講義名 ドイツ語Ⅰ ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 火5・木4
単位数 2

担当教員
氏名
坪谷 準治

学習目標(到達目標) 1.正しい発音やイントネーションでドイツ語を話したり,テキストを読んだりすることができる。
2.ドイツ語で挨拶や自己紹介,他者紹介をすることができる。
3.日常生活における様々な場面でドイツ語の基本的な語彙・構文を使い,口頭で自分の意思を伝えたり,相手に質問したりすることができる。
4.簡単なドイツ語の会話や文章(独検5級程度)を聞いて,内容の大意を理解することができる。
5.ドイツ語で日付,時刻,年齢,金額など,数字を用いた表現を言ったり聞いたりすることができる。
授業概要(教育目的) ドイツ語の発音、基本的な語彙や構文の口頭練習を繰り返し行うことにより,初歩的なドイツ語運用能力を身につけることを目標とする。また,ドイツ語の学習を通してドイツ語圏の国・都市などについて基礎的な知識を習得する。
授業計画表
 
項目内容
第1回前期授業の説明前期授業の進め方、授業の到達目標、成績評価基準などのくわしい説明をする。
第2回Guten Morgen! 発音練習アルファベットと単語の発音を練習する。
[準備]
各自、教科書に付いてあるCDをくり返し聞いてくること。
第3回Wer kommt zu Peters Party? 規則動詞を使う。
[準備]
テキストの文法事項は、その場面に限られた内容のものである。本文解釈に欠かせない面もあるので、特に発表者は練習問題も含めて、かならず一読しておくように。
第4回Was sind Sie von Beruf?自己紹介文を作る。
[準備]
決まった表現を使って、名前、住まい、出身、職業など、自己紹介をするときの順番を決めておくことが大事だ。
第5回Bier trinke ich sehr gern.語順を学ぶ。
[準備]
ドイツ語文の基本なので、しっかり復習して、いろいろなパターンの例文を読んでおくこと。
第6回Das ist das Rathaus.名詞の性を理解する。
[準備]
定冠詞、不定冠詞の変化をスムーズにできるために、練習問題を多く解いて、確認してくること。
第7回Ich frage den Polizisten.男性弱変化名詞を学ぶ。
[準備]
特殊な名詞のため、ドイツ語Ⅰではあまり詳しく説明しなかった。よく目にする名詞なので説明文をよく読んでおくこと。
第8回Wissen Sie, wer das ist?接続詞と語順を学ぶ。
[準備]
従属接続詞、間接疑問文、副文といった文法用語をしっかり説明できるようにしておくこと。
第9回Wohin fährst du im Sommer?不規則動詞を使った文を読む。
[準備]
本文の中で、不規則動詞を探してみるとよい。少なくとも教科書に出てくる動詞はしっかり練習してくること。
第10回Dieses Buch ist genau richtig.冠詞類の変化を学ぶ。
[準備]
冠詞類の変化は難しいと思わないで、前に覚えた定冠詞、不定冠詞の変化が基礎になっている。変化表をよく見ておくこと。
第11回Wenn es regnet...非人称のesを学ぶ。
[準備]
特に意味のない主語として使われるesなので、無理に意味を付けようとしないように。意味を付けてみると訳が不自然だと気付くと思う。
第12回Fährst du mit dem Bus zur Uni?前置詞を使った文を読む。
[準備]
前置詞の訳が書かれているが、その訳だけでないので、辞書でそれ以外の訳も調べておくように。
第13回Gehen Sie geradeaus!命令形で話してみる。
[準備]
Sieとduを使って命令の文を読んでみると、どちらの文が使いやすいかわかるはず。問題文の主語を変えて練習してみよう。

