講義名 中国語Ⅱ ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 水5・土2
単位数 2

担当教員
氏名
南雲 大悟

学習目標(到達目標) (1)アスペクトと補語の表現ができるようになる。
(2)使役と受け身表現ができるようになる。
(3)コミュニケーション能力の基本が身につく。
(4)やさしい読み物が読めるようになる。
(5)中国語初級文法が一通りマスターできる。
(6)中国語検定4級、HSK2級レベルに到達できるようにしたい。
(7)中国語圏に留学や旅行に行く時に中国語を使う基礎固めができる。
授業概要(教育目的)  「中国語Ⅰ」で修得した発音と初歩的な会話・文法をもとに、より発展した表現を学習する。初級中国語を語学の4技能から総合的に学び、基礎固めをしっかりすることによって、次のステップに繋がるようにする。
授業計画表
 
項目内容
第1回前期の学習内容のおさらい
後期授業のガイダンス
『我是猫1』のおさらい
後期授業の評価基準や授業方法などの説明
【準備学習】
『我是猫1』のテキストを読み返し、単語や基本文型をおさらいしておくこと。
第2回ユニット1:アスペクトと補語(その1)

ユニット1-1
1.文末の「了」新状況の出現
2.結果補語
【準備学習】
・文末の「了」のニュアンスを十分配慮した上で訳文を準備する。
・結果補語「完」や「到」を使った例文(肯定形・否定形)が自由に作文できるよう練習する。
第3回ユニット1-2
1.「着」状態の持続
2.存現文
【準備学習】
・既習の「動作の進行」と本課「状態の持続」の違いを考えて、翻訳・作文を行う。
・存現文は間違いやすい語順なので、意味上の主語が動詞の後ろに置かれる点を意識して予習すること。
第4回ユニット1-31.方向補語
2.動量詞
【準備学習】
・方向補語に関しては19頁~20頁も参照に予習すること。
・「時間量」と「動作量」の違いについて、例文をいくつか作成して比較する。
第5回ユニット1-41.動詞末の「了」:完了
2.「再」と「又」
【準備学習】
・既習である文末の「了」と本課における完了の「了」のニュアンスや訳し分けについて検討した上で、自作の例文をいくつか用意しておくこと。
・「また」と日本語訳できる時間副詞「再・又」のニュアンスの違いをふまえた例文を自作しておくこと。
第6回ユニット1のまとめ
A.結果補語
B.方向補語
C.「了」
D.「着」:状態の持続
E.存現文
F.動量詞
G.「再」と「又」
・テスト形式に沿った練習プリントを使ってまとめを行う(造句・適語補充・翻訳)。まとめのプリントを通して、自分の弱点を把握してテスト本番に向けてフォローする。
【準備学習】
・ユニット1の単語と基本文型をすべて中国語で表現できるように復習しておくこと。
第7回理解度の確認①ユニット1を中心とした既習事項の確認テストと解説
【準備学習】
・本文や文法の例文を自由に作文(日本語から中国語へ)できるように、基本文型をおさえる。
・翻訳はピンイン表記の文章で出題するので、文は漢字の字面だけ理解するのではなく、音声としても把握しておくこと。
第8回ユニット2:補語(その2)と使役・受け身

