講義名 EU経済論 ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 金5
単位数 4

担当教員
氏名
田中 綾一

学習目標(到達目標) ・欧州統合、欧州経済に関する知識・理解を身につける。
・欧州統合、欧州経済に関わる問題発見・解決能力を身につける。
・欧州の社会的・文化的背景に関する理解を深める。・ヨーロッパおよび主要国・地域に関する知識・理解を有する。
・ヨーロッパおよび主要国・地域に関わる問題発見・解決能力を身につける。
・ヨーロッパおよび主要国・地域の社会的・文化的背景に関する理解を深める。
授業概要(教育目的) ・欧州統合の世界史的背景を説明する。
・ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)からEU(欧州連合)への流れを概説する。
・リスボン条約体制下におけるEUの特徴を説明する。
・EMU(経済通貨同盟)やCAP(共通農業政策)、TTIP(環大西洋貿易投資パートナーシップ協定)などの主要統合領域について解説する。
・ヨーロッパの概況(地勢、人口など)および主要経済データを紹介する。
・ヨーロッパの地域的枠組みについて解説する。
・ヨーロッパが直面している主要な経済的・政策的課題を挙げ、ポイントを解説する。
・主要国・地域の経済情勢と問題点を解説する。
授業計画表
 
項目内容
第1回授業概要と目標の説明授業の概要と目的について、シラバスをもとに詳しく説明する。評価の方法についても解説する。
第2回数字で見るEU
EUの現状を示す統計データを紹介する。
【準備学習】1回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第3回欧州統合の歴史(1)欧州統合の思想的基礎について解説する。
【準備学習】2回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第4回欧州統合の歴史(2)欧州石炭鉄鋼共同体の形成過程を題材に、第2次大戦後の欧州統合の基本要素を説明する。
【準備学習】3回目の内容を復習するとともに、2回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第5回欧州統合の歴史(3)1970年代から80年代における、欧州経済統合の転換点となった事象を説明する。
【準備学習】4回目の内容を復習するとともに、2回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第6回EUのしくみ(1)EUの組織について説明する。
【準備学習】5回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第7回EUのしくみ(2)EUの政策決定過程について、基本的なポイントを説明する。
【準備学習】6回目の内容を復習するとともに、5回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第8回EUの拡大(1)EUが加盟国を増加させていく経緯と理由を説明する。
【準備学習】7回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第9回EUの拡大(2)2000年代以降のEUの「東方拡大」について説明する。
【準備学習】8回目の内容を復習するとともに、7回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第10回経済分野以外の欧州協力EUの経済政策の背景となる、安全保障政策などの枠組みを説明する。
【準備学習】9回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第11回EUの農業政策(1)EUの共通農業政策(CAP)の生成について説明する。
【準備学習】10回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第12回EUの農業政策(2)EUの共通農業政策(CAP)の改革について説明する。
【準備学習】11回目の内容を復習するとともに、10回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第13回EUの通商政策(1)EUの共通通商政策の生成について説明する。
【準備学習】12回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第14回EUの通商政策(2)経済グローバル化進展後のEUの共通通商政策の変容について説明する。
【準備学習】13回目の内容を復習するとともに、12回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第15回中間のまとめ前半の授業のまとめ
【準備学習】前半に配布したすべてのレジュメに目を通し、持参すること。
第16回前半の振り返りと後半の目標の確認前半の授業を振り返るとともに、後半の授業の概要を説明する。
第17回欧州における金融政策の枠組み欧州・ユーロエリアにおける金融政策の基本的な仕組みを説明する。
【準備学習】16回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第18回欧州の金融政策(1)ユーロ導入以前の欧州の金融政策について説明する。
【準備学習】17回目の内容を復習するとともに、17回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第19回欧州の金融政策(2)ユーロ導入以後の欧州の金融政策について説明する。
【準備学習】18回目の内容を復習するとともに、17回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第20回欧州における財政政策の枠組み欧州の財政政策の基本的な枠組みについて説明する。
【準備学習】19回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第21回欧州の財政政策欧州諸国の財政事情の概要を説明する。
【準備学習】20回目の内容を復習するとともに、20回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第22回欧州における通貨協力欧州における通貨協力の生成過程を説明する。
【準備学習】21回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第23回欧州通貨統合への道(1)欧州におけるマルクの基軸通貨化について説明する。
【準備学習】22回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第24回欧州通貨統合への道(2)共通通貨ユーロの導入過程について説明する。
【準備学習】23回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第25回ユーロの国際的地位(1)2000年代前半のユーロの国際通貨としての地位について説明する。
【準備学習】24回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第26回ユーロの国際的地位(2)2000年代後半のユーロの国際通貨としての地位について説明する。
【準備学習】25回目の内容を復習するとともに、25回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第27回欧州経済危機の発生と深刻化2007年以降の欧州経済危機の進展について、主に国際的な資金循環の観点から説明する。
【準備学習】26回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第28回経済危機への対応(1)危機発生から2010年頃までの欧州の対応について説明する。
【準備学習】27回目の内容を復習するとともに、27回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第29回経済危機への対応(2)2010年代に入っての欧州の危機対応について説明する。
【準備学習】28回目の内容を復習するとともに、27回目に配布したレジュメを読んでおくこと。
第30回まとめ後半に説明した内容を振り返り、重要なポイントについて復習する。
【準備学習】後期に配布したレジュメ、授業内容に目を通しておくこと。
授業形式 講義内容のポイントを示したレジュメを配布し、講師の説明と板書によって授業を進行する。
必要に応じてスライドや映像資料を用いる。
授業の冒頭では、前回の内容を復習するとともに、受講者からの質問に対して回答する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
70% 30% 0% 0% 0% 100%
テキスト 使用しない。
参考文献 田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治『現代ヨーロッパ経済(第4版)』、有斐閣アルマ、9784641124486.
奥田宏司・櫻井公人・代田純『現代国際金融-構図と解明-(第3版)』、法律文化社、9784589037633
オフィスアワー(授業相談) 授業時間終了後、最低15分間程度は本館2回講師室にて質問等に対応する。
質問等は電子メールでも対応する(アドレスは初回授業で告知する)。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 授業の復習が重要である。配布したレジュメと、自分で書き取った板書の内容を次の授業までによく確認しておくこと。