講義名 産業経営特殊講義Ⅰ(国際経営入門) ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 水5
単位数 2

担当教員
氏名
孫 德峰

学習目標(到達目標) 1.国際経営に関する諸理論について網羅的・体系的に説明できる。②日本企業が直面している国際経営面での現状と課題を把握できる。③身近な多国籍企業に関心を持ち、そのグローバルな事業展開を理解し、その内容を体系的に理解することで、国際経営の考え方・ものの見方を養うことができる。
授業概要(教育目的) 国際経営に関する基本的な知識や捉え方、全体像などを理解し、国際経営を見る目ないし国際経営を考えるときに役立つ枠組みを提供することと、国際的な事業展開を行っている企業が直面する、海外事業運営上のさまざまな課題について学ぶことを目的としている。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション授業の意義と概要、授業の進め方、成績評価およびテキスト・参考文献などについて説明する。
第2回多国籍企業と国際経営多国籍企業の定義、様々な国際経営活動、多国籍企業による国際競争の歴史的推移および日本の多国籍企業の海外直接投資の推移について説明する。
【準備学習】事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第3回国際経営の基本理論海外直接投資の理論に基づき、企業はなぜ多国籍化するのかについて説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第4回国際経営戦略グローバル統合と現地適応の論理やトランスナショナル戦略について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第5回多国籍企業と組織多国籍企業の組織構造の類型、国際経営戦略を推進する組織構造の発展について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第6回国際経営マネジメント海外子会社の設立形態、所有政策、役割、親会社と海外子会社との関係について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第7回国際生産管理海外生産の発展や日本的生産のグローバル展開について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第8回国際マーケティング国際マーケティングと国内マーケティングの違いについて説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第9回研究開発の国際化海外研究開発拠点のマネジメントについて説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第10回国際的な人的資源管理国際人的資源管理の前提となる多国籍企業の経営志向を明らかにし、海外駐在員および現地従業員のマネジメントについて説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第11回国際戦略提携国際的な戦略提携の形態および提携マネジメントのあり方について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第12回多国籍企業と文化多国籍企業における各国の文化の差異およびその文化の差異が経営に与える影響について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第13回新興国市場と日本企業日本企業の新興国市場戦略の実態および課題について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第14回日本企業のグローバル化と課題日本企業のトランスナショナル化のプロセスについて理解し、新興国企業による日本企業のM&Aの状況について説明する。
【準備学習】前回内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分を読んでくること。
第15回まとめまとめ
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
70% 0% 0% 20% 10% 100%
テキスト 中川功一・林正・多田和美・大木清弘(著)『はじめての国際経営』(有斐閣、2015年)
参考文献 吉原英樹(著)『国際経営(第4版)』(有斐閣、2015年)
オフィスアワー(授業相談) 事前にメールしてください。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 授業に参加する際は、前回授業の学習内容の復習と事前に指定したテキストの該当部分もしくは配布したプリント資料を読んでから講義に参加することを勧める。普段から日本経済新聞や日経ビジネスなどを自分が手にして心地よいと思う新聞や雑誌を読むことを習慣的にしておいて、講義で学習した基礎となる概念、視点と照らし合わせながら読むことができるようになる。