ユニット2-5
1.様態補語
【準備学習】
・様態補語の複雑な文型を把握し、自由に作文できるように練習する。特に目的語を含む場合について、様々な「動詞+目的語」の例文を自作しておくこと。関連する形容詞や程度副詞についてもまとめておく。
第9回ユニット2-61.可能補語
2.「把」
【準備学習】
・可能補語の表現に関連する「結果補語」と「方向補語」を再度復習する。
・目的語を前置する表現「把」の用法が普通の文(平叙文)とどのような違いがあるか事前に調べておくこと。
第10回ユニット2-71.使役
2.「地」
3.方向補語の派生義
【準備学習】
・「させる」という意味を表す使役動詞2つにつき、文型・語順を整理して、自由に作文できるようにしておくこと。
・方向補語の種類や基本義を復習し、「派生義」については84頁も参照しておく。
第11回ユニット2-81.受け身
2.「是」~「的」
3.仮定
4.「~来~去」
【準備学習】
・「られる・される」という受け身の例文を自由に作ることができるよう練習しておくこと。
・既に発生した動作の「時点や場所」を取り立てて表現する「是~的」の語順を整理しておく。
・既習の完了の「了」と「是~的」の違いがどの点にあるか考えて予習すること。
第12回ユニット2のまとめA.可能補語
B.様態補語
C.方向補語の派生義
D.「把」
E.使役
F.受け身
・テスト形式に沿った練習プリントを使ってまとめを行う(造句・適語補充・翻訳)。まとめのプリントを通して、自分の弱点を把握してテスト本番に向けてフォローする。
【準備学習】
・ユニット2の単語と基本文型を中心に、すべて中国語で表現できるように復習しておくこと。
第13回理解度の確認②ユニット2を中心とした既習事項の確認テストと解説
【準備学習】
・本文や文法の例文を自由に作文(日本語から中国語へ)できるように、基本文型をおさえる。
・翻訳はピンイン表記の文章で出題するので、文は漢字の字面だけ理解するのではなく、音声としても把握しておくこと。
第14回やさしい読み物:「我是shenme?」①「私は何でしょう?」(プリント教材)
・講読(本文の音読・翻訳)
【準備学習】
・既習文法を「イラスト小文法(45頁~99頁)」などで確認しながら、辞書を使って自然な日本語に翻訳しておく。
・文構造に即した直訳と意訳のそれぞれを考えておくこと。
第15回やさしい読み物:「我是shenme?」②「私は何でしょう?」(プリント教材)
・講読の続き(本文の音読・翻訳)
・会話練習・即時通訳練習 
【準備学習】
・本文に関する内容について中国語で質問したり、説明したりできるように口頭練習をしておくこと。
第16回やさしい読み物:「連星期日也不是」①「日曜日ですらない」(プリント教材)
・講読(本文の音読・翻訳)
【準備学習】
・既習文法を「イラスト小文法(45頁~99頁)」などで確認しながら、辞書を使って自然な日本語に翻訳しておく。
・文構造に即した直訳と意訳のそれぞれを考えておくこと。
第17回やさしい読み物「連星期日也不是」②
「日曜日ですらない」(プリント教材)
・講読の続き(本文の音読・翻訳)
・会話練習・即時通訳練習 
【準備学習】
・本文に関する内容について中国語で質問したり、説明したりできるように口頭練習をしておくこと。
第18回やさしい読み物「10減1等於幾?」①「十引く一はいくつ?」(プリント教材)
・講読(本文の音読・翻訳)
【準備学習】
・既習文法を「イラスト小文法(45頁~99頁)」などで確認しながら、辞書を使って自然な日本語に翻訳しておく。
・文構造に即した直訳と意訳のそれぞれを考えておくこと。
第19回やさしい読み物「10減1等於幾?」②
「十引く一はいくつ?」(プリント教材)
・講読の続き(本文の音読・翻訳)
・会話練習・即時通訳練習 
・テスト形式に沿った練習プリントを使ってまとめを行う(造句・適語補充・翻訳)。
【準備学習】
・本文に関する内容について中国語で質問したり、説明したりできるように口頭練習をしておくこと。
・「やさしい読み物」掲載の単語や基本文型をすべて中国語で表現できるように復習しておくこと。
第20回理解度の確認③「やさしい読み物」の既習事項の確認テストと解説
【準備学習】
・プリントで取り上げた文法ポイントを中心に「語句の並べ替え」や「作文」を練習すること。
・翻訳はピンイン表記の文章で出題するので、文は漢字の字面だけ理解するのではなく、音声としても把握しておくこと。
第21回やさしい読み物:「蛇宝石」①「蛇宝石」(プリント教材)
・講読(本文の音読・翻訳)
【準備学習】
・既習文法を「イラスト小文法(45頁~99頁)」などで確認しながら、辞書を使って自然な日本語に翻訳しておく。
・文構造に即した直訳と意訳のそれぞれを考えておくこと。
第22回やさしい読み物:「蛇宝石」②「蛇宝石」(プリント教材)
・講読の続き(本文の音読・翻訳)
・会話練習・即時通訳練習 
【準備学習】
・本文に関する内容について中国語で質問したり、説明したりできるように口頭練習をしておくこと。
第23回やさしい読み物:「草船借箭」①「草の船で矢を借りる」(プリント教材)
・講読(本文の音読・翻訳)
【準備学習】
・既習文法を「イラスト小文法(45頁~99頁)」などで確認しながら、辞書を使って自然な日本語に翻訳しておく。
・文構造に即した直訳と意訳のそれぞれを考えておくこと。
第24回やさしい読み物:「草船借箭」②

