講義名 メディア論 ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 火2
単位数 2

担当教員
氏名
小林 義寛

学習目標(到達目標) マス・コミュニケーションの効果・影響に関する研究の系譜を通して、マス・メディアが人々に与える影響を考えることができるようになる。
視聴率の問題点を通して、産業としてのテレビ局および日本のメディア産業の抱えている構造的な問題を捉えることができる。
授業概要(教育目的) 「メディア」とはなにか。これ自体がアプローチや研究視座によって多様に解釈される。個々の媒体としてのメディアであったり、産業区分であったり、一般的に漠然として扱われたり、など多様である。ここでは、「常識的」なコミュニケーション・モデルに関する基本的な研究を紹介し、その後、多くの誤解の上に参照される「視聴率」の問題点を考えることを通して、産業としてのテレビ局の問題点を考察する。それを通して、日本のメディア産業の構造的な問題を考える視野をもてるようにする。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス授業の特徴や成績評価方法など
第2回マス・コミュニケーションの効果影響研究①古典的・主流派の効果影響に関する研究の理論①
20世紀初めにおけるメディア環境とそこにおけるマス・コミュニケーションの効果影響に関する理論
第3回マス・コミュニケーションの効果影響研究②古典的・主流派の効果影響に関する研究の理論②20世紀中頃における、マス・コミュニケーションの、限定的な効果影響に関する理論
第4回マス・コミュニケーションの効果影響研究③古典的・主流派の効果影響に関する研究の理論③テレビ普及期以後のメディア環境におけるマス・コミュニケーションの効果影響に関する理論①
第5回マス・コミュニケーションの効果影響研究④古典的・主流派の効果影響に関する研究の理論④テレビ普及期以後のメディア環境におけるマス・コミュニケーションの効果影響に関する理論②
第6回効果影響に関する研究への批判①コミュニケーション・モデルに関する批判的な研究①アメリカを中心に発達したマス・コミュニケーションの効果影響に関する研究に対する批判的な研究①
第7回効果影響に関する研究への批判②コミュニケーション・モデルに関する批判的な研究②アメリカを中心に発達したマス・コミュニケーションの効果影響に関する研究に対する批判的な研究②
第8回効果影響に関する研究への批判③コミュニケーション・モデルに関する批判的な研究③アメリカを中心に発達したマス・コミュニケーションの効果影響に関する研究に対する批判的な研究③
第9回視聴率の抱える問題点①視聴率調査の方法とそこからわかること①
第10回視聴率の抱える問題点②視聴率調査の方法とそこからわかること②
第11回視聴率の抱える問題点③視聴率調査の方法とそこからわかること③
第12回視聴率の抱える問題点④視聴率調査からわかるテレビ産業の経営的問題点①
第13回視聴率の抱える問題点⑤視聴率調査からわかるテレビ産業の経営的問題点②
第14回視聴率の抱える問題点⑥視聴率調査からわかるテレビ産業の経営的問題点③
第15回まとめと課題課題レポートについて
授業形式 講義形式で授業を展開する。
必要な授業資料は適時エコリンク上に事前にアップしておくので、その際には、授業時に資料を手元に参照しながら進める。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 60% 0% 0% 40% 100%
評価の特記事項 最終レポート(60%)を提出しない場合には評価しない。
授業時に1~2回、小レポート(計40%)を指定する。
テキスト なし
必要な資料は適時、授業時に事前にエコリンク上に資料をアップロードしておくので、授業に際してはダウンロードしておくこと。
参考文献 授業時に適時指示する。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 必要な資料は適時、授業時に事前にエコリンク上に資料をアップロードしておくので、授業に際してはダウンロードしておくこと。