回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 講義について/言語について | ・シラバスの説明(シラバスにそって)と質問受け付け。
・思考(思想)とその表現の関係(「思考(思想)」を<見える化>する言語表現)。
・言語学からみた言語表現について(①意味論、②語用論)。
【事前学習】2時間
シラバスに目を通し、内容を確認し、不明な点をチェックしておくこと。
【事後学習】2時間
受業の中での説明とシラバスの内容を再度確認すること。
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第2回 | 思考(思想)の表現 | 思考(思想)を表現したものとしての「①悪文と②良文」の特色について。また思考(思想)を理解してもらうための表現方法としての「③説得する表現と④真偽を問題とする表現」の特色について。
【事前学習】2時間
日常生活の中で、どんな会話・議論が行われているか(自分が行っているか)、具体的なものを思い出してみる(あるいは書き出してみる)。
【事後学習】2時間
日常会話やレポートは①~④のどれであるか、また意識して行われているか反省してみる。
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第3回 | 言語学と現代論理学 | 「真/事実」を表現する言語表現について(①「自然言語」と「人工言語」、②「対象言語」と「メタ言語」、③「命題」と言われるものと、それらを結び付けるもの「論理的結合子」)。
【事前学習】2時間
前回の「事後学習」でも述べたように、新聞をはじめ、教科書、日常対話などの「表現」を「単一意味内容(1文ではない)」ごとに区別してみる。
【事後学習】2時間
日常表現の文が「命題」と「論理的結合子」の関係として、どのように分解できるか、実際に区分してみる。
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第4回 | 命題論理学の命題 | 日常表現をどのようにして論理学の「命題」として表現できるのか、その分析と記号による再構成の方法について。
【事前学習】2時間
「命題と論理的結合子」、日常表現の対応関係を復習しておくこと。
【事後学習】2時間
日常表現の短い単文・複文を用いて命題化してみる(日常表現と命題の違いを理解するために)。
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第5回 | 日常表現の命題化・記号化 | 練習問題(前回の説明を参考に、各自「命題化・記号化」を行ってもらう)。
【事前学習】2時間
命題化の方法を理解し、例題等を復習しておくこと。
【事後学習】2時間
他授業の教科書や配布プリントの一部分の「文」を、練習として命題化してみる。
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第6回 | 日常表現の命題化・記号化(続き) | 練習問題(前回の続き。各自「命題化」を行ってもらう)。
【事前学習】2時間
命題化の方法を理解し、例題等を復習しておくこと。
【事後学習】2時間
他授業の教科書や配布プリントの一部分の「文」を、練習として命題化してみる
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第7回 | 命題・真理・真理値表 | 「命題」には「正しいことを表している命題(真なる命題)」と「間違ったことを表している命題(偽なる命題)」が存在する。それを様々に組み合わせたら「正しい」・「間違っている」どちらの命題になるのか。その判定方法について。
【事前学習】2時間
論理学における「正しい表現」「誤った表現」と日常表現におけるそれらの意味の違い考えてみる。
【事後学習】2時間
論理学上の「正しさ」と日常の「正しさ」を比較し、相違点・共通点を整理し再確認する。
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第8回 | 命題の真偽判定 | 練習問題(前回の「真理値」「真理値表」を用いて、命題の「真偽」を判定する)。
【事前学習】2時間
前回の真理値表の書き方、見方を理解しておくこと。
【事後学習】2時間
日常表現の命題化、その真理値表の書き方等を復習する。
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第9回 | 命題の真偽判定(続き) | 練習問題(前回の「真理値」「真理値表」を用いて、命題の「真偽」を判定する)。
【事前学習】2時間
前回の真理値表の書き方、見方を理解しておくこと。
【事後学習】2時間
日常表現の命題化、その真理値表の書き方等を復習する。
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第10回 | 2つの複合命題の関係 | 2つの要素命題を論理的結合子を用いて複合命題したとき、いくつかの可能な複合命題の関係について、その真理値関係を見る。一般に「逆・裏・対偶」と呼ばれる関係である。
【事前学習】2時間