第14回Wir haben ein schönes Haus.形容詞を使った文を読む。
[準備]
形容詞の格語尾はたくさんあって、面倒な一面もあるが、文章に接すると、それほど面倒でないことがわかる。そのため語尾変化にあまり気をとらわれないように。
第15回中間のまとめ14回までのまとめと復習
[準備]
本文は全文、会話文になってある。一話完結なので理解しやすいと思う。場面を思い浮かべながらもう一度、最初から読んでみるとよい。
第16回Welche Stadt ist größer?いろいろな比較表現を練習する。
[準備]
原級、比較級、最上級の変化は、規則、不規則にかかわらず、一度、リズムで発音してみるとよい。
第17回Ich stehe morgens um sieben auf.分離動詞の文構造を学ぶ。
[準備]
動詞には、その前の部分が分かれるという動詞もあることをしっかり認識しておくこと。分離動詞の特徴と文構造を理解するため、プリント練習するので説明文をよく読んでおくように。
第18回Freust du dich?再帰代名詞を使った文を読む。
[準備]
再帰代名詞は多くの場合は4格、ということをまず頭に入れておくこと。人称代名詞の変化とほとんど同じなので、人称代名詞の変化をもう一度復習してくるとよい。
第19回Darf ich mich vorstellen?話法の助動詞を使った文構造を学ぶ。
[準備]
文構造が理解できているかどうか、練習問題、独作文で何回もチャレンジしてみるとよい。
第20回Hast du Lust, einen Ausflug zu machen?zu不定詞句の語順を学ぶ。
[準備]
zu不定詞句の語順と用法を学ぶにあたり、日本語の語順と似ている点に注目してみよう。また、分離動詞のzu不定詞も学ぶので、今一度、分離動詞を復習しておくとよい。
第21回Es muss heißen...さまざまな動詞の3基本形を学ぶ。
[準備]
3基本形は、特に不規則動詞はリズムでくり返し発音すること。不規則変化はたくさんあるので、全部覚えようとしないで、辞書にもでているので、少し辞書の助けも借りるとよい。
第22回Nachdem ich Abitur gemacht hatte...完了形の文構造を学ぶ。
[準備]
現在完了、過去完了を学ぶにあたり、時間の流れから完了形を決めていくため、日本語訳をしっかり理解しておくこと。

第23回Ihr Wagen wird gerade repariert.動作受動の形式を練習。
[準備]
文構造では過去分詞、前置詞の知識が必要になる。そのため、過去分詞の作り方、前置詞の格支配を復習しておくこと。

第24回Wo ist Mozart begraben?状態受動の形式を練習。
[準備]
状態受動の形式は一見すると現在完了形と似ているので間違ってしまう。形式をはっきり区別するため、現在完了形の形式を思い出してみよう。
第25回Wie heißt die Kirche, die dort steht?定関係代名詞を使った文を学ぶ。
[準備]
定冠詞と定関係代名詞は形がとても似ているため混同しがちだ。それぞれの概念が理解できていれば混同しないはず。ドイツ語の基本である定冠詞に今一度、立ち返ってみよう。
第26回Der ist sehr schick.指示代名詞を使った文を学ぶ。
[準備]
一定の人物や事物を指し示す指示代名詞が文中で何を,誰を指しているのか、文の流れをよく把握してくること。
第27回Ich hätte noch eine kleine Bitte.接続法の外交話法を学ぶ。
[準備]
断定を避けた丁寧な言い方は日常会話では場合によって必要、不可欠になる。そのため、日本語訳も自分の日常生活の中での言い方と照らし合わせて考えてみるとよい。
第28回Man sagt, die Bayern seien sehr heiter.接続法の間接話法を学ぶ。
[準備]
他人の言ったことや考えなどを引用する間接話法は動詞の形(接続法Ⅰ式)が、いままでの動詞の形と似ている。動詞について持っている知識を使って、接続法Ⅰ式と区別できるように。
第29回理解度の確認これまでの要点のまとめ
[準備]
どんな質問でもかまはないので、質問箇所をメモしておくこと。
第30回まとめまとめ
[準備]
後期のドイツ語Ⅱにスムーズにはいれるよう教科書、ノート、プリントに目を通してくること。
授業形式 演習形式で,実際に声を出して発音や会話の練習を行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 10% 60% 20% 10% 100%
評価の特記事項 ドイツ語検定受験を推奨します。
テキスト 三室次雄ほか『ドイツ語70 <ノイ>』三修社、2500円.
参考文献 根本道也ほか『アポロン独和辞典』同学社, 4200円.
在間 進『アクセス独和辞典』三修社, 4100円.
オフィスアワー(授業相談) 授業終了後、教室内で随時受け付けます。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 毎回、独和辞典は必携。授業で習ったことをそのまま放置しておいてはすぐに忘れてしまうので、必ず復習すること。次回に行うところの会話文はイラストを参考にして一通り、目を通してくること。
辞書は見出し語彙数5万語程度で、発音にカタカナ表記のあるものがお勧めです。特に、初心者の場合、単語が持つ複数の意味や例文、関連語等を参照しながら学習することが重要なので、電子辞書ではなく紙の辞書をお勧めします。