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						学習目標(到達目標) | 
					
						・経済学的観点を中心としつつも,学際的な視点で諸問題を追究できる。 
						・東南アジアの発展途上国をめぐる諸問題を経済開発の観点から説明できる。 
						・諸問題に対して適切な対策を提示することができる。 | 
				
				
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						授業概要(教育目的) | 
					
						経済開発論は,発展途上国の開発問題を総合的に扱う学問で,その対象範囲は途上国が抱える国内問題から外国との対外経済関係まで極めて幅広く,さらに,分析にあたって経済学的側面のみならず,その他の関連諸学問分野の視点も念頭に置くことが重要である。本講義では,東南アジア諸国を事例に,経済開発の理論的枠組みに立脚して,途上国の開発をめぐる問題点を浮き彫りにすると共に,そうした問題の発生の経緯,経済開発理論の中での位置づけ,解決策について学ぶことを通じて,経済開発の歴史,理論,政策に関する高度な理解を目指す。 | 
				
				
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					| 授業計画表 | 
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															| 回 | 項目 | 内容 | 
														 		| 第1回 | 経済開発論の考え方 | 発展途上国にいかに接するか,いかに捉えればよいのか,その方法論について学ぶ。 
													【準備学習】ミクロ経済学・マクロ経済学の基本的考え方を復習しておくこと。この回の講義についてはテキストでは触れられていない。 |  		| 第2回 | 国土と歴史(その1) | 東南アジアの地理的特性について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第1章を読んでおくこと。 |  		| 第3回 | 国土と歴史(その2) | 東南アジアの植民地化とその遺産について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第1章を読んでおくこと。 |  		| 第4回 | 国土と歴史(その3) | 東南アジア諸国連合の成立とその後の展開について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第1章を読んでおくこと。 |  		| 第5回 | 国土と歴史(その4) | 東南アジアの課題について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第1章を読んでおくこと。 |  		| 第6回 | 経済の多様性(その1) | 東南アジア経済の多様性の実態について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第2章を読んでおくこと。 |  		| 第7回 | 経済の多様性(その2) | 東南アジア経済の多様性の実態について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第2章を読んでおくこと。 |  		| 第8回 | 経済の多様性(その3) | 東南アジア経済の多様性の理由について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第2章を読んでおくこと。 |  		| 第9回 | 工業化と比較優位(その1) | 東南アジア諸国における製造業の発展について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第6章を読んでおくこと。 |  		| 第10回 | 工業化と比較優位(その2) | 東南アジア諸国における製造業の発展へ向けた政策について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第6章を読んでおくこと。 |  		| 第11回 | 工業化と比較優位(その3) | 東南アジア諸国における工業化の行方について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第6章を読んでおくこと。 |  		| 第12回 | 経済の相互依存性(その1) | 東南アジア諸国における輸出指向工業化について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第7章を読んでおくこと。 |  		| 第13回 | 経済の相互依存性(その2) | 東南アジア諸国における輸出の多様化と輸出促進について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第7章を読んでおくこと。 |  		| 第14回 | 経済の相互依存性(その3) | 新国際経済秩序について学ぶ。 
													【準備学習】テキスト第7章を読んでおくこと。 |  		| 第15回 | 講義の総まとめ | これまでの講義をまとめ,総括する。 |  
										
									 
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					| 授業形式 | 
					
						・東南アジア経済に関する定評ある洋書を輪読する。毎回履修者があらかじめ割り当てられた担当箇所を説明し,それに基づいて参加者全体で議論する。 
						・テキストや講義内容については受講生の要望を踏まえた上で調整する場合もある。 
						・なお,履修者は例年1~2名程度であるので,履修者は基本的には毎週報告することが求められることを了解しておくこと。 | 
				
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				| 評価方法 | 
				
					
						
							
                                
                                    
                                        
                                            | 
                                                定期試験
                                             | 
                                            
                                                レポート
                                             | 
                                            
                                                小テスト
                                             | 
                                            
                                                講義態度
                                                 
                                                (出席)
                                             | 
                                            
                                                その他
                                             | 
                                            
                                                合計
                                             | 
                                         
								
									| 0% | 
									40% | 
									0% | 
									0% | 
									60% | 
									100% | 
								 		 
								 
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					  | 
                
				
					| 評価の特記事項 | 
					
						その他は,報告及び議論への貢献度,レポートは課された課題に対する小レポート。これらを総合的に勘案して成績評価する。 | 
				
				
                      | 
                
				
					| テキスト | 
					Lim Chong Yah, Southeast Asia: The Long Road Ahead, 2nd Edition, World Scientific, 2004. | 
				
				
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					| 参考文献 | 
					
						・辻忠博『経済開発のエッセンス』創成社,2100円. 
						・マイケル・トダロ,ステファン・スミス『トダロとスミスの開発経済学』国際協力出版会. 
						・長谷川啓之編『経済政策の理論と現実』学文社,2625円. 
						・長谷川啓之編『アジア経済発展論』文眞堂,2835円. 
						・長谷川啓之監修『現代アジア事典』文眞堂,5250円. | 
				
				
                     | 
                
				
					| オフィスアワー(授業相談) | 
					
						毎週火曜日13:00~14:30の間,研究室にて(8号館受付で所定の手続きをとること)。 | 
				
				
                      | 
                
				
					| 事前学習の内容など,学生へのメッセージ | 
					
						・ミクロ・マクロ経済学の基礎知識は本講義を受講するにあたっての前提条件である。 
						・国際経済論の基礎知識があると本講義の理解に役立つ。 
						・新聞の国際欄を毎日読むことで本講義の理解がさらに深まる。 |