講義名 租税論 ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水1
単位数 2

担当教員
氏名
沼尾 波子

学習目標(到達目標)  租税について,理論・制度・そして運営実態という3つの方向から検討を行う.租税を財政システムのなかに位置付けながら,その機能と役割について理解を深めるとともに,租税政策に対する自分自身の考えを持てるようになることが目標である.
授業概要(教育目的)  租税原則論,日本や諸外国の租税制度,租税政策の考え方について知見を得るとともに,個別の税目を取り上げ,その体系と特徴を学ぶ.
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション授業の進め方について説明を行うとともに,租税論の系譜について紹介し,この授業で取り扱う内容について紹介する。
第2回日本の財政と租税日本の財政運営と租税をとりまく動向について,理解を深める。
第3回租税とは何か租税の歴史を概観し,時代による租税の特質を明らかにする。
第4回租税原則論租税原則論の系譜を学ぶ。
第5回租税の分類租税分類について学ぶ。
第6回租税の分類と転嫁・帰着租税の転嫁・帰着について、先行研究から学ぶ。
第7回所得税所得税の理論・制度・運営実態について学ぶ。
第8回所得税所得税の課題について議論を行う。
第9回法人税法人税の理論・制度・運営実態について学ぶ。
第10回法人税法人税を取り巻く課題について議論を行う。
第11回消費課税消費課税の理論・制度・運営実態について学ぶ。
第12回消費課税消費課税を取り巻く課題について議論を行う。
第13回資産課税資産課税の理論・制度・運営実態について学ぶ。
第14回資産課税資産課税を取り巻く課題について議論を行う。
第15回まとめ全体のまとめを行う。
授業形式  最初の数回は教員による講義形式とする。以後,受講者の中から毎回レポーターを決め,テキスト輪読を通じて,理論・制度を学ぶ。また,テキストの内容を踏まえてあらかじめ提起した論点に対する各自の考えを持ちより,参加者で議論を行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 30% 0% 70% 0% 100%
評価の特記事項 毎回の出席と報告,提出課題により評価を行う.
テキスト 初回の講義時に説明する.
参考文献 講義時間内に適宜紹介する.
オフィスアワー(授業相談) 金曜日11時~12時.事前に連絡を取ること.
事前学習の内容など,学生へのメッセージ  意欲ある人の参加を希望する.毎回課題が出るので,それに対する十分な時間を割くことが求められる.
 講義の進め方や課題提出方法等について初回の授業で話しあって決めることとする.受講を希望する者は,初回の講義に必ず出席すること.