「草の船で矢を借りる」(プリント教材)
・講読の続き(本文の音読・翻訳)
・会話練習・即時通訳練習
【準備学習】
・本文に関する内容について中国語で質問したり、説明したりできるように口頭練習をしておくこと。
第25回イラスト小文法①1.基本構文
2.疑問文の作り方
3.品詞の種類
4.代詞
5.離合詞
6.量詞
7.前置詞
8.助動詞
9.間投詞
10.語気詞
11.接続詞と呼応表現
12.時点と時間量
・各文法事項を復習するためのドリルを解いてもらい、知識の定着を図る。
【準備学習】
・上記の文法事項毎に例文を自由に作文できるよう復習しておくこと。
第26回イラスト小文法②13.数量補語
14.アスペクト
15.結果補語
16.方向補語
17.方向補語の派生義
18.比較表現
19.可能補語
20.様態補語
21.程度補語
・各文法事項を復習できるドリルを解いてもらい、知識の定着を図る。
【準備学習】
・上記の文法事項毎に例文を自由に作文できるよう復習しておくこと。
第27回イラスト小文法③22.「把」構文(=「処置式」)
23.主題化
24.連動式
25.存現文
26.使役(=「兼語式」「兼語文」)
27.受け身
・各文法事項を復習できるドリルを解いてもらい、知識の定着を図る。
【準備学習】
・上記の文法事項毎に例文を自由に作文できるよう復習しておくこと。
第28回理解度の確認④既習事項の確認テストと解説
第29回まとめ①まとめ
第30回まとめ②まとめ
授業形式 (1)授業中は、主に耳と口を用いて、練習を行う。
(2)何度も音読して、本文を暗記する。
(3)11月頃より、読み物を学ぶ。
(4)文法のまとめをイラストと練習問題で学ぶ。
(5)担当教員により、適宜、学習教材と練習問題を補充する。

評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
40% 0% 30% 20% 10% 100%
評価の特記事項 出席(授業態度)を重視し、各種テストの得点状況、及びその他とともに総合的に判断する。
テキスト 中国語初級テキスト『我是猫2』董燕・遠藤光暁著 白帝社
参考文献 『標準中国語辞典第2版』(アルファベット配列)上野恵司著 白帝社 2415円
『中検準4級(or4級)問題集2017年版』中検研究会編 光生館
『中検準4級(or4級)試験問題集 解答と解説』白帝社 
『中国語検定HSK公式過去問集 1級(or2級)』スプリックス
『HSK公認単語トレーニング』アプリ ダウンロードhttp://www.hskj.jp/success/app.html
オフィスアワー(授業相談) 土曜日(授業実施日)の昼休み。事前にアポイントをとること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ ・1年次には、中国語検定準4級と4級、HSK1、2級を受けることが望ましい。
HSKは日本大学に団体割引が適用されるので、ポスター掲示を見て申し込み、受験すること。
・留学・語学研修については、学部ホームページを確認すること。なお、交換派遣留学を希望する者は、出願資格を確認し、必ず検定試験の所定の級を取得しておくこと。
参考URL 1 http://cjjc.weblio.jp
参考URL 2 http://dictionary.goo.ne.jp