講義名 英語基礎B ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 土1
単位数 2

担当教員
氏名
飯野 朝世

学習目標(到達目標) ライティングスキルの基本知識の確認を中心として,4技能(読む・書く・聞く・話す)の基礎力を向上させることを目標とします。
授業概要(教育目的) 英語の語法・文法についての知識を習得し,それらを活用して自分自身の考えを書いて表現する力を培うことを目的とします。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンステキストの使い方
授業の進め方
成績評価の方法
授業参加の方法
自己紹介等
第2回Unit 1 Self Introduction①英文の基本構造(主語と動詞)を意識する。
②自己紹介のモデルパラグラフを読む。
③文と文をつなぐ表現を学び、自己紹介に関連する表現を学ぶ。
④準備学習として、自分自身についてどのようなことを述べたいのかまとめておく。
第3回Unit 1 Self Introduction①自己紹介文の構成を練る。
②実際に50~80語のパラグラフを書く。
③クラスメートと交換しPeer-Reviewを行う(主語と動詞に構造が正確を中心にチェックする)。
第4回Unit 2 Past Memories①動詞表現の時制に注意する。
②過去の出来事についてのモデルパラグラフを読む。
③文と文のつなぎ表現を学び、過去の記憶に関連する表現を学ぶ。
④準備学習として、過去の記憶をたどって、どのようなことが印象に残っているかをピックアップしておく。
第5回Unit 2 Past Memories①自分の記憶に残っている過去の出来事について、ピックアップしてパラグラフの構成を考える。
②ピックアップした記憶に残る出来事を100語程度の英文で表現してみる。
③Peer-Reviewで、動詞表現の時制やタイトルの付け方などをチェックする。
第6回Unit 3 My Daily Life①日常生活の何について書くか一つのテーマを選ぶ。
②一つのパラグラフに一つのテーマというルールを理解する。
③モデルパラグラフでは日常生活の何をテーマに選んでいるかを読み、自分のテーマ探しのヒントにする。
④準備学習として、話を膨らませることができそうなテーマを自分の日常からピックアップしてみる。
第7回Unit 3 My Daily Life①日常生活から話題を一つだけ取り上げ、作文内容のアイディアを練る。
②練ったアイディアを100語前後の文章にまとめる。
③Peer-Reviewにより、テーマが一つに絞られているか、テーマに関連のないことが書かれていないかについてチェックを行う。
第8回Unit 4 My Beliefs①パラグラフの書き方のルールを知る。
②パラグラフのトピックセンテンスとは何かを知る。
③モデルパラグラフを読み、トピックセンテンスに何が書かれているかを理解する。
④準備学習として、ふだん大切にしている自分なりの考えや信念をまとめておく。
第9回Unit 4 My Beliefs①準備してきた、トピックを100語前後のパラグラフで書けるよう、アイディアをまとめる。
②まとめたアイディアを実際に100語前後のパラグラフに書いてみる。
③Peer-Reviewにより、パラグラフの書き方のルールに沿っているか、肝心なことがトピックセンテンスで述べられているかをチェックする。
第10回Unit 5 My Future Profession①パラグラフのサポートセンテンスの働きを知る。
②モデルパラグラフを読み、パラグラフ構造(一つのパラグラフの中にどのような要素が含まれるか)を知る。
③文と文とのつなぎ表現や将来の職業の記述に便利な表現を用いて、自分が将来就きたい職業を100語前後の文章にまとめる。
第11回Unit 6 People I respect①パラグラフ中のトピックセンテンスとサポートセンテンスを考えながら、モデルパラグラフを参照して、自分が尊敬する、憧れる人物を説明するパラグラフを書く。
②Peer-Reviewにより、パラグラフの中のトピックセンテンス、サポートセンテンスが正しく書かれているかをチェックする。
第12回Unit 7 Things I Treasure①全体をまとめる文(コンクルージョン)をパラグラフの最後に書くことを知る。
②大切にしているもの、ことについてのモデルパラグラフを読む。
③文と文のつなぎ表現や便利な表現を学ぶ。
④準備学習として、普段から大切にしているもの、ことをピックアップしておく。
第13回Unit 7 Things I Treasure①お金には代えられないもの、生活になくてはならないもの、思い出や、大切にしている言葉などについてアイディアを練る。
②そのアイディアを100語前後の文章にする。
③Peer-Reviewにより、パラグラフの最後に全体をまとめる結びの文(コンクルージョン)が書かれているかをチェックする。
第14回Mid-Term Exam: Unit 8 (Review)これまで学習してきたことの確認として、Units 1~7の中から一つを選び、100語前後のパラグラフを書く。
第15回中間のまとめまとめ
第16回Unit 9 Places Worth Visiting①描写パラグラフについて学ぶ。
②自分の経験などを他者(読み手)に伝えやすくする表現がモデルパラグラフではどのように記述されているかを理解する。
④準備学習として、人にぜひ行くように勧めたい場所を考えておく。
