講義名 上級ミクロ経済理論AⅡ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 火4
単位数 2

担当教員
氏名
小林 信治

学習目標(到達目標) ミクロ経済学の基礎的理論を理解し,様々な経済問題の分析に応用できる。
1.部分均衡理論および一般均衡理論の基本を理解し,経済学の様々な分野において応用できる分析力を修得する。
2.多数の例題を解くことを通じて,ミクロ経済学の基礎的理論を理解し,経済学における各分野への応用に必要となるスタンダードな分析ツールを修得する。
授業概要(教育目的) ミクロ経済理論の主要なトピックスについて講義および演習を行う。
本講義は,ミクロ経済学の基礎的理論について解説し,様々な経済問題の分析に応用できる能力を身につけることを目的とする。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション講義の概略について説明する。
第2回経済厚生厚生経済学における基本定理について解説する。
【準備学習】:配布資料と前回までの講義の復習(以下同)。
第3回市場の失敗1市場の失敗について解説する。
公共財,リンダール均衡
第4回市場の失敗2市場の失敗について解説する。
外部性,課税と補助金
第5回社会的選択社会的選択理論の基礎に関する考察
社会厚生関数
投票のパラドックス
Arrowの不可能性定理
第6回演習1:理解度の確認厚生経済学に関する問題演習
第7回ゲーム理論の基礎1戦略形ゲームについて解説する。
支配,支配戦略
ナッシュ均衡
ベイジアン・ナッシュ均衡
第8回ゲーム理論の基礎2展開形ゲームについて解説する。
サブ・ゲーム完全均衡
完全ベイジアン均衡
第9回ゲーム理論の基礎3寡占理論について解説する。
クールノー競争
ベルトラン競争
第10回情報の経済学1アドバース・セレクションについて解説する。
第11回情報の経済学2モラル・ハザードについて解説する。
第12回バーゲニングバーゲニング問題について解説する。
ナッシュ交渉解
諸公理
第13回オークション標準的なオークションについて解説する。
第14回演習2:理解度の確認経済厚生に関する問題演習
ゲーム理論に関する問題演習
第15回理解度の確認要点のまとめ
授業形式 講義形式を基本とする。
基本事項の修得のために問題演習を行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
60% 0% 10% 10% 20% 100%
参考文献 W.ノヴシェク『 経済数学』 多賀出版.
オフィスアワー(授業相談) 月曜日 16:15~16:35,本館2F講師室
要アポイントメント
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 本講義の履修には,経済数学I・IIレベルの数学が必要である。