回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 授業ガイダンス | 履修上の注意,テキスト参考文献の紹介など。 |
第2回 | 製鋼業における技術革新と<鋼の時代>の到来 | ベッセマー転炉製鋼法と,シーメンズ=マルタン平炉製鋼法,トマス=ギルクリスト製鋼法の概要を説明し,1870年代以降の主導産業の交替と,その経済史的意義について考察する。
【準備学習】テキストの131~143ページを読んでおくこと。 |
第3回 | 重工業を中心とした産業構造の再編成 | 1870年代以降にあらわれた国際的な協調に基づく競争関係や,独占の進行について説明する。
【準備学習】テキストの143~150ページを読んでおくこと。 |
第4回 | 鉄道建設のいっそうの進展と景気循環 | 1870年代以降の鉄道建設の進捗状況を,アジア,オセアニア,中南米,アフリカの事例を取り上げながら説明するとともに,それらが世界的景気循環に与えた影響について考察する。
【準備学習】テキストの150~162ページを読んでおくこと。 |
第5回 | <海運革命>と世界的電信網の整備 | 蒸気船の“本格的な”普及と,海底電信ケーブルの敷設の進捗状況を説明し,<海運革命>が世界通商の仕組みに対して与えた影響について考察する。
【準備学習】テキストの162~167ページを読んでおくこと。 |
第6回 | 農業の構造変動〔Ⅰ〕 | 新たな小麦供給地域の登場と,南半球からの冷凍食肉の供給を取り上げながら,1870年代以降の農業の構造変動の歴史的意義を考察する。
【準備学習】テキストの167~176ページを読んでおくこと。 |
第7回 | 農業の構造変動〔Ⅱ〕 | 非鉄金属産業と鉱山業の世界的展開と,アジアの米作農業との関連を取り上げて,1870年代以降の農業の構造変動の歴史的意義を考察する。
【準備学習】テキストの177~184ページを読んでおくこと。 |
第8回 | 世界的な通商の多角化 | 1870年代以降に見られるようになった世界通商の新たなパターンを概説する。
【準備学習】テキストの184~201ページを読んでおくこと。 |
第9回 | 世界短期金融市場の構造変動 | 1870年代以降の荷為替信用制度の確立を中心に,世界短期金融市場の構造変動について説明する。
【準備学習】テキストの201~203ページを読んでおくこと。 |
第10回 | 世界長期金融市場の構造変動 | マーチャント・バンカーに主導されながら行われた世界長期金融市場の再編成を説明する。
【準備学習】テキストの204~208ページを読んでおくこと。 |
第11回 | 帝国主義と資本輸出〔Ⅰ〕 | 中近東に対するウェスタン・インパクトと金融的支配について,イランの事例を通じて考察する。
【準備学習】テキストの208~218ページを読んでおくこと。 |
第12回 | 帝国主義と資本輸出〔Ⅱ〕 | 中近東に対するウェスタン・インパクトと金融的支配について,エジプトの事例を通じて考察する。
【準備学習】テキストの208~218ページを読んでおくこと。 |
第13回 | 帝国主義と資本輸出〔Ⅲ〕 | 日清戦争と日本の“近代化”の関係について説明する。
【準備学習】テキストの208~218ページを読んでおくこと。 |
第14回 | <大不況> | 独占的・金融的資本主義の確立を背景とした<大不況>の経済史的意義を考察する。
【準備学習】テキストの219~226ページを読んでおくこと。 |
第15回 | まとめ | まとめ
【準備学習】テキストの227~239ページを読んでおくこと。 |