講義名 産業経営特殊講義Ⅰ(経営学を学ぶための数学) ≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 木2
単位数 2

担当教員
氏名
中村 靖彦

学習目標(到達目標) 経営学を学ぶ前の心得ておくべき数学的な内容を身につけることを目標にする.

授業概要(教育目的) 経営学を学ぶためには数学の理解が必要になる.そこで,必修等の経営学に関連する講義で困らないように、経営学で用いられる数学の内容をきわめて初等的な内容からステップアップして講義する.
授業計画表
 
項目内容
第1回まず自分の実力を知ろう.【事前学習】教科書第1章を読み,問題を解く.
【学習項目】軽く履修者の皆さんの実力を見るテストを行う.
第2回関数とは何か.【事前学習】教科書第2章を読み,問題を解く.
【学習項目】関数とは,変数,正の相関・負の相関,一次関数,関数の推計,経済学に出てくる一次関数.
第3回連立方程式はこうやって解く.【事前学習】教科書第3章を読み,問題を解く.
【学習項目】方程式と数値の代入,余りと不足,連立方程式の解き方.
第4回4.二次関数を理解しよう.【事前学習】教科書第4章を読み,問題を解く.
【学習項目】二次関数のグラフ,二次関数の変形,最大値・最小値,経済学への応用,二次方程式の解法.
第5回想像以上!指数の効果.【事前学習】教科書5章を読み,問題を解く.
【学習項目】曽呂李新左衛門の望み,指数関数,経済学で用いられる指数.
第6回対数とは便利なもの.【事前学習】教科書第6章を読み,問題を解く.
【学習項目】対数とは,対数法則,不思議な定数e,対数の底,経済学で使われる対数,マジカルナンバー72.

第7回「経済効果」は等比数列で.【事前学習】教科書第7章を読み,問題を解く.
【学習項目】「数列の和」は工夫して求める,等比数列,経済学に出てくる等比数列,等比数列の和の公式.
第8回微分の考え方を知ろう.【事前学習】教科書第8章を読み,問題を解く.
【学習項目】微分の勉強はとてもお得,微分とは,平均変化率,微分係数,導関数,導関数の求め方,導関数と微分係数.
第9回経済学では微分をこう使う.【事前学習】教科書第9章を読み,問題を解く.
【学習項目】右上がり・右下がり,最大化(極大・極小),弾力性.
第10回一歩進んだ微分の公式(1).【事前学習】教科書第10章の前半を読み,問題を解く.
【学習項目】より深い理解のために,関数の席の微分,合成関数の微分.
第11回一歩進んだ微分の公式(2).【事前学習】教科書第10章の後半を読み,問題を解く.
【学習項目】分数関数,指数関数・対数関数の微分.
第12回あなたのショッピングを数式で分析(1).【事前学習】教科書第11章の前半を読み,問題を解く.
【学習項目】多変数関数,分数関数,偏微分.
第13回あなたのショッピングを数式で分析(2).【事前学習】教科書第11章の後半を読み,問題を解く.
【学習項目】全微分,条件付き最大化問題,ラグランジュの未定乗数法.
第14回統計でデータを読む.【事前学習】教科書第12章を読み,問題を解く.
【学習項目】統計学という武器,度数分布表とヒストグラム,平均値,その他の代表値,データの散らばり具合を表す値,2変数の相関関係.
第15回不確実な世界を生き抜くための確率論.【事前学習】教科書第13章を読み,問題を解く.
【学習項目】連合艦隊解散の辞,武器が少なくても戦争に勝てるのか?,確率の計算,確率分布,期待値.

授業形式 講義形式.時間のある限り授業内で演習も行う.

評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 0% 0% 50% 50% 100%
評価の特記事項 出席および宿題で評価する.定期試験は行わない.
テキスト ・石川秀樹著『経済学と(経済学、ビジネスに必要な)数学がイッキにわかる!! 』学研マーケティング.
・西森 晃 著『これから経済学をまなぶ人のための数学基礎レッスン』日本経済評論社.
参考文献 必要であれば,講義で紹介する.
オフィスアワー(授業相談) 月曜日13時から14時(メールによる予約が事前に必要).メールアドレスは授業で知らせる.質問は講義後にも受け付ける.
事前学習の内容など,学生へのメッセージ ・この講義ではできるだけ多くの問題を解く・解けるようになることを目標とする.
・教科書に基づいて講義は行われるため,第1回目の講義までに教科書を必ず購入すること(この授業は上記2冊が教科書です.2冊ともに本館地下「購買」で購入してください).
・予習・復習を怠らずに実践すること.
・前期と後期に同名の講義があるが,後期の方が若干レベルが高い.数学を何らかの入試で使ったような方は後期の方を履修してください.