講義名 マクロ経済分析 ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水2
単位数 2

担当教員
氏名
続橋 孝行

学習目標(到達目標) 「マクロ経済分析」では,1年次の「マクロ経済学Ⅰ」をベースとして,マクロ経済理論の基礎力と応用力を習得し,現実のマクロ経済を読み解く目と力をさらに深めることを目標とする。
授業概要(教育目的) 共通テキストを用いる。「マクロ経済学Ⅰの講義範囲」を対象とし,簡単な数値例や実際の統計資料などを用いた学習を行う。具体的には,問題を考えたり,解いたりすることによって,マクロ経済学の考え方や分析手法を学習し,現実のマクロ経済を理解する上での基礎的な力を養う。また,この学習を通じて,2年次の「マクロ経済学Ⅱ」の理解度を上げることにもつながる。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクションこの授業のガイダンスをします。履修希望者は必ず出席してください。
第2回国内総生産(GDP)景気の良し悪しを判断する際、まず最初に取り上げなければならない経済指標がGDP(国内総生産)であることを示す。
【準備学習】
テキストの29-36頁を予め読んでおくこと。
【学習目標】
財・サービスの付加価値

第3回三面等価の法則生産面から見たGDP, 分配面から見たGDP, 支出面から見たGDPについて明らかにする。
【準備学習】
テキストの34-38頁を予め読んでおくこと。
【学習目標】
マクロ経済の循環
第4回一人当たりのGDP日本の経済的豊かさが国際的にみて、どのあたりに位置づけられるかを国民1人当たりの国内総生産でを比較する。
【準備学習】
世界銀行から発表されているGDP統計を予め見ておくこと。
【学習目標】
労働生産性
第5回日本のGDP統計内閣府から発表されているGDP統計をみて現状の日本の景気について分析する。
【準備学習】
開放経済下の国民所得決定モデルを復習しておくこと
【学習目標】
景気の分析(日本)
第6回アメリカのGDP統計統計
米商務省から発表されているGDP統計みて現状の米の景気について分析する。
【準備学習」】
英語の専門用語について前もって調べておいて下さい。
【学習目標】
景気の分析(アメリカ)
第7回労働生産性と経済成長日本の実質経済成長率を要因分解し、何が経済成長に寄与しているか分析する。
【準備学習】
テキストの268-277頁を予め読んでおくこと。
【学習目標】
成長の源泉
第8回日本の労働分配率の推移日本の所得格差問題について考えてみる。
【準備学習】
ジニー係数や相対的貧困率の意味について前もって調べておいてください。
【学習目標】
貧困とその解消
第9回アベノミクスの効果日本の金融緩和政策、財政政策などの効果について分析する
【準備学習】
テキストの172-178頁を予め読んでおくこと。
【学習目標】
裁量政策と消費者物価指数
第10回アメリカの金融量的緩和の効果ヘリコプター・マネーはアメリカの景気押し上げ効果に寄与したか明らかにする。
【準備学習】
アメリカの商務省にアクセスしてGDP統計を前もって取得してください。
【学習目標】
資金供給と消費者物価指数
第11回中国経済の現状中国の国家統計局から発表されるGDP統計を使って中国経済の現状を分析する。
【準備学習】
中国の国家統計局にアクセスしてGDP統計を取得してください。
【学習目標】
中国経済の近い将来
第12回日本の財政日本の財政破綻の可能性について探る。
【準備学習】
ISバランス式を用いて分析するので同式を復習しておくこと。
【学習目標】
財政赤字
第13回地方創生どのようにしたならば、地方は再生するか考えてみる。
【準備学習】
地方創生に関する新聞記事に前もって目を通しておいてください。
【学習目標】
IT化と経済の拡大
第14回第4次産業革命モノとモノがITでつながる社会の到来によって生活が劇的に変わるかどうか考察する。
【準備学習】
IOT関連の新聞記事に前もって目を通しておいてください。
【学習目標】
IOT革命と経済成長
第15回理解度の確認まとめ
授業形式 講義・演習形式,小テスト
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
80% 0% 0% 20% 0% 100%
テキスト 中谷巌『入門マクロ経済学」第5版 日本評論社
参考文献 特になし
オフィスアワー(授業相談) 本授業終了後、本館2階講師室にて20分間対応しています。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ (1)新聞の経済面を読んでおきましょう。(2)経済上の統計的数字を把握しておきましょう。(3)図やグラフに親しんでおきましょう。