講義名 都市経済学Ⅱ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 水5
単位数 2

担当教員
氏名
浅田 義久

学習目標(到達目標) 本講義は,都市問題,特に日本の都市で起きている問題を経済学で分析することを目的とします。
都市経済学Ⅰで学んだ理論的モデルを,実際のデータを用いて実証分析して,施策まで検討する。
授業概要(教育目的) 都市経済学Ⅱでは前期に学んだ都市モデルの実証分析を行う。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス-科目の概要と講義の進め方 本科目の概要を理解し,提示されたシラバスの目標をより明確に確認し,今後の講義で留意すべき点などを解説する。
第2回データ入手方法と計量分析手法の指導都市経済学Ⅱで実証する課題に必要なデータと計量分析手法(STATA)の指導を行う。
第3回ヘドニックアプローチ1都市経済で最も用いられるヘドニックアプローチを学ぶ(前編)。
第4回ヘドニックアプローチ2都市経済で最も用いられるヘドニックアプローチを学ぶ(中編)。
第5回ヘドニックアプローチ3都市経済で最も用いられるヘドニックアプローチを学ぶ(後編)。
第6回地価関数の推計1公示地価を用いてヘドニックアプローチで簡単な地価関数を推計する。
第7回地価関数の推計2上記の地価関数に土地の形状等を加味し規模の経済を推計する。
第8回地価関数の推計3上記の地価関数に工場地帯からの距離やゴミ処理上などを加味し外部不経済を推計する。
第9回地価関数の推計4地価関数のまとめを行う。
第10回住宅価格関数の推計1マンション価格を用いてヘドニックアプローチで簡単な住宅価格関数を推計する。
第11回住宅価格関数の推計2上記の住宅価格関数に住宅の様々な質を加味し質に対する選好を推計する。
第12回住宅価格関数の推計3住宅価格関数のまとめを行う。
第13回交通需要関数の推計1都市交通年報等から簡単な交通需要関数を推計する。
第14回交通需要関数の推計2上記の交通需要関数に混雑を加味し混雑の外部不経済を推計する。
第15回まとめまとめ
授業形式 演習形式。学生が下記教科書を基に報告する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 70% 0% 0% 30% 100%
評価の特記事項 演習形式であるため,毎回の報告内容を評価する。
テキスト 特になし。
参考文献 講義で多数の参考文献を紹介。参考文献は各自理解するように。
オフィスアワー(授業相談) オフィスアワーは適時変更します。事前にアポイントを取ること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ ミクロ経済学,都市経済学,計量経済学の基礎が出来ていること。また,実際に実証分析を行うソフトウエアを使えること。
授業前に毎回推計を行って臨み,授業ではその分析結果の検討を行う。
大学院での計量経済学の授業は必須。