第16回 | 厚生経済学の新展開 | 経済学における価値判断について | 第17回 | 不完全競争理論の形成 | 独占的競争理論について | 第18回 | まとめ(小テスト) | 不完全競争理論のまとめ | 第19回 | ケインズ革命の波紋 | ケインズ理論について | 第20回 | 経済の成長と変動 | ハロッドの経済成長理論について | 第21回 | 新古典派成長理論の帰結 | ソローの経済成長理論について | 第22回 | 計量経済学と産業連関分析 | 経済統計学について | 第23回 | まとめ(小テスト) | マクロ経済学Ⅰのまとめ | 第24回 | ゲーム理論の誕生と発展 | 不完全競争理論の発展について | 第25回 | 一般均衡の安定条件と存在証明 | 一般均衡解の存在・安定性・一意性について | 第26回 | 社会厚生関数と一般可能性定理 | アローの一般不可能性定理について | 第27回 | 不確実性と情報の経済分析 | リスクと不確実性について | 第28回 | 新古典派統合の成立 | ミクロ経済学とマクロ経済学の統合について | 第29回 | 新古典派マクロ経済学の登場 | マネタリストの経済理論について | 第30回 | まとめ(小テスト) | マクロ経済学Ⅱのまとめ |
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授業形式 |
講義形式。小テストを5回行います。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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0% |
10% |
85% |
5% |
0% |
100% |
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評価の特記事項 |
1回20点の小テストを5回行い,その合計点で評価するが,60点未満45点以上の場合に限り,レポートと出席点を加算する。 |
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テキスト |
山崎好裕著『新版・おもしろ経済学史』ナカニシヤ出版. |
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参考文献 |
ミクロ経済学とマクロ経済学の教科書 |
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オフィスアワー(授業相談) |
月曜日4限終了後6限までの間は8号館7-10研究室にいます。事前にアポイントを取るか,8号館受付から電話してください。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
必要な資料などは随時Ecolinkに載せておきます。
また,理由の如何を問わず,小テストを欠席すると0点になりますので,注意してください。 |