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学習目標(到達目標) |
目標は、経済成長の諸定理の把握を通じて、成長の源泉は資本蓄積、人口増加、および技術進歩にある、という認識を得るところまでである。 |
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授業概要(教育目的) |
授業は、最も基本的な方程式ΔY/Y=ΔY/ΔK・ΔK/Y=s/Cを、「授業計画表」に沿って論理展開することになる。なお、国民所得の成長率ΔY/Yは、貯蓄率sを12%、資本係数Cを4、とすれば、3%である。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | コブーダグラス型生産関数を基礎とする
新古典派成長理論 | パラメーター,分配率,弾力性 | 第2回 | 〃 | 資本蓄積過程は定常状態に収束する | 第3回 | 技術進歩を含む新古典派成長理論 | 当モデルの基礎の生産関数は Y=F(K,AL)である。
ハロッド中立的技術進歩の導入 | 第4回 | 〃 | 資本蓄積率=人口増加率=技術進歩率 | 第5回 | ケンブリッジ派の成長理論 | 社会全体の貯蓄率は資本家の貯蓄率と労働者の貯蓄率との加重平均である。 | 第6回 | 限界生産力説的巨視的分配モデル | 代替の弾力性,資本集約度の深化,
労働節約的技術進歩 | 第7回 | 〃 | 労働の分配率の変化の方向は,上記三つの要因の間の諸関係によって規定される | 第8回 | 内生的成長論 | 収穫逓増の過程が導入される | 第9回 | 〃 | ローマの成長モデルは,新知識の創出活動を内政化したもので,研究開発が盛んで,金利が低く,人的資本が多ければ多いほど,成長率が高くなることを示す | 第10回 | 貨幣的成長モデル | 貨幣的成長モデルの成長率は実物的成長モデルのそれより低い。貨幣の非中立性。 | 第11回 | 資本蓄積の黄金律
| 消費を最大にするには,均斉成長経路上で,成長率=利潤率,貯蓄率=利潤分配率,貯蓄=利潤の諸均等式が満たされなければならない | 第12回 | 最適成長理論 | 最適成長経路とは,社会的効用を最大化する実現可能な成長経路のことである
厚生最大化の諸条件は,ポントリャーギンの最大原理によって,列挙される | 第13回 | 〃 | 位相図においては、最適成長経路は、定常均衡成長状態を意味する鞍点均衡点に収束する二本の成長経路である | 第14回 | 新古典派成長理論と財政政策 | 税制の変更による貯蓄率の引き上げは,一時的に成長率を高め,所得水準を引き上げる | 第15回 | まとめ | 貨幣の導入は,交換のヨリ効率化によって,成長率を高めることにならないか,という疑問が生じるであろう。 |
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授業形式 |
講義をできるだけ短く取り,院生との直接の対話を通じてお互いの考えを明らかにするようにしたい。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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50% |
50% |
100% |
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評価の特記事項 |
週毎のディスカッションを最重要視します。 |
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テキスト |
香西秦監訳,C.I.ジョーンズ著『経済成長理論入門』日本経済新聞社1999年. |
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参考文献 |
Readings in the Modern Theory of Economie Ghowth,edited by
Joseph E,Stiglitz and HIrofumi Uzawa. |
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