講義名 生産管理論Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 火2
単位数 2

担当教員
氏名
大場 允晶

学習目標(到達目標) 生産管理における意思決定問題と情報化を中心に論考を深めつつ、生産活動を中心にとした管理理論と応用について理解することを目標とする。
授業概要(教育目的) 製造企業におけるすべての資源を効率的に計画配分し、効率的な生産活動を実現していくための計画・管理手法であるMRPⅡについて、その概要と機能を解説し、製造業における物理的・情報的な連動化・統合化による価値の創造に対応するトータル思考での生産管理に対する考え方,構造について理解できるように講義する。
授業計画表
 
項目内容
第1回生産管理論概論,授業の進め方授業開始に当って、生産管理論の概要を理解する
第2回企業活動におけると生産活動の役割企業活動機能の中の生産管理活動機能の位置付けを理解する。企業と生産(生産・生産システムとは、生産管理の課題)
第3回生産方式実際の工場でどのような生産活動が行われるか、代表的な生産の特性と分類を理解する(生産方式の種類,見込・受注生産の特徴の理解)
第4回MRPⅡ(製造資源計画)の概要,Sales and Operations Planning(販売・操業計画)製造企業におけるすべての資源を効率的に計画配分し、効率的な生産活動を実現していくための計画・管理手法の機能、役割と活動局面について解説する
第5回MPS(基準生産計画)MRPⅡの基本計画を構成するMPS(基準生産計画)について解説する。MRPの基本ロジック、概念、基本機能について理解する。計算例の説明
第6回MRPの基本情報,演習MRPを支える4つの基礎情報を理解する。演習による理解
第7回事業戦略・事業計画,顧客ニーズに合致した事業戦略の策定について理解する
第8回需要マネージメント,需要予測需要予測の目的と種類を理解する (最小二乗法,移動平均法,指数平滑法,多変量解析)
第9回生産計画生産計画の内容と目的を理解する
第10回CRP(能力所要量計画)             APS(先進的生産スケジューラー)MRPの製造スケジュールを基に、負荷山積みを行い、実行可能性をチェックする機能、CRPを理解する。先進的生産スケジューラー(APS)とは何か
第11回在庫管理在庫の意義と発注方式について理解する (在庫の種類,発注方式,ABC管理,ストックレスの進展)
第12回購買・発注管理資材購買,外注管理について理解する (資材管理の機能,在庫管理,倉庫管理,外注管理)
第13回DRP(流通資源計画)、SFC(ショップフロアコントロール)MRPⅡにおけるDRPの役割、SCMにおけるMRPⅡの活用について理解する。製造オーダを予定通りに完了させるための活動SFCと原価管理について理解する
第14回原価管理メーカにおける利益とコストについて理解する
第15回まとめまとめ
授業形式 講義では,レジュメや関係資料を配布しながら進め、企業における実施事例等を織り込みながら手法や理論を説明する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 25% 0% 75% 0% 100%
テキスト 使用しない
参考文献 随時紹介する。
オフィスアワー(授業相談) 授業時に確認すること。