回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス | 授業の進め方、評価の説明。社会科学習の生命線である「資料活用」について収集・分析・活用の観点から明らかにする。
〔準備学習〕
受講者一人一人が最近のニュースの中から関心を持った事柄について資料(地図、統計、写真)を持参して説明できるようにすること。 |
第2回 | 社会科の特質と意義:
「18歳選挙権」の考察を通して
(1)事実認識 | 改正公職選挙法などの法令及び諸外国の実態等を調べ、改正の背景を考察する。(法の支配)
〔準備学習〕
アジアや欧米諸国の選挙権(年齢)について予め調べておくこと。 |
第3回 | 社会科の特質と意義:
「18歳選挙権」の考察を通して
(2)問題把握 | 改正後の実際の投票率を調べ、低投票率の実態と背景とともに、議会制民主主義について考察する。(議会制民主主義)
〔準備学習〕
最近の国政選挙や地方選挙の20歳未満の投票率を予め調べておくこと。
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第4回 | 社会科の特質と意義:
「18歳選挙権」の考察を通して
(3)問題解決の方策① | 投票率を向上させる方策について協議し、関心を高め、参画していく教育の重要性を明らかにする。(主権者教育)
〔準備学習〕
政治や選挙活動への関心意欲を高める方策について予め考えておくこと。
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第5回 | 社会科の特質と意義:
「18歳選挙権」の考察を通して
(4)問題解決の方策⓶ | 中学校社会科の目標や内容と実際の授業例から主権者教育の在り方を考察する。(中学校社会科学習)
〔準備学習〕
公民的分野の教科書及び学習指導要領に予め目を通しておくこと。 |
第6回 | 社会科の特質と意義:
「18歳選挙権」の考察を通して
(5)問題解決の方策③ | 都議選を見据えて、東京都の課題や各会派の主張等を調べ、分析し、政治参加、投票行動の在り方を考察するとともに、生徒への指導の工夫と留意点を明らかにする。
(投票行動のシミュレーション)
〔準備学習〕
都議会各会派の主義主張を予め調べておくこと。
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第7回 | 社会科の成立とシチズンシップ | 改めて社会科の成立の経緯とその理念や背景及び変遷を明らかにする。
〔準備学習〕
「公民的資質」とは何か、予め調べておくこと。 |
第8回 | 学習指導要領と教育課程 | 現行の学習指導要領の内容と留意点を調べるとともに、新学習指導要領の改定点等を明らかにする。
〔準備学習〕
新学習指導要領中学校社会科に予め目を通しておくこと。 |
第9回 | 小中高の系統性と横断的・総合的な学習 | 小中高の社会科学習の積み重ねと、他教科や道徳、特別活動、総合的な学習の時間との関連を調べ、社会科学習の意義と在り方を考察する。
〔準備学習〕
道徳、特別活動、総合的な学習の時間の学習内容と社会科との関連を予め調べておくこと。 |
第10回 | 中学校社会科の指導計画の作成と指導のポイント
(1)課題設定と資料 | 現代社会における課題の中から学習課題を設定し、系統性と横断的・総合的な学習を意図した指導計画を構想する
〔準備学習〕
取組みたい課題と授業のおおまかな構想を予め考えておくこと。 |
第11回 | 中学校社会科の指導計画の作成と指導のポイント
(2)学習の方法 | 協同学習などの生徒の主体的な学びを促す指導方法を、実際の指導事例から考察する。
〔準備学習〕
「アクティブ・ラーニング」とは何か予め調べておくこと。 |
第12回 | 中学校社会科の指導計画の作成と指導のポイント
(3)評価活動 | 通知表・指導要録への記入に至るまでの評価について明らかにするとともに、観点別学習状況の評価について考察する。
〔準備学習〕
社会科の4つの評価の観点を予め調べ、覚えておくこと。 |
第13回 | 中学校社会科の指導計画の作成と指導のポイント
(4)評価方法とフィードバック | 様々な評価方法について明らかにするとともに、評価規準の作成や学習効果を高める評価の在り方を考察する。
〔準備学習〕
評価方法のうちの一つを説明できるようにしておくこと。 |
第14回 | 理解度の確認 | これまでの要点のまとめ(小論文提出)
〔準備学習〕
小論文作成の準備をしておくこと |
第15回 | まとめ | 社会科のまとめ |