日常生活における「逆・裏・対偶」の関係にある具体的表現(事象)を考えて見る。
【事後学習】2時間
経済学関係の書籍・論文の中に、そそのような表現があるか探してみる。
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第11回 | 推論の妥当性判定(1) | 論理学的表現による「推論」とその「妥当性」(論理学の一つの目的は「正しい推論」を明らかにすることである。ではどのような推論が正しい推論(妥当な推論)なのか、その判定方法を説明する)。
【事前学習】2時間
日常生活における正しい「推論(推理)」の本質はどこにあるか、確認しておくこと。
【事後学習】2時間
論理学上の「妥当」の範囲、限界を理解しておくこと。
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第12回 | 推論の妥当性判定(1)(続き) | 練習問題(前回の説明を参考に、具体的な推論の「妥当性・非妥当性」を実際に判定する)。
【事前学習】2時間
判定法、その手順を理解しておくこと。
【事後学習】2時間
この判定から、何が言えるか、考えてみる。
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第13回 | 推論の妥当性判定(2) | 「真理値表」による妥当性判定法は、要素命題の数が多くなれば、実質的に不可能(困難)になる。そこでもう一つの「妥当性判定法」としての「真理値割り当て法」について説明する。
【事前学習】2時間
判定法を再度確認し、その限界を考えてみる。
【事後学習】2時間
もう一つの判定法でさえ、同様に限界があることを認識する。
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第14回 | 推論の妥当性判定(2)(続き) | 練習問題(前回の説明を参考に、具体的な推論の「妥当性・非妥当性」を実際に判定する)。
【事前学習】2時間
判定法、その手順を理解しておくこと。
【事後学習】2時間
2つの判定法の特色、適切な用い方を考えてみる。
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第15回 | 確認試験と解説 | 前期で説明した命題論理学の基本的立場、その適用範囲の確認試験(60分)および整理・解説(30分)を行う。
【事前学習】2時間
特に「推論」とは何かを再度整理し、日常表現(特に大学で接する書籍)の中での思考(推論)との関わりを明確にしておくこと(確実に理解できるまで)。
【事後学習】2時間
身の回りの「推論」を抽出し、論理学的判定を行ってみる。
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第16回 | 推論の実践 | 日常表現における「推論」の実践(妥当な推論が明らかになれば、どのように推論すれば、真なる命題を導出できるか、その方法を説明する)。
【事前学習】2時間
先に見たように、「妥当性判定法」にはいくつかあることを再確認し、複数の方法が存在することを理解する。
【事後学習】2時間
今まで練習した推論を、「前提」のみからこの方法で「結論」を導出してみる。
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第17回 | 推論の実践(続き) | 練習問題(前回の導出法を参考に、具体的な推論を行う)。
【事前学習】2時間
前回の方法を理解し、手順に従った推論が行えるようにしておくこと。
【事後学習】2時間
「結論」と「実際」とを比較し、論理学的推論(つまり「思考の推論」)の限界を確認する。
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第18回 | 形式論理学(名辞論理学)について | この論理学で重要な要素について。
・名辞(名前)<概念>について
・命題(文)<判断>について
【事前学習】2時間
「モノ・コト」の「名前(例えば「机・経済学」)」、また文「経済学はおもしろい」、それぞれ何を表現しているのか考えてみる。
【事後学習】1時間
論理学における「名辞」「命題」と、文法における「名詞」「文」の関係を考えてみる。
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第19回 | 対当関係 | 名辞論理学で扱える命題はどのようなものか(図を利用する)。またそれらの関係を、命題論理学の「逆・裏・対偶」と比較する。
【事前学習】2時間
命題論理学の「逆・裏・対偶」について再度意味内容を確認しておくこと。
【事後学習】2時間
両論理学おける2命題の関係を比較し、日常生活における具体的表現(命題)を考ええみる。
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第20回 | 形式論理学の推論(定言三段論法) | 形式論理学の「推論」について。その中心的推論である「定言三段論法」について。
【事前学習】2時間
いわゆる「三段論法」という推論はどのようなものか、概略を調べておくこと。
【事後学習】2時間
