回 | 項目 | 内容 |
第1回 | イントロダクション | この授業のガイダンスおよびマクロ経済学とはどのような学問分野であるのかについて説明します。履修希望者は必ず出席してください。
準備学習:特に必要はないが、テキストの1.2に目を通してくるとよい。 |
第2回 | 経済循環の構造 | 経済をマクロ的に捉えたとき、モノとカネがどのように経済をめぐるのかを説明します。また、基礎的な概念についてもふれます。
テキスト:第1章、1.3
準備学習:テキストの該当するところに目を通してくるとよい。 |
第3回 | 数学的準備 | この授業で必要になる数学的知識について解説し、その内容を復習します。
準備学習:高校までの数学のうち、数I・数Aを復習してくるとよい。 |
第4回 | 国民所得の諸概念 | 一国の経済状態を測る国民経済計算に関し、もっとも基礎的な概念であるGDPについて解説します。ここでは、それがどのように組み立てられているのかを説明します。
テキスト:第2章、2.1
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第5回 | 国民所得の諸概念 | 前回の講義に続き、GDPを別の視点から解説します。また、マクロ経済における重要な関係式について説明します。
テキスト:第2章、2.2(p. 40まで)
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第6回 | 国民所得の諸概念 | GDP計算における経済取引の範囲について説明します。また、産業連関についても解説します。
テキスト:第2章、2.2の残り
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第7回 | 国民所得の諸概念 | GDPと物価水準の関連について説明します。また、物価に関する概念についても解説します。
テキスト:第2章、2.3
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第8回 | マクロにおける需要と供給 | マクロにおける需要と供給とは何かを解説し、これらの調整の問題について説明します。また、関連して、経済成長に関する話題にもふれます。
テキスト:第3章、3.1、3.4、第4章、4.1
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第9回 | 国民所得決定の理論 | 国民所得の水準がどのように決まるのかについて、45度線分析によるモデルを説明します。
テキスト:第4章、4.2(pp. 78-80)、4.3
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第10回 | 国民所得決定の理論 | 前回の講義に続き、財政政策が行われた場合に国民所得がどのように変化するのかを説明します。
テキスト:第4章、4.4
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第11回 | 演習 | 第2回から第10回までの内容について演習を行います。
準備学習:第2回から第10回までの授業内容を復習しておくこと。 |
第12回 | 財市場:消費 | マクロの消費に関する様々な考え方を紹介します。
参考文献:第2章、1~4
準備学習:参考文献の該当するところに目を通してくるとよい。 |
第13回 | 財市場:貯蓄 | マクロの貯蓄に関する理論的・実証的な話題を紹介します。
参考文献:第2章、6~8
準備学習:参考文献の該当するところに目を通してくるとよい。 |
第14回 | 財市場:投資1 | 投資の水準がどのような要因で決まるのかについて、ケインズの考え方を説明します。
テキスト:第4章、4.2(pp. 80-82)
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第15回 | 財市場:投資2 | 投資の水準がどのような要因で決まるのかについて、新古典派の考え方を説明します。
参考文献:第3章、1~6
準備学習:参考文献の該当するところに目を通してくるとよい。 |
第16回 | 貨幣需要 | 金融市場について概観したうえで、貨幣の機能について解説し、貨幣がどのような理由で需要されるのかを説明します。
テキスト:第5章、5.1~5.2(p. 106まで)
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第17回 | 貨幣需要 | 貨幣需要に関連し、債券の需要について解説します。また、前回の講義内容をふまえて、貨幣需要関数を定式化し、その性質を説明します。
テキスト:第5章、5.2(pp. 106-110)
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第18回 | 貨幣供給 | 日本の金融制度を概観し貨幣の定義を解説したうえで、中央銀行が行う貨幣量を調節する方法について説明します。
テキスト:第5章、5.3(p. 116まで)
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第19回 | 貨幣供給 | 前回の講義内容をふまえて、貨幣がどのように生み出されるのかを説明します。
テキスト:第5章、5.3の残り
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第20回 | 演習 | 第12回から第19回までの内容について演習を行います。
準備学習:第12回から第19回までの授業内容を復習しておくこと。 |
第21回 | マクロ経済モデル | 財市場と貨幣市場の相互連関を分析するモデルとして、IS-LMモデルと呼ばれるものを説明します。ここでは、財市場の均衡を表すIS曲線について解説し、これが持つ性質について説明します。
テキスト:第6章、6.1
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第22回 | マクロ経済モデル | 前回の講義の続きとして、ここでは、貨幣市場の均衡を表すLM曲線について解説し、これが持つ性質について説明します。
テキスト:第6章、6.2
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第23回 | マクロ経済モデル | IS-LMモデルを用いて、マクロ経済の均衡について解説します。また、均衡の安定性についても説明します。
テキスト:第6章、6.3、6.4
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第24回 | マクロ経済政策 | マクロ経済政策の総論の講義をしたうえで、IS-LMモデルを用いて、財政政策がどのような効果を持つのかを説明します。
テキスト:第6章、6.5(p. 142まで)
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第25回 | マクロ経済政策 | 前回の講義に続き、IS-LMモデルを用いて、金融政策がどのような効果を持つのかを説明します。
テキスト:第6章、6.5(p. 142まで)
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第26回 | マクロ経済政策 | 前回までの講義に続き、マクロ経済政策の効果が現れない特殊ケースについて説明します。また、物価水準とマクロ経済の関係についても簡単に解説します。
テキスト:第6章、6.5の残り、6.6
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。 |
第27回 | マクロ経済政策 | IS-LMモデルにおける財政政策と金融政策の問題点を、実際の経済政策と関連させて解説します。
テキスト:第5章、5.4
参考文献:第8章、1~3
準備学習:テキストの該当するところを読んでくること。参考文献の該当するところにも目を通してくるとよい。 |
第28回 | 演習 | 第21回から第27回までの内容について演習を行います。
準備学習:第21回から第27回までの授業内容を復習しておくこと。 |
第29回 | 理解度の確認 | これまでの授業内容の復習を行います。
準備学習:これまでの授業内容をよく復習しておくこと。 |
第30回 | まとめ | まとめ
準備学習:これまでの授業内容をよく復習しておくこと。 |