回 | 項目 | 内容 |
第1回 |
ガイダンス | 講義内容、成績評価の方法、出席カードの取り扱い等について説明する。初回の講義として、会計学の領域と関連科目の体系について解説し、本講義が取り扱う公会計が会計学における応用領域であることの意味を考察する。
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第2回 | 公会計度の概要 | わが国の公会計に係る法的枠組み、収入と支出、歳入と歳出、現金の出納と現金の支払いの意味、会計年度、会計区分、出納整理期限・期間の意味等の概念上整理を行う。
【準備学習】
準備学習用テキストの第4章を予習しておくこと。
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第3回 | 公共部門と公会計 | 公共部門の役割、わが国の財政制度と現状、パブリック・マネジメントと公会計の関係およびその展開等について解説する。
【準備学習】
準備学習用テキストの第1章と第7章を予習しておくこと。
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第4回 | 政府・自治体の予算会計制度とその課題 | 予算の特性と予算原則、政府・自治体の予算制度およびその課題と対応-予算・財政マネジメントと発生主義に基づく予算/決算等について解説する。
【準備学習】
準備学習用テキストの第5章と第9章を予習しておくこと。
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第5回 | 公会計の理論と課題 | 近年の公会計改革の動向、現金主義会計の限界と発生主義会計の導入の意義と課題について解説する。
【準備学習】
準備学習用テキストの第7章を予習しておくこと。
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第6回 | 国の公会計制度 | 国の会計区分、一般会計および特別会計の会計処理、特殊法人の会計処理、省庁別財務書類の概要と、会計主体性、出納整理期間の取り扱い、機会費用と公債関連情報等の個別論点を検討する。
【準備学習】
準備学習用テキストの第4章を復習するとともに、第6章を予習しておくこと。 |
第7回 | 地方自治体の公会計制度 | 地方自治体の会計区分、一般会計および特別会計の会計処理、普通会計の決算と財政分析、特別会計に係る改革について解説する
【準備学習】
準備学習用テキストの第9章を復習するとともに、第6章を予習しておくこと。
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第8回 | 新地方公会計制度による財務報告(1) | 地方公会計改革の取り組みの経緯、財務書類4表の作成に係る「基準モデル」・「総務省方式改訂モデル」および「東京都モデル」の特徴について解説する。
【準備学習】
準備学習用テキストの第11章を予習しておくこと。
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第9回 | 新地方会計制度による財務報告(2) | 新たな公会計モデルに基づく決算公告、分析事例について解説する。
【準備学習】
第8回目の講義において配布した資料を事前に読んでおくこと。
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第10回 | 公営企業の会計制度 | 地方公営企業会計における財務諸表の体系と特殊性-自己資本金と借入資本金、みなし償却-について新旧会計基準および企業会計と比較しながら解説する。
【準備学習】
第9回目の講義において配布した資料を事前に読んでおくこと。
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第11回 | 財政健全化法に基づく財務分析 | 地方自治体の財政破綻の経緯と現状、財政健全化法に基づく健全化判断比率-実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率および将来負担比率-およびその対象となる会計・団体の範囲について解説する。
【準備学習】
準備学習用テキストの第14章を予習しておくこと。
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第12回 | 公監査の理論と制度(1) | 公的部門のアカウンタビリティ概念、公監査目的の体系、会計検査院、独立行政法人および地方自治体の公監査について解説する。
【準備学習】
準備学習用テキストの第12章と第13章および第11回目の講義において配布した資料を事前に読んでおくこと。
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第13回 | 公監査の理論と制度(2) | 業績評価に係るインプット、アウトプット、アウトカムの概念上の整理、および法規準拠性監査、財務監査および業績監査について解説し、企業会計上の監査基準と比較しながら、公監査基準の設定の在り方を考察する。
【準備学習】
第12回目の講義において配布した資料を事前に読んでおくこと。
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第14回 | 理解度の確認 | 要点のまとめ
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第15回 | まとめ | まとめ |