講義名 所得税法Ⅱ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 土5
単位数 2

担当教員
氏名
湯谷 成人

学習目標(到達目標) 所得税について実務で活用できる知識を習得する。
所得税法の立法趣旨を理解し、難しい問題に解決できる応用能力を身につける。
所得税の今後の問題点を把握し、将来のあるべき税制を考えることができる。
授業概要(教育目的) 所得税法の重要テーマを選び、先行業績(書籍・論文)を紹介し、論点を解説する。
所得税法のこれまでの主要な税制改正の背景を説明するとともに立法趣旨を解説する。
所得税の重要な判例や裁決を評釈する。
授業計画表
 
項目内容
第1回所得概念所得税の理論的根拠
第2回非課税所得所得税法9条
フリンジ・べネフィット
損害賠償金
第3回利子所得・配当所得利子所得の内容
配当所得の内容
みなし配当課税
第4回不動産所得・事業所得不動産所得の内容
事業所得の内容
事業形態(組合・匿名組合・LLP)
第5回給与所得・退職所得給与所得の内容
退職所得の内容
大島訴訟
ストックオプション事件
第6回山林所得・譲渡所得山林所得の内容
譲渡所得の内容
みなし譲渡課税
第7回一時所得・雑所得一時所得の内容
雑所得の内容
年金課税について
第8回金融所得課税有価証券の譲渡益課税について
金融所得の一体課税について
第9回所得税法の収入金額
収入金額の内容について
収入金額の計上時期について
第10回所得税法の必要経費必要経費の内容について
第11回資産損失資産損失の内容について
損益通算について
第12回所得控除所得控除の内容について
雑損控除
医療費控除
第13回税額の計算税額の計算の内容について
変動所得・臨時所得の平均課税
第14回源泉徴収・青色申告源泉徴収の内容について
青色申告について
第15回所得税の税務行政所得税の税務行政の内容について
調査の状況
税務行政の問題点
授業形式 講義及び討議
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 60% 0% 40% 0% 100%
評価の特記事項 特定のテーマについてレポートの提出
テキスト 金子宏『租税法』弘文堂
参考文献 小田満『所得税重要項目詳解』大蔵財務協会
オフィスアワー(授業相談) 本授業終了後、10分間は3階講師室にいます。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 問題意識をもって授業に臨むことを希望する。