 |
|
|
学習目標(到達目標) |
管理会計の基本的な計算技法を用いて，自ら問題を設定し，その解答を導出することができる．
計算技法の基礎にある管理会計の理論を理解することができる．
管理会計の計算および理論を用いて，企業の経営課題を説明することができる． |
|
|
授業概要(教育目的) |
管理会計とは，組織のあらゆる階層の経営管理者のために，その経営管理に不可欠な経済的情報を測定し，伝達する理論と技術である．したがって，管理会計の学習にあたっては，単に計算テクニックを使えるというだけでなく，（おもに企業の）組織はどうなっているのか，そこでの経営管理とは何かを理解する必要がある．この講義では，組織のあり方や様々な経営管理問題についても取り上げて，管理会計がどのように利用されるのかを考えてもらう．
|
|
| 授業計画表 |
|
|
|
| 回 | 項目 | 内容 |
| 第1回 | ガイダンス・管理会計総説 | 会計情報，経営管理，経営組織 | | 第2回 | 企業会計の基礎 | 資産・負債・資本，収益と費用，キャッシュ・フロー | | 第3回 | 財務諸表分析（１） | 財務諸表の表示，財務諸表の読み取り | | 第4回 | 財務諸表分析（２） | 収益性分析，ＲＯＥの分解 | | 第5回 | 財務諸表分析（３） | 安全性分析 | | 第6回 | 財務諸表分析（４） | 財務諸表分析のまとめ | | 第7回 | 短期利益計画のためのＣＶＰ分析（１） | 変動費と固定費，貢献利益，損益分岐点 | | 第8回 | 短期利益計画のためのＣＶＰ分析（２） | 安全率，経営レバレッジ係数 | | 第9回 | 企業予算総説 | 予算の種類，予算の役割 | | 第10回 | 予算編成と予算統制（１） | 売上高と売上原価，原価計算 | | 第11回 | 予算編成と予算統制（２） | 販売予算，購買予算 | | 第12回 | 予算編成と予算統制（３） | 資金予算，予算損益計算書，予算貸借対照表 | | 第13回 | 予算編成と予算統制（４） | 予算実績差異分析 | | 第14回 | 理解度の確認 | | | 第15回 | 中間のまとめ | | | 第16回 | 前期の復習 | 財務諸表からわかること・わからないこと | | 第17回 | 事業部の業績測定（１） | 分権と集権，管理可能性の原則，事業部別損益計算書 | | 第18回 | 事業部の業績測定（２） | 振替価格の種類 | | 第19回 | 事業部の業績測定（３） | 振替価格と意思決定 | | 第20回 | 事業部の業績測定（４） | ＲＯＩとＲＩ，非財務業績尺度 | | 第21回 | 事業部の業績測定（５） | 事業部の業績測定のまとめ | | 第22回 | 経営意思決定のための会計（１） | 意思決定プロセス，業務的意思決定 | | 第23回 | 経営意思決定のための会計（２） | 業務的意思決定，リニア・プログラミング | | 第24回 | 経営意思決定のための会計（３） | 業務的意思決定のまとめ | | 第25回 | 経営意思決定のための会計（４） | キャッシュ・フロー，時間価値，資本コスト率 | | 第26回 | 経営意思決定のための会計（５） | 正味現在価値法，内部利益率法 | | 第27回 | 経営意思決定のための会計（６） | 法人税の影響 | | 第28回 | 経営意思決定のための会計（７） | 取替投資，ライフサイクル・コスティング | | 第29回 | 理解度の確認 | | | 第30回 | まとめ | |
|
|
|
| 授業形式 |
講義を中心としながら必要に応じて計算演習を行う．電卓を持参すること． |
|
| 評価方法 |
|
定期試験
|
レポート
|
小テスト
|
講義態度
（出席）
|
その他
|
合計
|
| 30% |
0% |
70% |
0% |
0% |
100% |
|
|
|
| テキスト |
岡本清・廣本敏郎・尾畑裕・挽文子『管理会計（第2版）』中央経済社，3,360円． |
|
| 参考文献 |
櫻井通晴『管理会計 基礎編』同文舘出版，2,625円．
櫻井通晴『管理会計（第4版）』同文舘出版，5,040円．
小林啓孝『エキサイティング管理会計』中央経済社，2,940円． |
|
| オフィスアワー(授業相談) |
火曜日14：40～16：10
面会を必要とする場合は，必ず事前に連絡し，相談内容を伝えておくこと． |
|
| 事前学習の内容など，学生へのメッセージ |
管理会計論は会計学の応用分野であるため，会計学を履修済みであること．
原価計算論は関連科目であるため，履修済みであるか，あわせて履修することをすすめる． |