第17回Unit 9 Places Worth Visiting①過去に訪ねたことがある印象的な場所や、気に入っている場所についてテーマを決めて、どのように記述するかアイディアを練る。
②そのアイディアにそって150~200語前後のパラグラフを書く。
③Peer-Reviewにより、五感に基づいた描写があるか、書き手の体験を追体験できたかなどをチェックする。
第18回Unit 10 (Un)Pleasant Things①効果的な具体例を使うパラグラフの書き方を学ぶ。
②モデルパラグラフを読み、具体例を使った説得力のある文面を知る。
③文と文のつなぎ表現を増やし、具体例の挙げ方を学ぶ。
④準備学習として、ストレスを感じるものや人の行動など、自分の気分を左右するものを具体的に挙げておく。
第19回Unit 10 (Un)Pleasant Things①日常生活で愉快・不愉快にさせられるものや、人の行動を上げ、文章に発展させるアイディアを練る。
②そのアイディアを具体例を使って説明するパラグラフを150~200語で書く。
③Peer Reviewで、パラグラフに具体例が書かれているか、その例は説得力があるかをチェックする。
第20回Unit 11 Writing a Story①物語や出来事を記述する物語パラグラフについて学ぶ。
②モデルパラグラフの物語を読む。
③時間軸を表現するつなぎ言葉を学ぶ。
準備学習として、過去の出来事を時間軸で記録してみる
第21回Unit 11 Writing a Story①過去の出来事や、写真、絵などを時間軸に沿って整理する。
②整理した過去の重要な出来事からや、写真・絵をみて物語を書く。
③Peer Reviewでは、主人公が明確に設定されているか、物語の流れが時系列にそっているかチェックする。
第22回Unit 12 Words in My Vocabulary①定義パラグラフについて学ぶ。
②モデルパラグラフを読んで、はやり言葉や一般に使われる業界用語の意味や使われ方の説明の仕方を知る。
③つなぎ言葉や、言葉の定義を説明する便利な表現を学ぶ。
第23回Unit 13 Talking about "Types"①人物や事物をいくつかのタイプに分類し、説明の仕方を知る。
②モデルパラグラフを読んで、分類の仕方について学ぶ。
③つなぎ言葉や分類表現を学ぶ。
④準備学習として、人の性格や趣味、身の回りのものの分類などを考えておく。
第24回Unit 13 Talking about "Types"①人物や事物の分類パラグラフを書くためのアイディアを練る。
②練ったアイディアを150~200語の文章にする。
③Peer Reviewで分類対象や分類基準が明確か、相違点がはっきりしているかについてチェックする。
第25回Unit 14 Pitfalls for Youngsters①原因と結果についてのパラグラフを学ぶ。
②モデルパラグラフを読んで、原因と結果のどちらをトピックセンテンスに書いてあるかを知り、パラグラフ全体がどのように展開しているかを学ぶ。
③つなぎ言葉や因果関係の表現法を学ぶ。
④準備学習として、現代の若者が陥りがちな問題を挙げ、その原因や結果を探っておく。
第26回Unit 14 Pitfalls for Youngsters①現代の若者が陥りがちな問題を挙げて、その原因や結果について考えをまとめる。
②①で挙げた課題を150~200語のパラグラフに書く。
③Peer Reviewでは、トピックセンテンスに原因と結果のどちらが提示されているか、因果関係をはっきり表現できているかについてチェックする。
第27回Unit 15 What I Want the World to Be(Review 2)①社会に対する提案や要望を表現するパラグラフを学ぶ。
②モデルパラグラフを読んで、社会問題や個人の社会的責任などについて考える。
③既習パラグラフを復習する。
第28回Final Exam: Writing a paragraph "What I Want the World to Be"Unit 15 のテーマ:例えば、世の中にあればよいもの、なくすべきもの、よい人間関係の秘訣、希望のもてる社会の在り方、などについて150~200語のパラグラフを書く。
第29回理解度の確認16回以降の要点のまとめ
第30回まとめまとめ
授業形式 演習形式を中心として授業を進めます。内容理解を確認するための小テストや課題提出等を随時課します。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
50% 0% 20% 30% 0% 100%
評価の特記事項 ①定期試験50%とは中間テストと学年末テストの平均点です。②小テスト20%とは授業中に行うWriting 評価です。講義態度30%とは授業中の質疑応答、テキスト課題への応答です。
テキスト 遠藤功樹著 『A Passage to Paragraph Writing』 センゲージラーニング株式会社, 2000円(税別).
ISBN978-4-86312-182-9
参考文献 特に指定しませんが、自分の好きな分野の記事を英語で読む練習をし、英語独特の表現に慣れましょう。
オフィスアワー(授業相談) 授業後の休憩時間は教室にいます。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ テキストの課題を行ってください。また、パラグラフに出てくる単語でわからないものがあれば、事前に調べておいてください。