講義名 環境経済論Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 月7
単位数 2

担当教員
氏名
根本 志保子

学習目標(到達目標) 大学院レベルの環境経済論の多様な方法論を、ミクロ経済学の知識なども用いて、理論・政策の両面から理解できる。また環境問題解決のための実際の環境政策事例やその効果を、経済学的に分析・評価するための視座が身に付く。
授業概要(教育目的) 授業では、環境経済論の代表的なテキスト(英文)を使用し、受講生が事前にテキストの各節のレジメを作成、輪読しながら学習するという形で進める。テキストで扱う主な分野は、Valuing the environment、Sustainable development、Economic growth and 'sustainable consumption'、Global environmental value and the tropical forests、the polluter pays principleなどである。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンステキストの紹介、受講者の経済学および環境問題・政策の知識の確認
第2回テキスト輪読と解説1. Valuing the environment
第3回テキスト輪読と解説2. Economists befriend the earth
第4回テキスト輪読と解説3. Economic valuation and ecological economics
第5回テキスト輪読と解説4. The limits of cost-benefit analysis as a guide to environmental policy
第6回テキスト輪読と解説5. Sustainable development
第7回テキスト輪読と解説6. Capital theory and the measurement of sustainable development: an indicator of 'weak' sustainability
第8回テキスト輪読と解説7. Measuring sustainable development: progress on indicators
第9回テキスト輪読と解説8. Economic growth and 'sustainable consumption'
第10回テキスト輪読と解説10. Assessing the social rate of return from investment in temperate zone forestry
第11回テキスト輪読と解説11. Global environmental value and the tropical forests: demonstration and capture
第12回テキスト輪読と解説12. The economics of African wildlife utilization
第13回テキスト輪読と解説13. Packaging waste and the polluter pays principle: a taxation solution
第14回テキスト輪読と解説14. The social incidence of environmental costs and benefits
第15回授業のまとめ前期のまとめ
授業形式 授業では、環境経済論の代表的なテキスト(英文)を使用し、受講生が事前にテキストの各節のレジメを作成、輪読しながら学習を進める。各講義では、テキストの1節分がレジメ作成の対象となる。授業では、作成されたレジメをもとに、各トピックスにおける基本的な概念、理論フレームなどの確認をする。必要に応じて、教員による補足説明や解説がされる。また理論フレームだけでなく、該当する節にあわせて、現実の環境問題や環境政策の実態についての解説も行う。受講者が複数いる場合は、受講者間での論点の討議も行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 0% 0% 20% 80% 100%
評価の特記事項 出席点、その他(発表レジメ、授業時の発言)にて評価する
テキスト Pearce,David (1998),Economics and Environment
参考文献 R.ケリー ターナー, デビッドピアス, I.ベイトマン(2001)『環境経済学入門』東洋経済新報社
オフィスアワー(授業相談) 月曜6限(必ず事前予約のこと)
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 受講者は、テキストを読んで内容をある程度理解し、事前にレジメを作成することが求められる。その際には、理解を助けるために、指定の英文テキストの他に参考文献に挙げられた日本語のテキスト(英文テキストの翻訳ではない)を参照すること。