講義名 証券市場論 ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 火2
単位数 4

担当教員
氏名
三井 秀俊

学習目標(到達目標) 本講義の目的は,(1)証券市場における価格決定, (2)証券市場における投資家や企業の意思決定と投資行動,(3)先物・オプションを初めとする金融デリバティブズの評価と応用,(4)現代投資理論, について理解することである。
授業概要(教育目的) 日本の証券市場に関して,幅広い範囲を対象として学習していきます。日本の株式市場・債券市場・デリバティブ市場, 証券分析, 現代投資理論の基本的な考え方を理解できる授業とします。
授業計画表
 
項目内容
第1回証券市場の羅針盤証券市場論では何を学ぶのかを説明する。これまで履修してきた科目や経済・金融の問題を解くなどの簡単なアンケート調査を行ないます。
第2回証券の種類と特徴(1)債券の基本的な事項に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.47-52 を予め読んでおくこと。
参考文献 pp.66-73.
第3回証券の種類と特徴(2)株式と様々に性格付けされた証券に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト PP.52-58 を予め読んでおくこと。
参考文献 pp.34-45, pp.74-79.
第4回証券の種類と特徴(3)投資信託・証券化証券に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.58-62.
参考文献 pp.228-247, pp.118-125.
第5回証券の種類と特徴のまとめと補足第1回授業~第4回授業までの要点のまとめ、第1回レポート課題の説明を行なう。
[準備学習]
第1回授業~第4回授業の復習をしておくこと。
第6回DVD視聴(1)証券市場の理解を深めるために, 関連DVDを視聴します。
第7回拡大するデリバティブズ取引(1)デリバティブズの基本的な事項に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.85-88 を予め読んでおくこと。
第8回拡大するデリバティブズ取引(2)証券先物取引に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.88-89 を予め読んでおくこと。
参考文献 pp.98-105.
第9回拡大するデリバティブズ取引(3)証券オプション取引の理論面に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.89-93 を予めよんでおくこと。
第10回学生によるプレゼンテーション(1)株式市場・債券市場・デリバティブ市場に関する事項に関して学生によるプレゼンテーションを行なう。
第11回拡大するデリバティブズ取引(4) 証券オプション取引の制度面に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.89-93 を予め読んでおくこと。
参考文献 pp.106-113.
第12回デリバティブズのまとめと補足(1)第7回授業~第11回授業までの要点のまとめを行なう。
[準備学習]
第7回授業~第11回授業の復習をしておくこと。
第13回問題演習これまでの講義内容に関する問題演習を行なう。問題演習は独力で解けなくても,自分で考える努力を怠らないこと。
第14回第1回小テスト前期の講義内容に関して, 試験を行なう。教科書・ノート・計算機の持ち込みは可とする。
第15回前期のまとめこれまでの要点のまとめ。
第16回拡大するデリバティブズ取引(5)Black-Scoles モデルに関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.93-94 を予め読んでおくこと。
第17回拡大するデリバティブ取引(6)デリバティブズを使った基本的な投資戦略に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.94-100 を予め読んでおくこと。
第18回デリバティブズの応用先物・オプションンの発展的な内容に関して解説を行なう。
第19回デリバティブズのまとめと補足(2)第16回授業~第18回授業までの要点のまとめを行なう。
[準備学習]
第16回授業~第18回授業の復習をしておくこと。
第20回証券分析で使用する統計学(1)証券分析で使用する統計学に関して解説を行なう。
第21回証券分析で使用する統計学(2)証券分析で使用する計量分析に関して解説を行なう。
第22回DVD視聴(2)証券市場の理解を深めるために, 関連DVDを視聴します。
第23回証券投資のリスク(1)債券と株式のリスクとリターン, リスクとリターンの関係に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.101-113 を予め読んでおくこと。
第24回証券投資のリスク(2)市場リスクと分散投資, リスク・プレミアムの推定に関して解説を行なう。
[準備学習]
テキスト pp.113-120 を予め読んでおくこと。
第25回学生によるプレゼンテーション(2)証券投資に関する事項にに関して学生によるプレゼンテーションを行なう。
第26回証券投資に関するリスクのまとめと補足第20回授業~第25回授業までの要点のまとめを行なう。
[準備学習]
第20回授業~第25回授業の復習をしておくこと。
第27回問題演習これまでの講義内容に関する問題演習を行なう。
第28回第2回小テスト後期の講義内容に関して, 試験を行なう。教科書・ノート・計算機の持ち込みは可とする。
第29回後期のまとめこれまでの要点のまとめ。
第30回学年末試験(B 試験)前期・後期の講義内容に関して, 学年末試験を行なう。教科書・ノートなどの持ち込みは不可とする。計算機の持ち込みは可とする。
授業形式 基本的にテキストに従って講義を進めます。板書しながら講義を進めます。必要に応じて随時講義内容の補足となるプリントを配付します。前期一回、後期一回学生のプレゼンテーションを行なう予定です。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
30% 20% 20% 30% 0% 100%
評価の特記事項 小テストは必ず受け,課題レポートは必ず提出すること。レポート・小テストは前期一回, 後期一回行う予定です。出席は, 講義内容のまとめなど書いて頂きます。
テキスト 安達智彦『証券経済論』岩波書店.絶版ですので、コピーして配付致します。
参考文献 日本証券経済研究所『詳説現代日本の証券市場』日本証券経済研究所, 1944円.


オフィスアワー(授業相談) 火曜日17:00-19:00,事前にアポイントをとること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 予習・復習を必ずすること。授業中のノートの取り方など工夫してください。授業中に配布する資料などは、きちんと整理してください。できる限りテキストだけでなく参考文献にも目を通すようにして下さい。