回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 前期イントロダクション | 国際金融論とは何を学ぶ学問か,また年間を通じた本講義および前期講義について,その概要を説明する。 |
第2回 | 為替レートの基礎知識(1)
外国為替市場の構造 | 外国為替市場について,市場参加者の構成や,銀行間市場や対顧客市場の構造,また,それぞれの市場で成り立つ為替レートの関係などについて説明する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第3回 | 為替レートの基礎知識(2)
為替レートの概念 | 名目為替レートのほか,実質為替レートや実効為替レート,実質実効為替レートについて,それぞれの関係と特徴を説明する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第4回 | 為替レートの基礎知識(3)
金利裁定 | 直物(スポット)レートと先物(フォワード)レート,および自国金利と外国金利金利との関係(金利裁定)について説明する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第5回 | 為替レートの基礎知識(4)
変動相場制度と固定相場制度 | 変動相場制度と固定相場制度の基本的な概念や,それぞれの特徴について説明する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと |
第6回 | 為替レートの基礎知識(5)
代表的な固定相場制度の例 | 代表的な固定相場制度について,具体的にはブレトンウッズ体制,ヨーロッパの固定相場制度,金本位制を取り上げ,それぞれの特徴を踏まえながら解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第7回 | 為替制度選択(1)
国際金融のトリレンマと為替制度選択 | 各為替制度のメリットとデメリットについて,国際金融のトリレンマの概念などを用い,検討する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第8回 | 為替制度選択(2)
為替制度選択に関する議論の推移 | 為替制度選択に関する理論面および実証面からの先行研究を紹介し,議論の推移について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第9回 | 通貨統合(1)
EUの通貨統合 | EUの通貨統合の内容と背景,および通貨統合のベネフィットとコストについて解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第10回 | 通貨統合(2)
最適通貨圏の理論 | 最適通貨圏の理論について説明する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第11回 | 為替レートの決定理論(1)
購買力平価説 | 長期における為替レートの決定理論である購買力平価説について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第12回 | 為替レートの決定理論(2)
フローアプローチ | 中期における為替レートの決定理論であるフローアプローチについて解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第13回 | 為替レートの決定理論(3)
アセットアプローチ
(オーバーシューティングモデル) | 短期における為替レートの決定理論であるアセットアプローチ(オーバーシューティングモデル)について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第14回 | 為替レートの決定理論(4)
アセットアプローチ
(ポートフォリオバランスアプローチ) | 短期における為替レートの決定理論であるアセットアプローチ(ポートフォリオバランスアプローチ)について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第15回 | 中間のまとめ | まとめ |
第16回 | 後期イントロダクション | 夏季休暇課題の解説および,後期授業の概要について説明する。 |
第17回 | 国際資本移動(1)
国際資本移動の意味 | 国際資本移動の意味について,国際資本移動の理論に関する議論の歴史的推移を踏まえ説明する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第18回 | 国際資本移動(2)
国際資本移動のマクロ経済学的なとらえ方,および国際収支表との関係 | 国際資本移動のマクロ経済学的なとらえ方,および国際収支表の構造との関係について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第19回 | 国際資本移動(3)
国際収支表の見方 | 実際の国際収支表の見方について説明し,主要国の国際収支表を参照しながら,それぞれの国の経済の特徴について比較検討する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第20回 | 国際資本移動(4)
国際収支表の改定 | 2014年の1月分から改定された国際収支表の主な変更点と,その背景について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第21回 | マンデル=フレミング・モデル(1)
マンデル=フレミング・モデルの導出 | オープンエコノミーを前提として,財市場および貨幣市場の均衡式よりマンデル=フレミング・モデルを導出する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第22回 | マンデル=フレミング・モデル(2)
財政および金融政策の効果 | マンデル=フレミング・モデルを用いて,変動相場制度や固定相場制度の下での財政および金融政策の効果をそれぞれ比較検討する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第23回 | 通貨危機・金融危機(1)
中南米の累積債務問題 | 1980年代初頭に顕在化した,中南米諸国を中心とした累積債務問題について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第24回 | 通貨危機・金融危機(2)
欧州通貨危機 | 1992年に発生した,欧州通貨危機について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第25回 | 通貨危機・金融危機(3)
メキシコ通貨危機 | 1994年に発生したメキシコの通貨危機について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第26回 | 通貨危機・金融危機(4)
アジア通貨危機 | 1997年に発生したアジア通貨危機について解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第27回 | 新興市場地域と国際金融(1)
銀行の海外進出 | グローバリゼーションを背景とした銀行部門の直接投資について説明する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第28回 | 新興市場地域と国際金融(2)
新興市場国地域の金融システム | 新興市場国地域の金融システムに関して,現在注目されるトピックスについて取り上げ,解説する。
【授業準備】
レジュメを予め読んでおくこと。 |
第29回 | 理解度の確認 | 16回以降の要点のまとめ |
第30回 | まとめ | まとめ |