講義名 法学 ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 金4
単位数 4

担当教員
氏名
小堀 裕子

学習目標(到達目標) 社会生活を送る上で重要となる「法」に関する基礎的な知識を身につける事を目的とする。
授業概要(教育目的) 前期は「法」に共通する基本的な原理・原則,及び権利について説明する。後期は,前期までの内容を踏まえた上で,刑事法や民事法の概要について主に説明する。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス・導入授業方針の説明、および条文や判例の読み方について説明する。
【事前学習】2時間
シラバスを読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業で学んで実際に条文を六法やインターネットを使用し見ておくこと。
第2回法とは何か社会における「法」の意義について説明する。
【事前学習】2時間
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間
社会における「法」の役割がどのようなものかまとめておくこと。
第3回法の目的・機能①法の主要な目的について説明する。
【事前学習】2時間
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間
「正義」「合目的性」「法的安定性」についてそれぞれまとめておくこと。
第4回法の目的・機能②前回に引き続き,現在注目されている機能について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。前回と併せて,「法」の目的・機能についてまとめておくこと。
第5回法と道徳社会生活を送る上で重要となる「法」の周辺領域である「道徳」について確認する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間
それぞれ紹介する学説について検討すること。
第6回法の歴史「法」がどのように社会生活で必要とされてくるようになったか説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
「法」の歴史についてまとめておくこと。
第7回法源①裁判の基準や根拠となる法源のうち,成文法について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
「憲法」「法律」「命令」「条例」等の意義についてまとめておくこと。
第8回法源②裁判の基準や根拠となる法源のうち,成文法について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
「慣習法」「判例法」「条理」についてまとめておくこと。
第9回法の分類①法の分類方法のうち,公法・私法・社会法と実体法,手続法の分類について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
授業で扱った法の分類方法についてまとめておくこと。
第10回法の分類②法の分類方法のうち,強行法・任意法と一般法・特別法の分類について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
授業で扱った法の分類方法についてまとめておくこと。
第11回法の解釈・適用「法」の解釈の意義と,具体的な解釈の方法について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
「法」の解釈の意義と,具体的な解釈の方法についてまとめておくこと。
第12回法と裁判わが国の裁判制度について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
わが国の裁判制度についてまとめておくこと。
第13回法と権利公権,私権,社会権について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
公権,私権,社会権の内容についてまとめておくこと。
第14回法の効力法の階層的効力,時間的・場所的・人的効力範囲について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
法の効力についてまとめておくこと。
第15回前期まとめ14回の講義で学んだことを総括し、法学の基礎知識について確認する。
【事前学習】2時間。
14回目までのプリントやノートを読み返しておくこと。
【事後学習】2時間。
確認問題で間違えたところについて,前回までのプリントやノートで確認しておくこと。
第16回刑事法の基本的な考え方刑法の基本原則である罪刑法定主義の意義,及び各種派生原則について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
刑法の基本原則についてまとめておくこと。
第17回刑罰の本質わが国の刑法にはどのような刑罰が法定されているのか,何のために刑罰が科せられるのか説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
わが国にはどのような刑罰があるのかまとめておくこと。
第18回刑法の機能刑罰法規が我々の社会生活に果たす機能について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
刑法の機能についてまとめておくこと。
第19回犯罪の成立要件①犯罪の成立要件である人の行為,構成要件該当性,違法性,有責性について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
犯罪がどのような場合に成立するかまとめておくこと。
第20回犯罪の成立要件②わが国の刑法にはどのような犯罪があるか,どのような場合に犯罪となるのか条文をもとに説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
授業で取り上げた事例をもとに、誰がどの犯罪に該当するのか検討しておくこと。
第21回刑事裁判手続刑事裁判手続の基本原則と,捜査・公訴提起・公判・刑の執行について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
刑事裁判手続についてまとめておくこと。
第22回民事法の基本的な考え方民事法の基本原則とされる私的自治の原則,所有権絶対の原則,過失責任の原則とその修正について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
民事法の基本原則についてそれぞれまとめておくこと。
第23回権利能力権利と義務の主体であるための資格について,特に自然人の場合について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
胎児にも私たちと同じような権利があたえられるかどうか、授業をもとに確認しておくこと。
第24回契約契約の一般的有効要件や無効,取消しについて説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
契約制度についてまとめておくこと。
第25回時効制度民法上の時効制度について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
取得時効と消滅時効についてまとめておくこと。
第26回物権と債権物権の性質,債権の意義について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
物権の持つ排他性・直接性・絶対性についてまとめておくこと。
第27回家族と法婚姻,親子関係や相続制度について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
親子関係や相続制度についてまとめておくこと。
第28回行政と法行政の意義、行政活動の内容について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
行政の意義と行政活動についてまとめておくこと。
第29回知的財産と法知的財産とは何か,特許権,著作権等について説明する。
【事前学習】2時間。
事前に配布するレジュメを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。
知的財産権についてまとめておくこと。
第30回後期まとめ16-29回の講義で学んだことを総括し、法学の基礎知識について確認する。
【事前学習】2時間。
16-29回目までのプリントやノートを読み返しておくこと。
【事後学習】2時間。
確認問題で間違えたところについて,前回までのプリントやノートで確認しておくこと。
授業形式 講義形式で行う。レジュメを配布し,必要に応じて板書を行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
50% 0% 50% 0% 0% 100%
評価の特記事項 小テストと定期試験を合わせて評価する。
テキスト 前期,後期ともプリントを配布する。
参考文献 授業中に適宜説明する。
オフィスアワー(授業相談) 授業後,必要に応じて質問を受け付ける。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 1回目のガイダンスに出席すること。新聞・テレビで報道される事例等に関心をもつこと。