講義名 総合講座(ヨーロッパの経済と社会) ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 金3
単位数 4

担当教員
氏名
池本 修一

学習目標(到達目標) 本講義は,英国のEU離脱問題、ギリシャをはじめとする南欧諸国のユーロ危機など多くの問題が露呈しているEUを中心に、多様な制度が併存する欧州諸国の歴史、政治、経済、社会の諸局面を多面的に分析・検討する講義である。講師は各地域の専門家を招いて、現在欧州で発生している諸問題を、わかりやすく解説・分析する。本講義にて学修する過程で、経済制度としての市場メカニズム、ユーロ通貨制度、移民門外によって露呈した民主主義の問題など社会科学の基本課題に少なからず抵触し経済を中心とした社会科学の基本を学ぶと信じる。
授業概要(教育目的) 前期・後期各15回の授業は,各地域の専門家を招いて各地域2-3回ずつ分担してもらい講義する形式をとる。欧州総論から基本的な社会科学の基本概念、EU・ユーロ問題から経済統合、通貨問題、各国の諸制度の講義から欧州諸国が多様な経済制度を有して棲み分けていることを学ぶことになる。欧州諸国の制度を件津することにより、各国固有の諸問題と各国共通の経済問題(メカニズム)も自ずから浮き彫りになる。履修者は全回出席して各国の制度を理解する必要がある。
授業計画表
 
