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学習目標(到達目標) |
①本講義では、これまでに提示されてきた多様な経営戦略観について整理することで、経営戦略とは何かについての理解を深めてもらうことをねらいとする。
②またその理解を踏まえた上で、戦略と組織、そして実践との関係性についての理解を深めてもらうこともねらいとする。
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授業概要(教育目的) |
①経営戦略観については、プラン、ポジション、プロイ、パースペクティブ、パターン、プラクティスという6つについて習得する。
②その習得過程では、経営戦略に関する基礎的な概念や手法、そしてマネジメント手法についても習得する。具体的には、SWOT分析、3C、事業コンセプト、PEST分析、ビジネスシステムなどについて習得する。
③さらに、戦略、組織、実践の関係性を理解していく過程で、社会科学の方法論の変化についても習得する。
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 経営戦略とは | 経営戦略の定義や基礎概念について学ぶ。 | 第2回 | 経営計画の手法 | SWOT分析と3Cについて学ぶ。 | 第3回 | プランとしての戦略 | 古典的な経営戦略論(戦略経営)の特徴について学ぶ。 | 第4回 | ポジションとしての戦略 | ポジショニング理論の特徴について学ぶ。 | 第5回 | プロイとしての戦略 | ゲーム論をベースにした戦略論の特徴について学ぶ。 | 第6回 | ビジネスコンセプト | ビジネスコンセプトについての学生発表を実施する。 | 第7回 | ビジネスモデルの構築手法 | ビジネスモデルの構築手法について学ぶ。 | 第8回 | 社会科学の中の経営戦略論 | 社会科学の中での経営戦略論の特徴について学ぶ、既存の戦略論の課題を学ぶ。 | 第9回 | パースペクティブとしての戦略 | 組織能力と資源について学ぶとともに、パースペクティブとしての戦略について学ぶ。 | 第10回 | ビジネスシステム | ビジネスモデルとビジネスシステムの異同点について学ぶ。 | 第11回 | ビジネスモデル | ビジネスモデルについての学生発表を実施する。 | 第12回 | パターンとしての戦略 | 戦略と組織の関係性について学ぶとともに、パターンとしての戦略の特徴について学ぶ。 | 第13回 | プラクティスとしての戦略 | 戦略と実践の関係性について学ぶとともに、プラクティスとしての戦略について学ぶ。 | 第14回 | 理解度の確認 | これまでの要点のまとめ | 第15回 | まとめ | まとめ |
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授業形式 |
通常は講義形式で行うが、数回の学生発表を実施して成績評価をする。
受講人数に応じて、小テストも交える計画である。
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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40% |
0% |
0% |
10% |
50% |
100% |
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評価の特記事項 |
①出席点と、②学生発表もしくは小テストと、③最終試験(レポートもしくはテスト)によって評価する。①で10%、②で50%、③で40%の評価をする。詳細については別途指示する。 |
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テキスト |
教科書は特に指定しない。必要に応じて、当日の出席者に資料を配布する。 |
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参考文献 |
①寺本義也他『新経営戦略論』 学文社、2012年。
②加護野忠男他『取引制度から読みとく現代企業』有斐閣 、2008年。
③大森信『トイレ掃除の経営学-Strategy as Practiceアプローチからの研究』白桃書房、2011年。
④佐藤 俊樹 『社会学の方法―その歴史と構造』ミネルヴァ書房 、2011年。
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オフィスアワー(授業相談) |
火曜12時35分‐55分 前日の朝までにメールでアポイントすれば大丈夫です。携帯メールからで十分ですが、受講時限、学籍番号、氏名が明記されているものに限ります。アドレスや研究室の場所については事務に問い合わせてください。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
講義の予習や復習としては、参考図書の①の第1章、②、③、④を読むことを推奨する。
もちろん私語や途中入室・退出は不可です。厳しく対応します。講義は、一話完結型でなく、積み重ね型の講義です。前回までの内容の踏まえた上で進めていきます。したがって学生さんにとっては、出席を重ねることで、理解を深めていくことができる講義になっています。逆にならないようにしてください。 |