回 | 項目 | 内容 |
第1回 | Ⅰ.序論
(1)経営学の方法 | 経営学とはいかなる学問か。経営学が目指すもの(目的)は何か。
経済学との違いは何かについて理解する。
キーワード:経営学の意義と独自性 |
第2回 | (2)経営学の歴史と主要な学説 | 経営学が誕生してきた経済的・社会的背景に立ち帰ってその歴史を概観するとともに、その後において経営学が担ってきた役割や意義にについて理解する。
キーワード:F.W.テーラー、能率、科学的管理法、経営管理過程論、
C.I.バーナード経営学 |
第3回 | (3)経営の「実践と理論と学」 | 何を(対象)を、どのようなアプローチ(方法)を用いて、どのような組み立て(体系)になっているかについて理解する。
キーワード:経営者の行動、競争、哲学、説明体系、エクセレント・カンパニー |
第4回 | (4)ドラッカー経営学の仮説と展開 | P.F.ドラッカーの経営論について、その体系を理解する。
キーワード:顧客の創造、利益、企業、経営管理者、経済的機関・社会的機関・公的機関としての企業
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第5回 | Ⅱ.経営学の新展開
(1)マネジメントとその品質 | マネジメントの役割(role)と仕事について理解する。特に、組織参加者に対する行動規制なのか、それとも自由の確保なのかについて理解する。
キーワード:事業目的、組織的行動、人々の欲求充足と問題解決、創造的行為 |
第6回 | (2)マネジメントとオートメーション | オートメーションの普及がマネジメントを不要化するかのような事態について解説する。
キーワード:新たな産業革命、オートメーション,異常への対処、ビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR) |
第7回 | (3)経営の戦略と意思決定 | すぐれた企業におけるビジネス・マネジメントの姿からビジネスの本質を学ぶ。
キーワード:社会的信頼性、変化と変革、選択と集中、事業コストと投資、ビジネスモデル、事業の目標、市場の分析と予測、高付加価値化、経営管理者の育成、ビジネスの高質化 |
第8回 | Ⅲ.ビジネス・マネジメント
(1)ビジネスとその近代化 | シアーズ社の設立から変革の経緯から、マネジメントの本質を学ぶ。
キーワード:市場、顧客、近代企業、イノベーション
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第9回 | (2) 現代ビジネスの基本 | 「ビジネス」とは何か。どうあるべきか。どうあってはならないか」について現実を踏まえた考察を行う。
キーワード:企業の目的、マーケティング、イノベーション、生産性向上、利益、「不」の解消、後ろめたいビジネス・悪徳商法 |
第10回 | (3)ビジネスでめざすべきもの | それぞれの企業にとっては、「いかなるビジネスを目指すのか」が最も基本的な課題であることを理解する。
キーワード:ビジネス(事業)、経営資源(物、人、財、情報、時間)、市場地位(マーケットシェア、マーケットポジション)、付加価値創造 |
第11回 | (4)ビジネスの柱としての生産 | ビジネスには「モノの販売」、あるいは「市場の開拓」という局面が典型的に意識されるが、その根底には「モノまたはサービスの生産」という局面が存在している。ここでは「生産の原理」と「マネジメント」の関係について考える。
キーワード:個別生産、大量生産、プロセス生産、オートメーション化、ものづくりの哲学 |
第12回 | Ⅳ.経営管理責任者のマネジメント
(1)古典的事例としてのフォード物語 | フォードの歴史から学ぶべき真理を整理して解説する
キーワード: 経営資源としての経営管理者、マネジメント(経営)不在、経営管理者のマネジメント |
第13回 | (2)目標とセルフ・コントロール | 経営管理責任者のマネジメントに関して、「支配のマネジメント」と「協働のマネジメント」について考える。
キーワード:マネジメントの方向、自己管理による目標管理、マネジメントの哲学 |
第14回 | (3)経営管理責任者という概念とその意義 | 「経営管理責任者」(manager)の本質的意味とその仕事について考える。
キーワード:仕事、責任、権限、上司と部下、リーダーシップ、雇用、人事・労務管理、人間組織、経営組織論、組織の文化、評価と報酬、動機づけ(モティベーション)、人材の育成(教育・訓練)と開発 |
第15回 | まとめ | 前回までの講義を振り返り、要点の確認等うを行う。 |