講義名 ミクロ経済理論 ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 金5
単位数 2

担当教員
氏名
中村 靖彦

学習目標(到達目標) 大学院レベルの数理的なミクロ経済学がわかるようになること.
授業概要(教育目的) 大学院レベルの数理的なミクロ経済学を理解できるようになることで論理的な思考を醸成する.
授業計画表
 
項目内容
第1回集合とベクトル【事前学習】教科書第1章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】集合,ベクトル空間
第2回消費【事前学習】教科書第2章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】消費者の行動,一般的な選好
第3回生産【事前学習】教科書第3章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】生産者の行動,生産関数と生産技術
第4回行列と微分【事前学習】教科書第4章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】行列,ユークリッド空間,微分,2階微分
第5回需要と供給【事前学習】教科書第5章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】需要関数,スルツキー方程式,供給関数,費用関数と要素需要
第6回位相と分離定理【事前学習】教科書第6章を読み,問題を解く.
【学習項目】ユークリッド空間の位相,コンパクト集合,分離定理
第7回一般均衡【事前学習】教科書第7章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】交換経済,生産経済,一般化経済モデル,厚生経済学の基本定理
第8回不動点定理(1)【事前学習】教科書第8章の前半を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】不動点定理
第9回不動点定理(2)【事前学習】教科書第8章の後半を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】不動点定理の応用
第10回競争均衡の存在【事前学習】教科書第9章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】需要と供給の連続性,均衡の存在
第11回行列と行列式【事前学習】教科書第10章の後半を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】行列式,正則行列
第12回均衡の安定性【事前学習】教科書第11章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】市場均衡,安定性
第13回経済のコア【事前学習】教科書第12章を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】交換経済のコア,複製経済,極限定理
第14回不確実性【事前学習】教科書第13章の後半を読み,数理的な理解を完全にしておく.
【学習項目】期待効用,効用指標の存在,完全市場,証券と期待
第15回時間と成長【事前学習】教科書第14章を読み,数理的な理解を完全にしておく..
【学習項目】動学市場,経済成長,支持価格
授業形式 輪読&講義形式
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 50% 0% 50% 0% 100%
評価の特記事項 宿題と最終レポートで評価する.最終のレポートは軽めの論文である.
テキスト 武隈 慎一 著『数理経済学 (新経済学ライブラリ 25)』新世社.
参考文献 授業にて紹介する.ただし,「数理経済学」・「経済数学」にかかわるものならばすべて参考になるだろう.
オフィスアワー(授業相談) メールにて予約すること.メールアドレスは初回授業で知らせる.
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 数理的な経済学を専攻するものに向いている講義である.理論的な経済学を専門的に学ぶための講義である.学部レベルの経済学の知識は前提とする.