講義名 経済政策論BⅡ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 月6
単位数 2

担当教員
氏名
小滝 一彦

学習目標(到達目標) 各受講者が経済政策に関する自らの関心テーマについて小論文を作成する。経済政策の必要性または効果に関する新たな知見を検証し、短く不完全であっても論文の形にすることを目標とする。
授業概要(教育目的) 本講義では、各受講者の論文作成を通じて、経済政策の必要性や効果に関する理論モデル、データの取得方法、統計分析の手法、論文作成の手順について指導する。
授業計画表
 
項目内容
第1回経済政策研究の必要性と必要条件経済政策の研究が必要な理由と、経済政策研究に求められる条件について講義。
【準備学習】研究テーマの案を複数考えて、持参すること。
第2回研究テーマ設定各受講者が研究テーマの案を発表。研究テーマとして成立しうるかを検討し、各受講生のテーマを選定。
第3回先行研究の吟味各受講者の選定テーマに関する既存論文を選び、理論、実証手法、データ、政策的結論について、各受講生が発表。更にフォローすべき先行文献について指摘。
第4回研究計画各受講者が、自らのテーマについて、タイトル、主要既存文献、分析手法、予想される結論からなる研究計画を発表。
第5回データ各受講者が、自らの研究テーマに関するデータについて発表。
第6回分析手法各受講者の選定テーマの研究に必要なデータ分析の方法、使用ソフトウェア、コマンドについて指導。
第7回分析手法各受講者の選定テーマの研究に必要なデータ分析の方法、使用ソフトウェア、コマンドについて指導。
第8回データ分析各受講生が、データ分析の進捗状況を報告し、改善点を検討。
第9回データ分析各受講生が、データ分析の進捗状況を報告し、改善点を検討。
第10回分析結果のとりまとめ各受講生が論文中の「データ」「分析結果」の章の草稿を報告し、改善点を検討。
第11回既存文献サーベイ各受講者が、論文中の「既存文献」の章の草稿を報告し、改善点を検討。
第12回経済政策への提言各受講生が、論文中の「はじめに」と「結論」の章を報告し、改善点を検討。
第13回論文の形式チェック論文の書式、構成、引用文献などの形式を確認し、完全点を検討。
第14回論文発表パワーポイントを用い、論文の概要を発表。
第15回まとめまとめ
授業形式 各受講生が実際に研究テーマを設定し、仮説を立て、データを分析し、論文とする各ステップを指導する形式で進める。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 50% 0% 50% 0% 100%
テキスト Greene, Econometric Analysis.

Wooldridge, Econometric Analysis of Cross Section and Panel Data.
参考文献 各受講生の分野の先行文献を講義において指定。
オフィスアワー(授業相談) 水曜4限、8号館研究室(事前にアポイントをとること)。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ  実際にデータ分析を行い論文を作成するプロセスを経験することを通じて、経済政策研究の能力を修得することを目標とします。ミクロ経済学(含ゲーム理論)、計量経済学(含パネル分析)の知識と、統計ソフトウェア(STATAを推奨しますが、他でも可)を用いた経験があることを前提とします。受講生は、研究テーマのアイディアを複数準備して、第1回目の講義に参加してください。