講義名 スペイン語Ⅱ(再) ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 木2
単位数 2

担当教員
氏名
木﨑 孝嘉

学習目標(到達目標) 1. 不規則活用を含め、動詞の現在形の活用ができる。
2. 名詞を繰り返すのではなく、代名詞を使って文をつくることができる。
3. 基本的に「自分の行為が自分に戻ってくる」ことを表す再帰動詞や、一見変わった構文をとる動詞の使い方を学習することにより、表現の幅が広がる。
4. 現在完了、過去時制を用いて、「すでに終わっていること」について、異なる視点からとらえ、伝えることができる。
授業概要(教育目的) この授業では、スペイン語Iで学習したスペイン語表現を文法的に解説するとともに、さらにスペイン語の文をつくったり理解したりする時に必要となる文法事項を学習する。基礎を固めると同時に、実際に使えるスペイン語を身につけることに特化するので、扱う動詞の数も最小限に絞る。スペイン語とはどのような構造をもつ言語なのか、その全体像を捉えることが目標である。
 言語と社会、人々の考え方の間には深いつながりがある。スペイン語の学習が主ではあるが、この授業を通してスペイン語圏の文化、人々の考え方などにも興味をもってほしい。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション 講義についての概要と評価方法など、本シラバスの内容を説明する。
第2回名詞と形容詞名詞・形容詞と定冠詞・不定冠詞の性数変化について復習する。
第3回主語人称代名詞と動詞ser, estar, hay主語人称代名詞と動詞ser, estarの活用と使い分け、さらに存在を表すhayとestarの使い分けについて復習する。
第4回動詞現在形活用(1)規則活用動詞(-ar型, -er型)の活用の説明と練習を行う。
第5回動詞現在形活用(2)規則活用動詞(-ir型)の活用の説明と練習を行う。
第6回動詞現在形活用(3)不規則活用動詞(語幹母音変化動詞)の活用の説明と練習を行う。
第7回数字、時刻 100までの数字と時刻表現について復習する。
第8回動詞現在形活用(4)1人称単数形のみが不規則な動詞の活用と練習を行う。
第9回曜日と日付、天候表現曜日と日付、天候の表現を学習する。
第10回動詞現在形活用(5)その他の不規則活用動詞の活用と練習を行う。
第11回動詞現在形活用(6)引き続きその他の不規則活用動詞の活用と練習を行う。
第12回目的格代名詞 直接目的格・間接目的格の代名詞を学習する。
第13回gustar型動詞、前置詞格人称代名詞gustar型動詞を使った文章と前置詞の後に置かれる人称代名詞について学習する。
第14回序数、様々な表現 序数と様々な表現方法について学習する。
第15回中間まとめ 中間のまとめを行う。
第16回中間確認、再帰動詞(1)第15回目までに扱ったこと(小テスト等)の確認と講評を行う。また、再帰動詞の用法(直接再帰・間接再帰)の説明と練習を行う。
第17回再帰動詞(2)再帰動詞の用法(相互・転意・強意)の説明と練習を行う。
第18回現在分詞現在分詞の形について学習し、現在進行形の文法説明と練習を行う。
第19回過去分詞、現在完了過去分詞の形について学習し、現在完了の文法説明と練習を行う。
第20回無人称表現、否定語・不定語無人称表現、否定語・不定語について学習する。
第21回点過去(1)点過去(規則活用動詞)の活用・文法・用法について学習する。
第22回点過去(2)点過去(不規則活用動詞)の活用・文法・用法について学習する。
第23回線過去線過去の活用・文法・用法について学習する。
第24回点過去と線過去点過去と線過去の使い分けについて説明と練習を行う。
第25回比較表現比較級・最上級の表現について学習する。
第26回数字、感嘆文、関係代名詞que100以上の数字、感嘆文、関係代名詞queについて学習する。
第27回受身表現受身表現の形と用法について学習する。
第28回過去完了過去完了の文法・用法について学習する。
第29回理解度の確認第16回目以降の要点のまとめを行う。
第30回まとめ通年のまとめを行う。
授業形式 演習形式。グループワークなどを行う。適宜、DVDやCD等のAV教材、インターネットの動画等を使用する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 0% 70% 20% 10% 100%
評価の特記事項 授業中に実施する小テストと学期末テスト、授業中の態度(出席)を主たる評価材料とします。
テキスト 『¡Ahora, tú! 改訂版』(土井裕文・他2名、2016年、朝日出版社)
参考文献 各種辞書は必ず準備して授業に持参すること。例えば、『ポケットプログレッシブ西和・和西辞典』(高垣敏博ほか、2003年、小学館)、『現代スペイン語辞典 改訂版』(山田善郎ほか、1999年、白水社)、『西和中辞典』(高垣敏博ほか、2007年、小学館)など。電子辞書でもよい。
オフィスアワー(授業相談) メールでアポイントメントを取ってください。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 1単元ごとに「正しく」読める知識(単語・文法事項)を増やしていってください。そのためにも、スペイン語Iで得た知識を使って、あるいはまだ知らない単語の意味を確認する「事前学習」と、このスペイン語IIの授業で新たに得た知識を定着させる「復習」が非常に大切になります。