定言三段論法の「形式の練習」のため、簡単な推論を自分で構成してみる。
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第21回 | 推論の妥当性判定 | 定言三段論法の正しさ(妥当性)をいかに判定するか、その方法について(オイラーの図とヴェンの図による方法)。
【事前学習】2時間
一般に「推論(推理)」が「正しい(妥当である)」ということについて、前期の命題論理学における場合を確認しておくこと。
【事後学習】2時間
「オイラーの図」、「ヴェンの図」の使い方、その表現の意味(論理的意味!)を正しく理解する。
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第22回 | 推論の妥当性判定(続き) | 練習問題(定言三段論法の妥当性を両図を用いて判定する)。
【事前学習】2時間
前回の判定方法を十分活用できるよう復習しておくこと。
【事後学習】2時間
自分で三段論法をつくり判定方法を十分使いこなせるようにする。
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第23回 | 推論の妥当性判定(続き) | 練習問題(定言三段論法の妥当性を両図を用いて判定する。)。
【事前学習】2時間
前回の判定方法を十分活用できるよう復習しておくこと。
【事後学習】2時間
り判定方法を十分使いこなせるようにする。また自分で三段論法をつく判定してみる。
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第24回 | 論理学小史 | 論理学の誕生から現代の記号論理学への発展小史(アリストテレス、ストア学派、ライプニッツ、フレーゲ等)。
【事前学習】2時間
古代ギリシャ時代からいわゆる「学問・学術」というものがどのように西洋に拡大していったか、その歴史を概観しておくこと。ヨーロッパ一般史、哲学史、数学史等の文献を参考に調べておくこと。
【事後学習】2時間
「論理」が「一つ」ではないとはどういうことか、確認する。
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第25回 | 形式論理学と命題論理学 | 両論理学の基本的枠組・立場を比較し、「形式論理学」の存在意義を明らかにする。
【事前学習】2時間
前期の命題論理学(命題・論理的結合子・推論・妥当性等)を再確認しておくこと。
【事後学習】2時間
「論理」学は一つではなく、各々の論理学には「前提・枠組」があることを理解する。
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第26回 | 形式論理学から述語論理学へ | 命題論理学を基礎とし、「形式論理学」を再解釈し、後者の限界を切り開く「述語論理学」とはどういうものか。その基本的考え方、立場を「命題論理学」「形式論理学」と比較しながら説明する。
【事前学習】2時間
命題論理学の全体を復習しておくこと(特にその立場について)。
【事後学習】2時間
命題論理学のどの部分が述語論理学で見られるか確認する。
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第27回 | 述語論理学 | 形式論理学における「命題」表現と、述語論理学における「命題」表現を比較・解釈する(どのように命題を解釈し表現するか)。
【事前学習】2時間
形式論理学(名辞論理学)の「命題」及び命題の「構成要素」を確認しておくこと。
【事後学習】2時間
「述語論理学」における命題の「捉え方」を理解する。
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第28回 | 日常表現の命題化 | 練習問題(日常表現の命題化を形式論理学の命題化と比較しながら)。
【事前学習】2時間
述語論理学における命題の解釈及び記号化の確認。。
【事後学習】2時間
より複雑な表現の「命題化」を行ってみる。
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第29回 | 後期授業の確認 | 後期授業全体のまとめ(特に命題論理学と述語論理学の対応について)。
【事前学習】2時間
3論理学の関係と特色を整理しておくこと。
【事後学習】2時間
各々の論理学が、「論理」をどの程度明確にしてくれるか比較・検証してみる。
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第30回 | 確認試験と解説 | 前期(命題論理学)・後期(形式論理学・述語論理学)で説明した基本的立場、その適用範囲の確認試験(60分)および整理・解説(30分)を行う。
【事前学習】2時間
3論理学の対象・方法を整理し、それらの「基本的考え方(枠組み)」を再確認にしておくこと。
【事後学習】2時間
推論の正しさ(妥当性)と結論の正しさ(真偽)を、日常生活の中で意識的に区別できるように心がける。
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