回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 経済学と国際貿易論の守備範囲 | 貿易論には商務論的な考えがあるが、ここでは経済学の一部としての貿易論を捉えるので、貿易論の守備範囲と基本的なスタンスをここでは考える。 |
第2回 | 貿易の利益 | 貿易の利益とはいったい何なのかについて勉強し、学生に理解度を図るために質問する。 |
第3回 | 現実の世界経済の動向 | とりわけここでは第二次世界大戦の教訓を学び、戦後の世界経済の動きを知ることに重点を置いて勉強し、何が問題であったかを問う。 |
第4回 | 国際貿易論の特徴 | 国内経済と貿易をすることによる相手諸国や自国がどのように動くのかを学ぶ。 |
第5回 | 国際貿易論の基本モデル | ここからはこれまで専門の学者たちが述べてきた貿易論を幾何学を使って、部分均衡分析や一般均衡分析などを使って、モデルを説明し、理解を求める。 |
第6回 | 国際分業の基礎Ⅰ | 実際に行われている貿易の形態を学び、なぜそのような形態が貿易で利用されるのかを考えていく。一回の授業では終わらないので、次回もその続きを行う。 |
第7回 | 国際分業の基礎Ⅱ | ここでは前回の講義の続きとして世界の国々がどの様な特徴を持ちながら、貿易をしているのかを学ぶと同時に、それらがどのような影響を国内経済及び相手国に与えているかを研究する。 |
第8回 | 小テスト | これまで7回にわたり講義した事柄に関するテスト |
第9回 | 古典派の貿易論 | リカードを中心とする理論の説明と理解及び応用 |
第10回 | 新古典派の貿易論 | ヘクシャー・オリーンの理論の説明と理解及び応用 |
第11回 | レオンティエフ・パラドックス | レオンティエフパラドックスの説明とその理論による近代的論の展開とその意義づけ |
第12回 | 新理論の展開 | レオンティエフパラドックスの役割と近代理論の展開を理解し、これまでの古典派理論や新古典派理論との相違を解明し、新しい理論の問題点をさぐる。 |
第13回 | プロダクトサイクル論 | 経営学にも応用されるプロダクトサイクル論と赤松理論の総意とその役割を研究する。 |
第14回 | 代表的需要理論 | この理論の後世に与えた影響を研究し、現代の近代モデルへの役割と展開を考える。 |
第15回 | 中間まとめ | まとめ 前期の試験を行う。 |
第16回 | 企業内貿易と産業内貿易 | 現代の貿易の新しい展開を学ぶ。これまでの国同士の理論から産業を中心とする貿易への転換の理論とその役割を考える。 |
第17回 | 企業の非同質性 | 近代の新しい貿易の見方をメリッツモデルを中心として、貿易における企業の問題を考える。 |
第18回 | フラグメンテーションと貿易 | 近代問題になっているオフショアリングやアウトソーシング問題を考え、その役割を検討する。 |
第19回 | 貿易政策論 | 貿易政策がなぜ必要で、そのような影響を貿易諸国に与えるかを検討する。 |
第20回 | 貿易政策の学説史的アプローチ | 保護貿易がなぜ行われ、それら政策がどのような影響を貿易諸国に与えているかを検討する。 |
第21回 | 関税の役割 | 政策論の中でとりわけ重要な関税についてその役割や影響を検討していく。 |
第22回 | 幼稚産業保護論を中心とした貿易政策論の役割 | 関税以外の政策論の役割とその影響を検討する。 |
第23回 | 後期の小テスト | これまでに学んできた政策論についての一般的な理解力を知るためのテスト |
第24回 | 輸出政策と輸入政策 | 各国で行われている輸出政策と輸入政策の内容を勉強し、その果たしている役割と各国に与える影響を戦後と戦前に分けて検討し、それらが果たした役割を調べていく。 |
第25回 | 政策論の中で重要と思われる手段を取り上げて検討する。 | これまでに学んだ政策論の持つ意味をより詳しく検討し、貿易の保護論と国内の諸政策の違いは何かを検討し、とりわけ輸出自主規制やダンピング論の持つ意味合いを正確にとらえ、一般的なダンピング論と比較する。 |
第26回 | 国際貿易論の現代的動向Ⅰ | 時間的流れによる動向と学際的流れによる動向を検討し、現時点でも問題点を洗い出してみる。 |
第27回 | 国際貿易論の現代的動向Ⅱ | 前回の授業でできなかった部分を再度説明し、あたらしい貿易論の流れを頭に叩き込む。 |
第28回 | 国際貿易と国民所得論 | 外国貿易乗数を使って、マクロ的視点から貿易を再考してみる。 |
第29回 | 国際貿易と経済成長 | 経済成長と貿易論の間の問題点を整理し、貿易が格差を作り出すのか、厚生を増やすのかなどを検討する。 |
第30回 | まとめ | 16回以降の要点まとめ
後期テスト |