講義名 原価計算論Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水2
単位数 2

担当教員
氏名
高橋 賢

学習目標(到達目標) 企業の管理システムのコアは管理会計である。本講義では,管理会計に資する原価計算情報の利用について理解できるようになることを目標とする。
授業概要(教育目的) 現代原価計算理論を習得する。原価計算理論の現代的問題点を理解し,それを他者にプレゼンテーション出来る能力を養う。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション原価計算理論の現代的課題
第2回管理会計のフレームワークアサヒビールの生産管理システムと原価計算システムの統合
第3回目標利益と中期経営計画トヨタ自動車の経営理念
第4回戦略分析会計三菱重工業のポートフォリオマネジメント
第5回中期個別会計カシオミニの衝撃と原価企画
第6回資本予算新日鐵住金の設備投資計画と投資経済性計算
第7回短期利益計画日本電産のWPR
第8回予算管理日本航空の破綻から再建へ
第9回直接原価計算村田製作所の正味利益計算
第10回事業セグメント管理キヤノン電子の経営改革と空間基準会計
第11回購買管理会計日産自動車ゴーン社長の購買戦略
第12回生産管理会計セーレンの工場利益管理
第13回販売管理会計日本マクドナルドの価格戦略
第14回意思決定と会計情報関連情報の収集と解釈
第15回動機付けと会計情報戦略実現のための会計情報の作成と伝達
授業形式 テキストの輪読。各自当該箇所をあらかじめ予習し,疑問点をレジュメにまとめ,全員に配布する。その疑問点について受講者全員で議論を行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 30% 0% 70% 0% 100%
評価の特記事項 平素の授業への参加態度,期末のレポートによって評価する。
テキスト 上總康行『ケースブック管理会計』新世社,2,550円.
参考文献 高橋賢『テキスト原価会計(第2版)』中央経済社,2,200円
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 事前に指定した箇所について精読し,疑問点をレジュメにまとめること。