講義名 基礎経営学Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 火7
単位数 2

担当教員
氏名
オルシニ フィリップ

学習目標(到達目標) -経営学の基礎を英語文献(入門的な教科書)を通じて理解し、体系・理論的に説明できる。
-入門的な英語教科書の参考文献をベースに自分で先行研究レビューができる。
-先行研究レビューを整理して、発表ができる。
-国際学会発表(英語)ができる。
-グローバリゼーションに対応できる「自主創造型研究者」になるためのスキルを身につける。
授業概要(教育目的) 本講義では、世界中の大学のマネジメント科目で教科書として使われているアメリカの教科書を使用して、マネジメントの4つの基本機能(「基礎経営学I」には「計画する」と「組織する」、そして「基礎経営学II」には「リーダーシップを発揮する」、「コントロールする」)を紹介しながら、各院生が興味のあるテーマ(できるだけ修士論文の関係のある)を選んで、先行研究レビューを行って、いつでも簡単な発表(「ミニ発表」と呼ぶ)する。他の院生とのディスカッションしながら、次回の発表の改善のためのフィードバックをもらう。そして、そいう「ミニ発表」を土台にして、期末には充実性と完成度の高い「期末発表」をする。
授業計画表
 
項目内容
第1回オリエンテーション
Orientation
- 教員の自己紹介。
- 学習目的と授業概要。
- 教育方法と授業の流れの説明。
- 評価方法と採点の説明。
- テキストと参考文献の紹介。
第2回マネジャーとマネジメント
Managers & Management
- マネジメントとは何か
- マネジメントの機能とマネジャーの役割(ファヨールとミンツバーグ)
- POLC:計画する、組織する、リーダーシップを発揮する、コントロールする
- マネジャーに求められる能力と適性
第3回マネジメント環境
The Management Environment
- 外部環境:人口構成、経済、グローバル、政治・法、社会文化、テクノロジー
- 外部環境の影響
- 内部環境:組織文化
- 組織文化の影響
第4回マネジメント全般に関わる課題
Integrative Managerial Issues
- グローバリゼーション
- 社会の期待
- 倫理
- 職場における多様性
第5回ラップアップとディスカッションパート1「イントロダクション」の復習:
- マネジャーとマネジメント
- マネジメント環境
- マネジメント全般に関わる課題
第6回意思決定
Decision Making
- 意思決定のプロセスと基準
- 意思決定の過ちとバイアス
- 意思決定の3つのアプローチ
- 意思決定の種類と条件
- 集団意思決定
第7回計画策定
Planning
- 計画策定の本質とその狙い
- 戦略的マネジメント
- 目標設定および計画策定の手法
第8回ラップアップとディスカッションパート2「計画する」の復習:
- 意思決定の基礎
- 計画策定の基本
第9回組織の構造と設計
Organizational Structure and Design
- 組織設計における6つの重要な要素
- 機械的な組織設計と有機的な組織設計
- 単純構造、職能別構造、事業部制構造、チーム組織、マトリックス組織、プロジェクト組織、バウンダリーレス組織、バーチャル組織、ネットワーク組織
第10回人材管理
Managing Human Resources
- 人材管理プロセス
- 優秀な人材の特定・選抜
- 従業員のスキルと知識
- 有能な従業員の維持
第11回変革とイノベーション
Change & Innovation
- 組織変革と組織変革プロセス
- 変革への抵抗のマネジメント
- 変革と従業員のストレス
- イノベーションの活発化
第12回ラップアップとディスカッションパート3「組織する」の復習:
- 組織の構造と設計
- 人材を管理する
- 変革とイノベーション
第13回プレ発表とフィードバック次の週の「本番」発表のリハーサル。
発表に基づいてのディスカッション。
教員と他の院生からのフィードバック(改善のため)。
第14回期末発表学生による発表(個人)。
Q&A 。
第15回まとめまとめ
授業形式 講義の構造:『Fundamentals of Management』という英語の定番の教科書をベースにする。
院生が「自主創造型研究者」として先行研究(テキストの参考文献から)のレビューを基に関心のあるテーマについて発表する。
発表は2つの種類がある:
-いつでも(毎週)できる簡単な、短い「ミニ発表」(英語又は日本語)
-充実性と完成度の高い「期末発表」(英語又は日本語)
どちらにしても、(国際)学会発表の練習となる。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 0% 0% 60% 40% 100%
評価の特記事項 60%(態度 ):ディスカッションへの参加度(出席のみ:0%)
40%(その他):報告(発表)の内容とプレゼン(形)。期末発表を含む。
テキスト ロビンス , ディチェンゾ, コールター
『マネジメント入門 ― グローバル経営のための理論と実践』
ダイヤモンド社  2014年7月
3,000円.
参考文献 Robbins, De Cenzo, Coulter
Fundamentals of Management
Prentice Hall
30,000円.
オフィスアワー(授業相談) 講義後又はメールで予約。
授業初回にメール・アドレスを紹介する。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ - 英語が読める院生(文献を読むため)
- 英語で話せる院生(発表をするため)
- ディスカッションへの積極な参加のできる院生
参考URL 1 http://www.pearsonhighered.com/educator/product/Fundamentals-Management-Essential-Concepts-and-Applications-Plus-2014-MyManagementLab-Pearson-eText-Access-Card-Package/9780133773217.page
参考URL 2 http://www.diamond.co.jp/book/itemcontents/9784478028162.html