講義名 電子商取引論 ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 土2
単位数 2

担当教員
氏名
吉田 絵里香

学習目標(到達目標) 電子商取引は情報ネットワークの高度化とともに急速に広がっており、電子商取引に関する基本的な知識は今後、ビジネスを行ううえでも日常生活を送る上でも重要になっていきます。本講義では、以下を目標にします。

・電子商取引の特性を企業と消費者双方の視点から捉えることができるようになる。
・電子商取引に関連する法規制について説明できるようになる。
・現実に行われている電子商取引の課題について指摘できるようになる。
授業概要(教育目的) 上記の目標を達成するために、日々進化する電子商取引の市場や取り巻く環境について解説します。また、電子商取引はマーケティング・流通・広告・決済・法律・情報技術など幅広い分野と密接に繋がっています。そのため、関連するこれらの知識についても学んでもらいます。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス電子商取引論で何を扱うか,履修に当たっての注意点他についてのガイダンスを行う。
第2回電子商取引とは電子商取引の概要と市場規模等についての解説を行う。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくこと。
第3回企業間電子商取引(1)BtoB電子商取引とは何か,企業の通信利用動向等についての解説を行う。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくこと。
第4回企業間電子商取引(2)BtoB電子商取引,EDIの仕組み等についての解説を行う。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくことと、第3回の講義資料を読んでおくこと。
第5回企業対消費者の電子商取引(1)BtoC電子商取引とは何か,消費者によるIT利活用の状況等についての解説を行う。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくこと。
第6回流通のしくみとマーケティング(1)商流,物流,情報流と電子商取引についての基礎的な学習を行う。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくこと。
第7回流通のしくみとマーケティング(2)流通の社会的意義,マーケティングとは何か等についての基礎的な学習を行う。


【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくことと、第6回の講義資料を読んでおくこと。
第8回流通のしくみとマーケティング(3)インターネット時代の新しいマーケティングについて考える。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくことと、第6回~第7回の講義資料を読んでおくこと。
第9回企業対消費者の電子商取引(2)インターネット時代の企業と消費者の新しい関係について考える。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくことと、第5回の講義資料を読んでおくこと。
第10回企業対消費者の電子商取引(3)インターネット通販に固有の商品特性と消費者行動について考える。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくことと、第5回、第9回の講義資料を読んでおくこと。
第11回電子商取引における法律(1)経済産業省「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」における事例をもとに,主に電子商取引における消費者保護のための法律について学ぶ。

【準備学習】講義用に準備したプリント等を読んでおくこと。
第12回電子商取引における法律(2)経済産業省「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」における事例をもとに,主に電子商取引における消費者保護のための法律について学ぶ。

【準備学習】第11回の講義資料を読んでおくこと。
第13回電子商取引に関するインターネット関連技術(1)電子商取引におけるセキュリティ技術等についての解説を行う。

【準備学習】第2回~第12回の講義資料を読んでおくこと。
第14回電子商取引に関するインターネット関連技術(2)電子商取引におけるセキュリティ技術等についての解説を行う。

【準備学習】第13回の講義資料を読んでおくこと。
第15回まとめ本講義のまとめを行う。
授業形式 講義は大まかに,電子商取引の現状把握の部分と,理論的に学ぶ部分に分けて行います。統計資料等を参照しながら進めますので,テキストは特に指定しません。必要に応じてこちらで配布することもありますし,皆さんに用意してもらうこともあります。日々新たな動きがある分野ですので,事例について議論してもらうことも考えています。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 10% 30% 60% 0% 100%
テキスト テキストは特に指定しない。ただし,指定する統計資料などは必要に応じて配布する事もありますし,皆さんに用意してもらうこともあります。
参考文献 丸山正博著『電子商取引入門』八千代出版,2,300円.
店舗システム協会編『図解通販業界ハンドブック』東洋経済新報社,1,600円.
上原征彦・坂上眞介・中麻弥美『手にとるように小売・流通のことがわかる本』東かんき出版,1,500円.
小林哲・南知恵子[編]『流通・営業戦略』有斐閣,1,900円.
大平浩ニ編『ステークホルダーの経営学・開かれた社会の到来』中央経済社,3,200円
事前学習の内容など,学生へのメッセージ インターネットビジネスや情報化社会に興味のある方の受講を希望します。前述のように幅広い分野を学ぶことになるので,講義にはきちんと出席してください。効率的に知識を習得するためには出席が必要です。やむを得ず欠席した場合には,次回までに必ず他の受講生と情報交換をして自習してください。また,予告なく小テストを課すことがありますので注意してください。