項目内容
第1回欧州総論1近年、EU拡大で欧州の存在が大きくなってきていると同時に、ユーロ危機、難民・移民問題、英国のEU離脱など大きな問題が露呈している。そこで欧州をとらえる視点を2回にわたり専門家によって提示・議論を進める。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第2回欧州総論2近年、EU拡大で欧州の存在が大きくなってきていると同時に、ユーロ危機、難民・移民問題、英国のEU離脱など大きな問題が露呈している。そこで欧州をとらえる視点を2回にわたり専門家によって提示・議論を進める。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第3回EU・ユーロ1比較的小国の集まりである欧州欧州の政治的、経済的統合の中心であるEU欧州連合の成立経緯、制度、問題点などを多角的に3回にわたり講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第4回EU・ユーロ2比較的小国の集まりである欧州欧州の政治的、経済的統合の中心であるEU欧州連合の成立経緯、制度、問題点などを多角的に3回にわたり講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第5回EU・ユーロ3比較的小国の集まりである欧州欧州の政治的、経済的統合の中心であるEU欧州連合の成立経緯、制度、問題点などを多角的に3回にわたり講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第6回英国1産業革命以来世界経済を牽引してきた英国の歴史、政治、経済、社会に関して多面的に3回にわたり講義する。資本主義経済制度の生成、社会保障制度の充実、英国病、サッチャー革命、金融を中心としたグローバル化、移民問題、EU離脱、スコットランド独立問題などに焦点を当てる。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第7回英国2
産業革命以来世界経済を牽引してきた英国の歴史、政治、経済、社会に関して多面的に3回にわたり講義する。資本主義経済制度の生成、社会保障制度の充実、英国病、サッチャー革命、金融を中心としたグローバル化、移民問題、EU離脱、スコットランド独立問題などに焦点を当てる。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第8回英国3産業革命以来世界経済を牽引してきた英国の歴史、政治、経済、社会に関して多面的に3回にわたり講義する。資本主義経済制度の生成、社会保障制度の充実、英国病、サッチャー革命、金融を中心としたグローバル化、移民問題、EU離脱、スコットランド独立問題などに焦点を当てる。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第9回フランス1ドイツとともにEUの中心的存在であるフランスの歴史、政治、経済、社会問題に関して2回にわたって総合的に分析する。フランス独特の共和制、市場と政府のバランスを保つ混合経済体制、エリート中心に中央集権的な体制を維持するフランス、ドイツと異なって多岐にわたる複雑な年金制度など独特な社会保障制度などもサーベイする。移民、テロについても可能な限り講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第10回フランス2ドイツとともにEUの中心的存在であるフランスの歴史、政治、経済、社会問題に関して2回にわたって総合的に分析する。フランス独特の共和制、市場と政府のバランスを保つ混合経済体制、エリート中心に中央集権的な体制を維持するフランス、ドイツと異なって多岐にわたる複雑な年金制度など独特な社会保障制度などもサーベイする。移民、テロについても可能な限り講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第11回ドイツ1フランスとともにEUの中心的存在で欧州経済を牽引するドイツの歴史、政治、経済、社会問題に関して3回にわたり総合的にサーベイする。社会市場経済システムと称される独特の経済システム、労働者が経営参加する企業制度、職域別の社会保険の充実などドイツ独特の政治社会制度を分析する。フランスと異なる地方分権制度、東西ドイツの統合、移民問題などについても講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第12回ドイツ2フランスとともにEUの中心的存在で欧州経済を牽引するドイツの歴史、政治、経済、社会問題に関して3回にわたり総合的にサーベイする。社会市場経済システムと称される独特の経済システム、労働者が経営参加する企業制度、職域別の社会保険の充実などドイツ独特の政治社会制度を分析する。フランスと異なる地方分権制度、東西ドイツの統合、移民問題などについても講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第13回ドイツ3フランスとともにEUの中心的存在で欧州経済を牽引するドイツの歴史、政治、経済、社会問題に関して3回にわたり総合的にサーベイする。社会市場経済システムと称される独特の経済システム、労働者が経営参加する企業制度、職域別の社会保険の充実などドイツ独特の政治社会制度を分析する。フランスと異なる地方分権制度、東西ドイツの統合、移民問題などについても講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第14回前期の理解度の確認これまでの講義をまとめ,理解度をチェックする。
第15回前期まとめ、理解度の確認全体のまとめ
第16回欧州総論3前期において欧州全体の見方、欧州の大国である英仏独3国の政治経済社会制度を検討した上で、欧州における諸制度の棲み分け、すなわち多様性を様々な専門家の研究をもとに検討する。英国を中心とするアングロサクソン型、仏独を中心とする大陸欧州型、北欧を中心とする北欧普遍型、南欧を中心とする地中海型、旧社会主義国であった中東欧諸国、ロシアなども比較検討する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第17回ロシア・ウクライナ1集権的な社会主義体制であったソ連の中心構成国であるロシアとウクライナに関して、歴史、政治、経済、社会を多面的に分析する。1992年まで存続した社会主義体制、その後の体制転換過程、現在の経済体制(国家資本主義)に関しても講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第18回ロシア・ウクライナ2集権的な社会主義体制であったソ連の中心構成国であるロシアとウクライナに関して、歴史、政治、経済、社会を多面的に分析する。1992年まで存続した社会主義体制、その後の体制転換過程、現在の経済体制(国家資本主義)に関しても講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第19回ロシア・ウクライナ3集権的な社会主義体制であったソ連の中心構成国であるロシアとウクライナに関して、歴史、政治、経済、社会を多面的に分析する。1992年まで存続した社会主義体制、その後の体制転換過程、現在の経済体制(国家資本主義)に関しても講義する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第20回北欧1人口が希薄で気候も温暖でないにもかかわらず、高い経済レベルを維持する北欧諸国、北欧に共通する高負担・高福祉を基本とする政治経済システムを、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド国別にサーベイする。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第21回北欧2人口が希薄で気候も温暖でないにもかかわらず、高い経済レベルを維持する北欧諸国、北欧に共通する高負担・高福祉を基本とする政治経済システムを、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド国別にサーベイする。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第22回中東欧11989年の東欧革命で社会主義体制から資本主義体制に体制以降を果たした(ている)中東欧諸国の歴史、政治、経済、社会を多面的に分析する。多くの中東欧諸国は現在EUに加盟した。そのためにEUが求める政治経済制度を導入した。それが果たして各国固有の諸条件に適合しているかを検討する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第23回中東欧21989年の東欧革命で社会主義体制から資本主義体制に体制以降を果たした(ている)中東欧諸国の歴史、政治、経済、社会を多面的に分析する。多くの中東欧諸国は現在EUに加盟した。そのためにEUが求める政治経済制度を導入した。それが果たして各国固有の諸条件に適合しているかを検討する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第24回中東欧31989年の東欧革命で社会主義体制から資本主義体制に体制以降を果たした(ている)中東欧諸国の歴史、政治、経済、社会を多面的に分析する。多くの中東欧諸国は現在EUに加盟した。そのためにEUが求める政治経済制度を導入した。それが果たして各国固有の諸条件に適合しているかを検討する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第25回南欧1南欧は、ポルトガル、スペイン、イタリア、ギリシャを指すが、それぞれ大国(過去も含め)であり固有の特色を有している。3回にわたりこれら4カ国の歴史的、政治的、経済的な諸問題を多面的に分析する。とりわけ近年、これら4カ国に共通する財政問題、ユーロ危機、経済危機について検討する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第26回南欧2南欧は、ポルトガル、スペイン、イタリア、ギリシャを指すが、それぞれ大国(過去も含め)であり固有の特色を有している。3回にわたりこれら4カ国の歴史的、政治的、経済的な諸問題を多面的に分析する。とりわけ近年、これら4カ国に共通する財政問題、ユーロ危機、経済危機について検討する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第27回南欧3南欧は、ポルトガル、スペイン、イタリア、ギリシャを指すが、それぞれ大国(過去も含め)であり固有の特色を有している。3回にわたりこれら4カ国の歴史的、政治的、経済的な諸問題を多面的に分析する。とりわけ近年、これら4カ国に共通する財政問題、ユーロ危機、経済危機について検討する。
(準備学習)
オムニバス形式の授業のためテキストは存在しないが、随時授業中に講師によって課題を提示する。
第28回後期の欧州のまとめ1年間の講義で分析した欧州の多様性と旧通性、グローバル化の問題点などを総括する。
第29回後期の理解度の確認これまでの講義をまとめ,理解度をチェックする。
第30回全体のまとめ、理解度の確認全体のまとめ
授業形式 オムニバス方式により,各講義は異なるテーマで異なる教員により講義をすすめる。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
80% 0% 0% 20% 0% 100%
評価の特記事項 前期、後期それぞれ最終授業時に試験を実施する予定。状況によってはレポートなどに変更の可能性もあるので、履修者は講義時に講師の指示に従うこと。
テキスト オムニバス形式の講義のため共通のテキストは使用しない。各講義で講師が適宜指定する。
オフィスアワー(授業相談) 当講義幹事の池本は,毎週火曜日17時から18時まで研究室とするが,他の教員は,授業終了後に直接教員へ授業相談の時間を問い合わせること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 授業計画表を参考に,講義ごとに担当の教員が異なるので,事前に担当教員執筆章を読んでその要点をまとめておくこと。詳細は授業計画表を参照のこと。