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学習目標(到達目標) |
この経済政策論では競争政策について議論する。経済政策論AⅠでは経済規制下にあった地域独占市場の競争化政策を論じる。具体的には、航空、情報通信、電力を考える。前二者はすでに競争が進んでおり、これまでの効果を論じる。電力については、家庭分野を含んだ分野についてはこれからであり、既に自由化された大口分野も競争は実質的にほとんど進んでいない。またエネルギー供給保証と競争は両立し得るであろうか。受講者は今後の電力市場について競争的な市場の制度設計を行う。 |
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授業概要(教育目的) |
ミクロ経済学的基礎を確認する。具体的には、部分均衡分析による余剰分析手法の習得である。この余剰均衡分析を使って競争均衡の資源配分上の優位性を確認したい。その後、既に競争化が進んでいる航空および情報通信市場のこれまでの経験について論じる。その後、こうした経験を踏まえ、電気・電力市場の全面的競争導入を考察する。そのさい、長期的視点から策定されたエネルギー政策(もし必要であるとして)との両立性と分散電源の効率的運用も考慮されなければならない。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 講義方針 | 講義に必要な経済学レベルと数学的基礎の確認 | 第2回 | ミクロ経済学基礎の確認(1) | 数学基礎の確認、微分(1) | 第3回 | ミクロ経済学基礎の確認(2) | 数学基礎の確認、微分(2) | 第4回 | ミクロ経済学基礎の確認(3) | 数学基礎の確認、微分(3) | 第5回 | ミクロ経済学基礎の確認(4) | 数学基礎の確認、微分(4) | 第6回 | ミクロ経済学基礎の確認(5) | 数学基礎の確認、微分(5) | 第7回 | ミクロ経済学基礎の確認(6) | 余剰分析、最適条件の導出(1) | 第8回 | ミクロ経済学基礎の確認(7) | 最適条件の導出(2) | 第9回 | 航空市場の規制改革(1) | コンテスタブル理論とアメリカの経験 | 第10回 | 航空市場の規制改革(2) | 日本の経験 | 第11回 | 情報通信市場の規制改革(1) | アメリカの経験、規模の経済性の縮小、会計分離と法的分離 | 第12回 | 情報通信市場の規制改革(2) | 日本の経験、子会社方式による分離 | 第13回 | 電力市場(1) | 電力自由化までの経緯 | 第14回 | 電力市場(2) | 電力自由化、分散型電源、再生エネルギー、エネルギー政策 | 第15回 | まとめ | まとめ |
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授業形式 |
口頭説明と板書 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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授業への
参画度
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その他
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合計
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0% |
0% |
0% |
70% |
30% |
100% |
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評価の特記事項 |
評価方法のうち、その他とは授業参加態度の積極性である |
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テキスト |
受講者の学力レベルによって決定 |
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参考文献 |
受講者の学力レベルによって決定 |
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オフィスアワー(授業相談) |
水曜午後8時~9時 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
授業時に指示 |